二連式散弾銃 / Double-barreled shotgun

 二連式散弾銃は、銃の連発化の為に考え出された中で、最も歴史の古い設計の散弾銃である。
 水平二連式(Side by side)とよりモダンな上下二連式(Over & under)のふたつがあり、文字通り左右か上下に銃身が2本並んでいるのが特徴である。弾薬の装填と排莢は、中折れ式(Break action)としたものが一般的で、狩猟用やスポーツ射撃用として、現在もポピュラーな銃器である。

 セミオートポンプアクション式の散弾銃に比べ構造的にシンプルで、機械的なトラブルのリスクが少ないことから、散弾銃を用いる射撃競技では普通この(上下)二連式が用いられる。また、薬莢を遠くに飛ばしたりすることもなく、弾を抜いて、折った状態で持ち運べば、見た目にも安全とわかりやすいことから、初心者向けとしても好まれる銃種である。
 西部開拓時代やアメリカ独立戦争の際に自前の猟銃を持ち出していたこともあり、この頃を題材としたフィクションにおいて、しばしば登場する。自前の銃の持込が許可されている軍では、使い慣れた銃でなおかつ信頼性が高い武器として持ち込む兵士も多い。

 これらの二連式の銃は、散弾銃以外にもライフルやごく初期の拳銃などにも存在する。

 

 以下著名なものを記載する。

モデルゲージ全長銃身長重量製造国
レミントン スパルタン10012ゲージ44.5〜39インチ19.5〜24インチ6.5ポンドアメリカ
イサカ オートバーグラー20ゲージ16インチ12.5〜10.1インチ4.5ポンドアメリカ

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