#author("2019-03-19T19:15:34+09:00","default:user","user")
#author("2024-04-07T12:46:37+09:00","default:user","user")
*用語一覧に準ずるフリーページ [#becky23e]
 本項は[[用語一覧]]に準じてページを作る際、情報が不完全と判断した場合に一時的に掲載するページである。
 
#contents

**点火方式 [#qccab660]
 実包の発射薬に点火する方式。現代のメタルカートリッジ(金属薬莢)では基本的に実包は弾丸・装薬・薬莢で構成されており、薬莢底部の雷管をファイアリングピンによって叩き火花を発生させ、装薬に点火する雷管方式が広く用いられている。
 しかし過去にはハンマーで直に雷管を叩く方式や、[[パーカッション]]ロック(管打)式、[[マッチロック>火縄銃]](火縄)式、[[ホイールロック]](鋼輪・歯輪)式・[[フリントロック]](火打ち石・燧石)式などが使用されていた。
 以前には、[[パーカッション]]ロック(管打)式、[[マッチロック>火縄銃]](火縄)式、[[ホイールロック]](鋼輪・歯輪)式・[[フリントロック]](火打ち石・燧石)式など、いずれも銃本体に火種を発する点火装置が設けられていたが、これを内包した金属薬莢の登場により過去のものとなった。

//余談過ぎるが、英語で爆発を予告する"Fire in the hole!"は、マッチロック式の火が薬室に入った際に叫んだのが始まりと言われている。
//↑調査したところ、異なるようなのでコメントアウトします(もし何か確証となる典拠を発見された場合も、一覧ではなく該当ページの方に追記をお願いいたします)。

**和製英語と日本語の訳 [#dc1b8746]
**和製用語とその訳 [#dc1b8746]
・撃針=ファイアリングピン(関連:[[AFPB]])
・撃鉄=[[ハンマー]]
・銃口=マズル
・銃床=[[ストック]]
・[[銃床]]=ストック
・銃身=バレル
・銃把=グリップ
・[[銃把]]=グリップ
・銃本体/機関部=レシーバー
・弾倉=マガジン(関連:[[ダブルカラム]])
・弾倉=[[マガジン]](関連:[[シングルカラム]]、[[ダブルカラム]]、[[ドラムマガジン]])
・引き金=トリガー
・用心金=[[トリガーガード]]
・薬室=チャンバー(チェンバー)
・遊底=ボルト・スライド(主に[[自動拳銃]])
・単発銃=[[シングルショット]]
・鉄帽=[[ヘルメット]]
・孔照門=[[ピープサイト>照準器]]
・火器=ファイアアームズ
・望遠照準器=[[スコープ]]
・消炎筒=[[フラッシュハイダー]]
・被筒=[[ハンドガード]]
・排莢器=エキストラクター
・棹桿=[[コッキングハンドル]]
・弾嚢=[[マガジンポーチ>マガジン]]
・逆鉤=シア
・先台=フォアエンド

・マズルブレーキ……[[コンペンセイター]]の一種。砲の同種部品はこの名で言われる事が多い。
**部品・銃種 [#of13657b]
・マズルブレーキ……[[コンペンセイター]]の別称。大砲の同種部品はこの名で言われる事が多い。
//「一種」(機能的な別種)ではないため変更。
・マズルスレッド……銃口に設けられたネジ切り。[[フラッシュハイダー]]や[[サイレンサー>減音器]]等を付け替えて使用するために設けられる。
・シアバー……引き金と[[撃鉄>ハンマー]]を接続する部品。
・シア……[[コッキング]]から発射までの間、ハンマーを押さえる部品。引き金を引くことによってシアによる押さえが解かれ、ハンマーが落ちる。逆鉤。
・シア……[[コッキング]]から発射までの間、ハンマーを押さえる部品。引き金を引くことによってシアによる押さえが解かれ、ハンマーが落ちる。
・トリガーバー……トリガーの動きをハンマーに伝える部品。
・ディスコネクター……スライド(ボルト)の後退に伴って、トリガーとハンマーの連結を断つ部品。トリガーバー等、別の部品が兼ねている場合も多い。
・ロングアーム……[[小銃]]などの両手で持つ銃の総称。日本語では長銃と訳す。
・[[弾薬帯>弾帯]]……「弾帯」とも。機能的に別であるが「機関銃の給弾部として機能する給弾ベルト」と、「体に巻き付け弾薬を保持するためのベルト」の両方ともをこの単語で呼ぶ。原義的にはそれぞれ「Ammo(Ammunition) Belt」と「Bandolier」であるが、英語においてもよほど厳密な場合を除き区別せず使用される。
//・弾帯/Gun belt……[[機関銃]]の給弾用に使われるベルト。フィクションではミリタリーファッションとして使われることも多い。
//↑「Gun」Beltというと文字通り「銃」の方を固定するベルトのためコメントアウト。
・エジェクターロッド……リボルバーの銃身下にある、シリンダーから空の薬莢を輩出する際に使用する棒状の部品。銃によってはエジェクターシュラウドと呼ばれるカバーが取り付けられている物もある。ちなみにシュラウドとは英語で覆う物の意味。
・バレルジャケット……銃身を冷やすために被せるカバー。水冷式の物と、複数の放熱穴が開けられている空冷式の二種類がある。
・スムースボア/Smoothbore……[[散弾銃]]では一般的な、銃身に[[ライフリング]]が施されていない状態のこと。滑腔銃身とも。
・ロック/Lock……弾丸の発射薬に点火する装置。
・ファーニチャー/Furniture……[[銃床]]をはじめとする、射手が銃を保持・携行するのに使用する付属品の総称。銃器の英語資料でFurnitureとあれば、銃床や[[銃把]]、[[先台>ハンドガード]]のことを差していると考えて良い。
・フィニッシュ/Finish……表面仕上げ(加工)のこと。コート/Coat、コーティング/Coatingとも。「○○フィニッシュ」と言うように仕上げ方法とセットで用いられることが多い(例:ニッケルフィニッシュ、PVDコーティング)。防錆・耐久性向上目的の他、目的に合った見た目((軍用であれば視認性が低下する仕上げ、観賞用であれば見た目を美しくする仕上げとなる。))を持たせたり、滑り特性を変える目的で施される。
・マグナム/Magnum……既存の弾薬をベースに薬莢を延長して威力を高めた[[弾薬]]。既存の弾頭を共有しつつも、火薬容量を高める、既存弾との誤用を防ぐなどの目的がある。代表例はリボルバー用の.38スペシャルと.357マグナム、ライフル用の.308ウィンチェスターと.300ウィンチェスターマグナム等である。既存弾のソースアップではなく、単純に弾薬のハイパワーさをアピールするためにマグナムを冠することもある。
・ロングアーム……[[小銃]]などの両手で持つ銃の総称。日本語では長銃や長身銃と訳される。
・ショルダーアーム……[[ストック>銃床]]などを肩に当てて撃つ銃の総称。[[小銃]]や[[軽機関銃]]などが該当する。
・ドアガン/Door Gun……輸送ヘリの後部ドア付近に搭載される旋回式の[[機関銃]]。キャビンの乗員が使用する。使用されるのは[[汎用機関銃>GPMG]]や[[重機関銃]]が主。
・ジップガン(パイプガン)/Zip Gun(Pipe Gun)……ありあわせの材料などで作成される自家製簡易銃。鉄パイプなどを利用した場合後者で呼ばれることがある。ライフリングや[[照準器]]などがない粗雑な作りの物が多い。また銃の所持を隠すためにペンなど日用品に仕込んだ隠匿性の高いものも存在する。[[3Dプリント銃>ポリマーフレーム]]もジップガンの一種として数えられる。その特性からメディアではダーティーな使われ方が多い。
・ゴーストガン/Ghost Gun……シリアルナンバーが無いため当局の管理を受けない銃。アメリカにおいて販売される銃のレシーバーにはシリアルナンバーが刻印され、購入者の情報と共に紐づいてATFの登録を受ける。ただし、自家製の銃はこの管理対象にならない。このためシリアルナンバーのあるレシーバー以外の部品を集め、レシーバー部分を自分で作成して組み立てればシリアルナンバーを持たない銃(ゴーストガン)が出来上がる。管理対象のレシーバー部もレシーバーにとして認定されない程度まで加工され、加工用治具まで用意して販売されている。正規の方法で銃を購入できない犯罪者が銃を手にする手段として使われ、問題となっている。
・トレイルガン/Trail Gun……Trail=獣道。アウトドア時に持ち歩く銃器。想定する害獣により形態(拳銃・小銃・散弾銃)も弾薬も様々。
・ブラッシュガン(ブラシガン)/Brush Gun……Brush=茂み。枝葉や藪ごと獲物を撃ちぬく[[猟銃]]。.45-70ガバメント弾などの丸頭の重量低速弾が向いているとされる。
・ダブルライフル……水平二連式のライフル。

//**各種略語 [#ae6334b8]
//・AR=Assault rifle((Automatic rifle:[[自動小銃]]とされることもある))の略、[[突撃銃]]
//・SR=Sniper rifleの略、[[狙撃銃]]
//・SAR=Semi-automatic rifleの略、半自動小銃
//・LMG=Light machine gunの略、[[軽機関銃]]
//・FMG=Fixed machine gunの略、固定銃座
//・SG=Shotgunの略 [[散弾銃]]
//(以下未完成につき、後日作業いたします。)
//↑主にゲームなどで見られるもので一般的な略称とは思われないのでコメントアウト。


**弾薬 [#zf21bf18]
**弾薬[#zf21bf18]
・.38Spl……1902年に[[S&W>スミス アンド ウェッソン]]によって開発された[[回転式拳銃]]弾。1970年代まではアメリカにおいて最も標準的な回転式拳銃弾として多くの公的機関で広く採用されていたが、[[自動拳銃]]が主流となった1980年代以降は公的機関での採用が急速に減ってしまった。
・.357Magnum……1935年に[[S&W M27>SW M27]]と共に開発されたマグナム弾。設計は[[S&W>スミス アンド ウェッソン]]社と[[ウィンチェスター]]社。この実包が使用できるように設計されている[[回転式拳銃]]は、38口径リボルバー用実包の中では標準的な存在である.38Spl弾の使用も可能なため、拳銃用マグナム弾としては最も広く普及した。
・.44Magnum……1955年に[[S&W>スミス アンド ウェッソン]]社と[[レミントン]]社によって開発され、[[S&W M29>SW M29]]と共に最強の拳銃弾としてデビューしたマグナム弾。現在は更に強力なマグナム弾に最強の拳銃弾の座を奪われているが、狩猟用弾薬としては未だに使用され続けている。
・.44Magnum……1955年に[[S&W>スミス アンド ウェッソン]]社と[[レミントン]]社によって開発され、[[S&W M29>SW M29]]と共に最強の拳銃弾としてデビューしたマグナム弾。現在は下記の.50AEなどの更に強力なマグナム弾に最強の拳銃弾の座を奪われているが、狩猟用弾薬としては未だに使用され続けている。
・.45LC……1873年に[[コルト]]社が開発した回転式拳銃弾。[[コルト SAA]]をはじめ、現存する多くの[[シングルアクション]][[リボルバー>回転式拳銃]]に採用されている。
・4.6mm×30……[[H&K>ヘックラー ウント コッホ]]社が開発した拳銃弾。[[FN>ファブリク ナショナル]]社の5.7x28mm弾と同じく[[PDW]]の条件を満たす弾薬であるが、[[H&K>ヘックラー ウント コッホ]]社によれば4.6mm弾の性能は5.7mm弾のそれを上回るものであるという。[[HK MP7>短機関銃/HK MP7]]で使用されている。
・4.6mm×30……[[H&K>ヘックラー ウント コッホ]]社が開発した拳銃弾。[[FN>ファブリク ナショナル]]社の5.7mmx28弾と同じく[[PDW]]の条件を満たす弾薬であるが、[[H&K>ヘックラー ウント コッホ]]社によれば4.6mm弾の性能は5.7mm弾のそれを上回るものであるという。[[H&K MP7>短機関銃/HK MP7]]で使用されている。
・.22LR……1857年に[[S&W>スミス アンド ウェッソン]]社が開発したリムファイア(薬莢底面のどの部分を撃っても撃発する)弾薬。現代においては主にスポーツ用[[自動拳銃]]の弾薬として使用されるが、[[回転式拳銃]]用や[[小銃]]用としても広く使われている。
・5.7x28mm……[[FN>ファブリク ナショナル]]社の開発した拳銃弾。[[PDW]]の条件を満たすために開発されたもので、拳銃弾サイズでありながらライフル弾のようなボトルネック状の弾となっており貫通力に優れる。また弾体重量はわずか2gほどであり反動の軽減と初速の向上に貢献している。[[FN P90>短機関銃/FN P90]]や[[FN ファイブセブン]]で使用されている。
・9mmx19……1902年にDWM(Deutsche Waffen und Munition Fabrik/ドイツ兵器&弾薬製造会社)によって開発された[[自動拳銃]]弾。一般には「9mmLuger」や「9mmParabellum」の名で知られる。元々は[[ルガー P08]]の前身であるM1902の使用弾として開発されたが、現代においては自動拳銃弾の中で最も標準的な存在となっている。
・.40S&W……1990年代に[[S&W>スミス アンド ウェッソン]]社が開発した自動拳銃弾。近年は9mmx19や.45ACPと並び、標準的な自動拳銃弾として広く使われている。
・.45ACP……[[コルト]]社によって開発された自動拳銃弾。[[ストッピングパワー]]に優れ、1911年に[[M1911>コルト ガバメント]]と共にアメリカ軍に採用された。主にアメリカでの需要が高い弾だが、亜音速弾で[[サプレッサー>減音器]]との相性がよく、特殊部隊で使用されることもある。「ACP」とは「Automatic Colt Pistol」の略。
・.50AE……[[IMI デザートイーグル]]などで知られるマグナム弾。現在実用できる[[自動拳銃]]用弾薬としては最高威力を誇る。「Action Express」の略。
・5.45mmx39……西側諸国(NATO各国)の[[小銃]]弾小口径化に対抗すべく[[ソビエト>USSR]]が開発した[[小銃]]弾。普及銃種の都合から、7.62mmx39ほど広く使われてはいない。
・5.56mmx45……[[レミントン]]社によって開発され、[[M16>コルト AR15]]と共にアメリカ軍に採用される。その後[[FN>ファブリク ナショナル]]社による改良を加えたものがNATOにて採用される。NATOに採用されて以来、[[突撃銃]]の標準的口径となっている小銃弾。アメリカ軍もM16A2以降は後者を使用している。[[レミントン]]社のものは.223レミントン弾、[[FN>ファブリク ナショナル]]社のものは5.56mmNATO弾と呼ばれる。この2つは口径こそ同じだが、設計に差があるため銃器が対応したもののみ使用することを推奨されてる。
・7.62mmx39……1943年に[[ソビエト>USSR]]で開発された[[小銃]]弾。[[AK47>USSR AK47]]をはじめとした東側諸国の各ライフルの弾薬として広く使用されている。
・7.62mmx51……1952年に[[ウィンチェスター]]社が開発した[[小銃]]弾。公的機関では「7.62mmNATO」、民間では「.308Winchester」の名で知られる。当初は[[M14>スプリングフィールド M14]]などの[[突撃銃]]([[自動小銃]])用として使用されたが、現在は主に[[狙撃銃]]用や[[機関銃]]用として使われている。
・12.7mmx99……「.50BMG(.50Browning Machine Gun)」の名で知られる[[重機関銃]]弾。[[ブローニング M2>重機関銃/ブローニング M2]]の使用弾として作られた。[[対物小銃>対物火器]]においても使用される。
・5.7mmx28……[[FN>ファブリク ナショナル]]社の開発した拳銃弾。[[PDW]]の条件を満たすために開発されたもので、拳銃弾サイズでありながらライフル弾のようなボトルネック状の弾となっており貫通力に優れる。また弾体重量はわずか2gほどであり反動の軽減と初速の向上に貢献している。[[FN P90>短機関銃/FN P90]]や[[FN ファイブセブン]]で使用されている。
・[[9mmx19>9mmパラベラム弾]]……1902年にDWM(Deutsche Waffen und Munition Fabrik/ドイツ兵器&弾薬製造会社)によって開発された[[自動拳銃]]弾。一般には「9mmLuger」や「9mmParabellum」の名で知られる。元々は[[ルガー P08]]の前身であるM1902の使用弾として開発されたが、現代においては自動拳銃弾の中で最も標準的な存在となっている。
・[[.40S&W>.40SW弾]]……1990年代に[[S&W>スミス アンド ウェッソン]]社が開発した自動拳銃弾。近年は9mmx19や.45ACPと並び、標準的な自動拳銃弾として広く使われている。
・[[.45ACP>.45ACP弾]]……1905年に[[コルト]]社によって開発された自動拳銃弾。[[ストッピングパワー]]に優れ、1911年に[[M1911>コルト ガバメント]]と共にアメリカ軍に採用された。主にアメリカでの需要が高い弾だが、亜音速弾で[[サプレッサー>減音器]]との相性がよく、特殊部隊で使用されることもある。「ACP」とは「Automatic Colt Pistol」の略。
・.50AE……[[IMI デザートイーグル]]などで知られるマグナム弾。現在使用できる[[自動拳銃]]用弾薬としては最高威力を誇る。AEは「Action Express」の略。
・[[10mm Auto>10mmオート弾]]……1983年にスウェーデンのFFV ノーマ(ノルマ)社で[[DD ブレンテン]]用に開発された自動拳銃弾。現在では狩猟用としての需要が高い。
・[[5.45mmx39>5.45mm x39弾]]……西側諸国(NATO各国)の[[小銃]]弾小口径化に対抗すべく[[ソビエト>USSR]]が開発した[[小銃]]弾。普及銃種の都合から、7.62mmx39ほど広く使われてはいない。
・[[5.56mmx45>5.56mm x45弾]]……[[レミントン]]社によって開発され、[[M16>コルト AR15]]と共にアメリカ軍に採用される。その後[[FN>ファブリク ナショナル]]社による改良を加えたものがNATOにて採用されて以来、[[突撃銃]]の標準的口径となっている小銃弾。アメリカ軍も[[M16A2>コルト AR15A2]]以降は後者を使用している。[[レミントン]]社のものは.223レミントン弾、[[FN>ファブリク ナショナル]]社のものは5.56mmNATO弾と呼ばれる。この2つは口径こそ同じだが、設計に差があるため銃器が対応したもののみ使用することを推奨されてる。
・[[7.62mmx39>7.62mm x39弾]]……1943年に[[ソビエト>USSR]]で開発された[[小銃]]弾。[[AK47>USSR AK47]]をはじめとした東側諸国の各ライフルの弾薬として広く使用されている。
・[[7.62mmx51>7.62mm×51弾]]……1952年に[[ウィンチェスター]]社が開発した[[小銃]]弾。公的機関では「7.62mmNATO」、民間では「.308Winchester」の名で知られる。当初は[[M14>スプリングフィールド M14]]などの[[突撃銃]]([[自動小銃]])用として使用されたが、現在は主に[[狙撃銃]]用や[[機関銃]]用として使われている。
・12.7mmx99……「.50BMG(.50Browning Machine Gun)」の名で知られる[[重機関銃]]弾。[[ブローニング M2>重機関銃/ブローニング M2]]の使用弾として作られた。その他に[[バレット M82]]などの[[対物小銃>対物火器]]においても使用される。

**製造方法 [#b0d02095]
ダイカスト/die-casting……溶かした金属を鋳型に注入し、高圧力をかけて各部品を成型していく加工法。1830年にアメリカで開発された。基本的に強度には劣るが、安価なため大量生産に向く。ダイキャストとも呼ばれる。
MIM/Metal Injection Molding……金属粉末射出成型法。金属粉末を高圧成型・焼結する粉末冶金と[[プラスチック>ポリマーフレーム]]の射出加工を組み合わせた加工法。量産性を持ちながら[[ロストワックス]]より精度が高い。しかしながら大きな部品の製造が困難である。キンバー社が古くから[[M1911クローン>キンバー カスタムII]]の部品製造で取り入れている。

**装填方式 [#d33bd771]
マズルローダー/Muzzle-loader……先込め式、あるいは前装式とも。銃口から弾と火薬を装填する方式。
ブリーチローダー/Breech-loader……元込め式、あるいは後装式とも。銃尾から弾丸を装填する方式。

**素材 [#d33bd771]
ステンレス/Stainless steel……1913年に発明された、防錆のために12%ほどのクロムを主として、さらに各種の特性を目的としてニッケルやマンガンなどを添加した合金鋼の名称。stainless(汚れない、シミのない)の名の通り、耐食性に優れる。
チタン/Titan……第二次大戦後の1947年に実用化された、ギリシア神話に登場する巨人族・ティターンが由来のレアメタル。軽く熱に強く丈夫なために飛行機やロケットの部品、ドイツのウルブリヒトAM-95防弾ヘルメットにも使われている他、合金の材料としても多用される。
アルミニウム/Aluminum……20世紀初頭から広く工業用として使われるようになった軽金属。軽く腐食に強いが、強度が弱いという欠点があるために主にジュラルミンなどの合金の原料として使われる。
クロム/Chromium……クロームとも呼ばれる1797年に発見されたレアメタル。摩擦や錆に強いためメッキ加工や、ステンレスの原料として利用される。
タングステン/Tungsten……スウェーデン語で「重い石」と命名された、1781年に発見されたレアメタル。熱に大変強く、ダイヤモンドに次ぐ硬度であり、また密度が高く重いという特徴があり、[[弾薬]]の材料として使用される。

**その他 [#zf21bf18]
銃眼……銃を撃つために壁に開けた穴。
スナップショット/Snop shot……狩猟の際に、狙いを定めず銃を連射する行為。
銃眼/Eyelet……14世紀後半のヨーロッパで登場した、銃を撃つために壁などに開けた穴。元は弓矢を発射するための穴から発展したもので用途によって様々な形状が存在する。戦国時代の日本の城壁でも作られており「鉄砲狭間」と呼ばれていた。
スナップショット/Snap shot……狩猟の際に、狙いを定めず銃を連射する行為。
ダブルタップ/Double tap……素早く相手の胴体に二発命中させること。
プリンキング……アメリカで盛んな、空き缶などの動かない的を標的にして撃つ遊び。
ローレディ・ポジション……銃口を下に向けて構える。
ハイレディ・ポジション……銃口を上に向けて構える。
流れ弾/Stray bullet……発射の際、標的に当たらずそのまま飛んで行った弾丸。
跳弾……発射された弾丸が、弾丸や命中した対象の硬さによって跳ね返り目標とは別の方向に飛ぶ現象。
据銃/Gun trap……ワイヤーなどでトリガーが作動するように細工した銃。元は害獣駆除のために考案されたもので、狩猟や戦場で罠として使用する。
ヘッドショット……頭を狙って撃つこと。
ハンドロード(手詰め)……手作業で弾薬が作成されたことを指す。薬莢の再利用、弾頭や装薬の調整などを目的に行われる。
//薬莢の再利用や銃に合わせて精度の高い弾を作成したり、用途に応じて威力を調節する目的で行われる。また市販されていない[[口径]]の弾を作る時にも行うことがある。
//↑冗長度が高くなってきたため簡潔に統一。
ファクトリーロード(工場装弾)……手作業のハンドロードに対して、弾薬が工場で生産されたことを指す。
//大量生産であるため精度に限界があるとされる。ただし、機械的に高精度で製造された精密弾も存在する。
//↑工場生産は大量生産に限定されませんし、大量生産であっても言うまでもなく一般的には手作業より遥かに高精度ですので除外。
弾薬箱/Ammunition box, Ammo box……保管や運搬の際に弾薬や砲弾を入れる専用の箱。防水処理が施され、持ち運びに便利なように、[[キャリングハンドル]]が取り付けられた物も多い。現代の軽機関銃においては、銃に専用の弾薬箱を取り付け[[マガジン]]代わりに弾帯を格納するケースもある。
銃殺刑……主に軍隊で行われるライフルによる処刑方法。ナポレオンの時代には既に行われていた。
弾道ゼラチン(バリスティックゲル)/Ballistic gelatin(gel)……人間ないしは動物のような軟目標に対する終末弾道(着弾時の効果)を確かめるために用いられる標的。食品のゼリーと同じ材料・要領で作れるため家庭レベルでも簡単に作れる一方、実験条件を一定に揃えるためFBIやNATOが定める規格やメーカーによる精製弾道ゼラチンも存在している。
スタンディング・ポジション(立射)……立った状態で撃つ。
ニーリング・ポジション(膝射)……片膝をついた状態で撃つ。
プローン・ポジション(伏射)……うつ伏せの状態で撃つ。
ガンブルー……「ブルーイング」とも呼ばれる、拳銃に施される表面処理。
ロック&ロード/lock & load……銃に弾を込める、発射準備をすること。戦争映画などの劇中、戦闘準備のシーンで「ロックンロール!(Rock'n Roll!)」と聞こえるのはこれのこと。

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