#author("2019-12-25T17:43:30+09:00","default:user","user")
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*用語一覧に準ずるフリーページ [#becky23e]
 本項は[[用語一覧]]に準じてページを作る際、情報が不完全と判断した場合に一時的に掲載するページである。
 
**点火方式 [#qccab660]
 実包の発射薬に点火する方式。現代のメタルカートリッジ(金属薬莢)では基本的に実包は弾丸・装薬・薬莢で構成されており、薬莢底部の雷管をファイアリングピンによって叩き火花を発生させ、装薬に点火する雷管方式が広く用いられている。
 しかし過去にはハンマーで直に雷管を叩く方式や、[[パーカッション]]ロック(管打)式、[[マッチロック>火縄銃]](火縄)式、[[ホイールロック]](鋼輪・歯輪)式・[[フリントロック]](火打ち石・燧石)式などが使用されていた。

//余談過ぎるが、英語で爆発を予告する"Fire in the hole!"は、マッチロック式の火が薬室に入った際に叫んだのが始まりと言われている。
//↑調査したところ、異なるようなのでコメントアウトします(もし何か確証となる典拠を発見された場合も、一覧ではなく該当ページの方に追記をお願いいたします)。

**和製英語と日本語の訳 [#dc1b8746]
・撃針=ファイアリングピン(関連:[[AFPB]])
・撃鉄=[[ハンマー]]
・銃口=マズル
・銃床=[[ストック]]
・銃身=バレル
・銃把=グリップ
・銃本体/機関部=レシーバー
・弾倉=[[マガジン]](関連:[[シングルカラム]]、[[ダブルカラム]]、[[ドラムマガジン]])
・引き金=トリガー
・用心金=[[トリガーガード]]
・薬室=チャンバー(チェンバー)
・遊底=ボルト・スライド(主に[[自動拳銃]])
・単発銃=[[シングルショット]]
・鉄帽=[[ヘルメット]]
・孔照門=[[ピープサイト>照準器]]
・火器=ファイアアームズ
・望遠照準器=[[スコープ]]
・消炎筒=[[フラッシュハイダー]]
・被筒=[[ハンドガード]]
・排莢器=エキストラクター

・マズルブレーキ……[[コンペンセイター]]の別称。大砲の同種部品はこの名で言われる事が多い。
//「一種」(機能的な別種)ではないため変更。
・シアバー……引き金と[[撃鉄>ハンマー]]を接続する部品。
・シア……[[コッキング]]から発射までの間、ハンマーを押さえる部品。引き金を引くことによってシアによる押さえが解かれ、ハンマーが落ちる。逆鉤。
・トリガーバー……トリガーの動きをハンマーに伝える部品。
・ディスコネクター……スライド(ボルト)の後退に伴って、トリガーとハンマーの連結を断つ部品。トリガーバー等、別の部品が兼ねている場合も多い。
・ロングアーム……[[小銃]]などの両手で持つ銃の総称。日本語では長銃や長身銃と訳される。
・ショルダーアーム……[[ストック]]などを肩に当てて撃つ銃の総称。[[小銃]]や[[軽機関銃]]などが該当する。
・弾薬帯……「弾帯」とも。機能的に別であるが「機関銃の給弾部として機能する給弾ベルト」と、「体に巻き付け弾薬を保持するためのベルト」の両方ともをこの単語で呼ぶ。原義的にはそれぞれ「Ammo(Ammunition) Belt」と「Bandolier」であるが、英語においてもよほど厳密な場合を除き区別せず使用される。
//・弾帯/Gun belt……[[機関銃]]の給弾用に使われるベルト。フィクションではミリタリーファッションとして使われることも多い。
//↑「Gun」Beltというと文字通り「銃」の方を固定するベルトのためコメントアウト。
・エジェクターロッド……シリンダーから空の薬莢を輩出する際に使用する棒状の部品。
・エジェクターロッド……銃身下にある、シリンダーから空の薬莢を輩出する際に使用する棒状の部品。銃によってはエジェクターシュラウドと呼ばれるカバーが取り付けられている物もある。

//**各種略語 [#ae6334b8]
//・AR=Assault rifle((Automatic rifle:[[自動小銃]]とされることもある))の略、[[突撃銃]]
//・SR=Sniper rifleの略、[[狙撃銃]]
//・SAR=Semi-automatic rifleの略、半自動小銃
//・LMG=Light machine gunの略、[[軽機関銃]]
//・FMG=Fixed machine gunの略、固定銃座
//・SG=Shotgunの略 [[散弾銃]]
//(以下未完成につき、後日作業いたします。)
//↑主にゲームなどで見られるもので一般的な略称とは思われないのでコメントアウト。


**弾薬 [#zf21bf18]
・.38Spl……1902年に[[S&W>スミス アンド ウェッソン]]によって開発された[[回転式拳銃]]弾。1970年代まではアメリカにおいて最も標準的な回転式拳銃弾として多くの公的機関で広く採用されていたが、[[自動拳銃]]が主流となった1980年代以降は公的機関での採用が急速に減ってしまった。
・.357Magnum……1935年に[[S&W M27>SW M27]]と共に開発されたマグナム弾。設計は[[S&W>スミス アンド ウェッソン]]社と[[ウィンチェスター]]社。この実包が使用できるように設計されている[[回転式拳銃]]は、38口径リボルバー用実包の中では標準的な存在である.38Spl弾の使用も可能なため、拳銃用マグナム弾としては最も広く普及した。
・.44Magnum……1955年に[[S&W>スミス アンド ウェッソン]]社と[[レミントン]]社によって開発され、[[S&W M29>SW M29]]と共に最強の拳銃弾としてデビューしたマグナム弾。現在は下記の.50AEなどの更に強力なマグナム弾に最強の拳銃弾の座を奪われているが、狩猟用弾薬としては未だに使用され続けている。
・.45LC……1873年に[[コルト]]社が開発した回転式拳銃弾。[[コルト SAA]]をはじめ、現存する多くの[[シングルアクション]][[リボルバー>回転式拳銃]]に採用されている。
・4.6mm×30……[[H&K>ヘックラー ウント コッホ]]社が開発した拳銃弾。[[FN>ファブリク ナショナル]]社の5.7mmx28弾と同じく[[PDW]]の条件を満たす弾薬であるが、[[H&K>ヘックラー ウント コッホ]]社によれば4.6mm弾の性能は5.7mm弾のそれを上回るものであるという。[[HK MP7>短機関銃/HK MP7]]で使用されている。
・.22LR……1857年に[[S&W>スミス アンド ウェッソン]]社が開発したリムファイア(薬莢底面のどの部分を撃っても撃発する)弾薬。現代においては主にスポーツ用[[自動拳銃]]の弾薬として使用されるが、[[回転式拳銃]]用や[[小銃]]用としても広く使われている。
・5.7mmx28……[[FN>ファブリク ナショナル]]社の開発した拳銃弾。[[PDW]]の条件を満たすために開発されたもので、拳銃弾サイズでありながらライフル弾のようなボトルネック状の弾となっており貫通力に優れる。また弾体重量はわずか2gほどであり反動の軽減と初速の向上に貢献している。[[FN P90>短機関銃/FN P90]]や[[FN ファイブセブン]]で使用されている。
・[[9mmx19>9mmパラベラム弾]]……1902年にDWM(Deutsche Waffen und Munition Fabrik/ドイツ兵器&弾薬製造会社)によって開発された[[自動拳銃]]弾。一般には「9mmLuger」や「9mmParabellum」の名で知られる。元々は[[ルガー P08]]の前身であるM1902の使用弾として開発されたが、現代においては自動拳銃弾の中で最も標準的な存在となっている。
・[[.40S&W>.40SW弾]]……1990年代に[[S&W>スミス アンド ウェッソン]]社が開発した自動拳銃弾。近年は9mmx19や.45ACPと並び、標準的な自動拳銃弾として広く使われている。
・[[.45ACP>.45ACP弾]]……[[コルト]]社によって開発された自動拳銃弾。[[ストッピングパワー]]に優れ、1911年に[[M1911>コルト ガバメント]]と共にアメリカ軍に採用された。主にアメリカでの需要が高い弾だが、亜音速弾で[[サプレッサー>減音器]]との相性がよく、特殊部隊で使用されることもある。「ACP」とは「Automatic Colt Pistol」の略。
・.50AE……[[IMI デザートイーグル]]などで知られるマグナム弾。現在使用できる[[自動拳銃]]用弾薬としては最高威力を誇る。AEは「Action Express」の略。
・5.45mmx39……西側諸国(NATO各国)の[[小銃]]弾小口径化に対抗すべく[[ソビエト>USSR]]が開発した[[小銃]]弾。普及銃種の都合から、7.62mmx39ほど広く使われてはいない。
・5.56mmx45……[[レミントン]]社によって開発され、[[M16>コルト AR15]]と共にアメリカ軍に採用される。その後[[FN>ファブリク ナショナル]]社による改良を加えたものがNATOにて採用される。NATOに採用されて以来、[[突撃銃]]の標準的口径となっている小銃弾。アメリカ軍も[[M16A2>コルト AR15A2]]以降は後者を使用している。[[レミントン]]社のものは.223レミントン弾、[[FN>ファブリク ナショナル]]社のものは5.56mmNATO弾と呼ばれる。この2つは口径こそ同じだが、設計に差があるため銃器が対応したもののみ使用することを推奨されてる。
・7.62mmx39……1943年に[[ソビエト>USSR]]で開発された[[小銃]]弾。[[AK47>USSR AK47]]をはじめとした東側諸国の各ライフルの弾薬として広く使用されている。
・7.62mmx51……1952年に[[ウィンチェスター]]社が開発した[[小銃]]弾。公的機関では「7.62mmNATO」、民間では「.308Winchester」の名で知られる。当初は[[M14>スプリングフィールド M14]]などの[[突撃銃]]([[自動小銃]])用として使用されたが、現在は主に[[狙撃銃]]用や[[機関銃]]用として使われている。
・12.7mmx99……「.50BMG(.50Browning Machine Gun)」の名で知られる[[重機関銃]]弾。[[ブローニング M2>重機関銃/ブローニング M2]]の使用弾として作られた。その他に[[バレット M82]]などの[[対物小銃>対物火器]]においても使用される。

**製造方法 [#b0d02095]
ダイカスト/die-casting……溶かした金属を鋳型に注入し、高圧力をかけて各部品を成型していく加工法。基本的に強度には劣るが、安価なため大量生産に向く。
//ダイキャストとも呼ばれる
//↑表記揺れについて逐一説明は不要です
//玩具製造などで行われている
//↑銃部品の製造に使用されている説明として不適です。

**装填方式 [#d33bd771]
マズルローダー/Muzzle-loader……先込め式、あるいは前装式とも。銃口から弾と火薬を装填する方式。
ブリーチローダー……元込め式、あるいは後装式とも。銃尾から弾丸を装填する方式。

**その他 [#zf21bf18]
銃眼/Eyelet……銃を撃つために壁に開けた穴。
スナップショット/Snap shot……狩猟の際に、狙いを定めず銃を連射する行為。
ダブルタップ……素早く相手の胴体に二発命中させること。
プリンキング……アメリカで行われる、自宅の敷地内で空き缶などの動かない的を標的にして撃つ遊び。
ローレディ・ポジション……銃口を下に向けて構える。
ハイレディ・ポジション……銃口を上に向けて構える。
流れ弾/Stray bullet……発射の際、標的に当たらずそのまま飛んで行った弾丸。
跳弾……発射の際、物に斜めから当たった弾丸が跳ね返る現象。
据銃/Gun trap……ワイヤーなどでトリガーが作動するように細工した銃。狩猟や戦場で罠として使用する。
ヘッドショット……頭を狙って撃つこと。
ハンドロード(手詰め)……手作業で弾薬が作成されたことを指す。薬莢の再利用、弾頭や装薬の調整などが可能な利点がある。
//薬莢の再利用や銃に合わせて精度の高い弾を作成したり、用途に応じて威力を調節する目的で行われる。また市販されていない[[口径]]の弾を作る時にも行うことがある。
//↑冗長度が高くなってきたため簡潔に統一。
ファクトリーロード(工場装弾)……手作業のハンドロードに対して、弾薬が工場で生産されたことを指す。
//大量生産であるため精度に限界があるとされる。ただし、機械的に高精度で製造された精密弾も存在する。
//↑工場生産は大量生産に限定されませんし、大量生産であっても言うまでもなく一般的には手作業より遥かに高精度ですので除外。
弾薬箱/Ammunition box……保管や運搬の際に弾薬や砲弾を入れる専用の箱。防水処理が施され、持ち運びに便利なように、[[キャリングハンドル]]が取り付けられた物も多い。
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