*FBラドム MSBS "ラドン" 【突撃銃】
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*FBラドム MSBS "ラドン" 【突撃銃】 [#of01b895]
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|モデル|全長|銃身長|重量|口径|連射速度|装弾数|発射形式|製造国|h
|~MSBS-K|980mm|256/406mm|3.7kg|[[5.56mm×45、7.62mm×51>口径#RifleAmmo]]|700〜750発/分|30|S/F|ポーランド|
|~MSBS-B|720mm|256/406mm|3.4kg|~|~|~|~|~|
|モデル|全長|重量|銃身長|口径|装弾数|連射速度|発射形式|製造国|h
|~MSBS-K|980mm|3.7kg|16インチ|[[5.56mm×45>5.56mm x45弾]]|30|700〜750発/分|S/F|ポーランド|
|~MSBS-B|720mm|3.4kg|~|~|~|~|~|~|

 MSBS(Modulowy System Broni Strzeleckiej…波:モジュラー火器システム)ライフルはポーランドにおいて同国陸軍の次世代ライフルとして2007年から開発中の[[突撃銃]]。開発はワルシャワのWAT(軍事技術アカデミー)とFBラドム社((ポーランド語正式名称は「Fabryka Broni "Lucznik"-Radom Sp. z o.o.」で、訳せば「ラドム兵器工場合弁会社"アーチャー"」といったところになる))が合同で行っている。モジュラーウェポンとして開発が進められており、アッパーレシーバーを共通とした一般的なライフル形態と[[ブルパップ]]形態といった2つのバリアントを中心に、[[短機関銃]]や[[狙撃銃]]、[[軽機関銃]]へ改造出来るようになることが狙いとされている。
 MSBS(Modulowy System Broni Strzeleckiej:モジュラー火器システム)ライフルはポーランドにおいて同国陸軍の次世代ライフルとして2007年から開発中の[[突撃銃]]。愛称はラドン(Radon)。開発はワルシャワのWAT(軍事技術アカデミー)とFBラドム社((ポーランド語正式名称は「Fabryka Broni "Lucznik"-Radom Sp. z o.o.」で、訳せば「ラドム兵器工場合弁会社"ウゥチニク(弓使い、弓兵を意味する)"」といったところになる。))が合同で行っている。
 パーツの組み替えによって様々な形態で運用可能な[[モジュラーウェポン>システム・ウェポン]]であるが、一般的なライフル形態と、[[ブルパップ]]形態の2つに組み替え可能である点が特徴的である。
 外観や操作系のデザインは明らかに同国のポーランド軍特殊部隊GROMも調達試験していた[[ACR>マグプル MASADA]]に強い影響を受けており、多くの点が共通している。ライフル自体はACRの採用以前から、[[AK74>USSR AK74]]ベースの制式小銃「wz.96 ベリル」のブルパップモデルとして開発が進められていたもので、機関部などの根本的な構造はこれを発展させたものである。

 作動方式はショートストロークのガスピストンを用いた[[ガス圧利用方式>ガスオペレーション]]で、手動のレギュレーターも備えられている。アッパーレシーバーはアルミ合金製で、ストックやグリップ部などは樹脂製となっている。エジェクションポートは移動可能で、チャージングハンドルも元より両側に装備されている。[[ピカティニーレール]]やSTANAGマガジンも使用されており、旧西側諸国の銃器との互換性もある。
 先述どおり、MSBSライフルはモジュラーウェポンとして開発されており、パーツの組み換えによって様々なバリアントが使用できる事を狙って開発が行われている。基本となるのが[[5.56mm×45弾>5.56mm x45弾]]を用いる一般的ライフル形態のK(Klasyczny…波:クラシック)タイプとブルパップ形態のB(Bezkolbowy…波:ブルパップ)タイプで、この2つを中心にヘビーバレルを装備した機関銃タイプや高精度バレルと2ステージトリガーを装備したマークスマンライフルタイプ、256mmの銃身を装備したカービンタイプや[[グレネードランチャー>擲弾発射器]]装備タイプ等が開発されている。7.62mm×51弾を使用するタイプも開発が進められており、これにおいてはバトルライフルタイプやマークスマンライフルタイプ等が考案されている。また、これらの他にもポーランド軍の儀礼部隊向けにブランク弾薬を使用するRタイプも開発されている。
 作動方式はショートストロークのガスピストンを用いた[[ガス圧利用方式>ガスオペレーション]]で、手動操作のガスレギュレーターが備えられている。アッパーレシーバーはアルミ合金製で、[[ストック>銃床]]や[[グリップ>銃把]]部などは[[樹脂>ポリマーフレーム]]製となっている。排莢方向は左右のスイッチが可能、セレクターや[[チャージングハンドル>コッキングハンドル]]は[[アンビ]]仕様となっている。[[ピカティニーレール]]や[[STANAGマガジン]]が採用されており、NATO規格の各種アクセサリとの連携が可能となっている。

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 組み替え可能なモジュールは、一般的なライフル形態のK(Klasyczny:クラシック)モデルと、ブルパップ形態のB(Bezkolbowy:ブルパップ)モデルをベースとして、ヘビーバレルを装備した[[軽機関銃]]モデルや、高精度バレルと[[2ステージトリガー]]を装備した[[マークスマン>選抜射手]]ライフルタイプ、10インチ銃身を装備した[[カービン>騎兵銃]]モデルなどに換装可能である。専用のサイドスイング式[[アンダーバレルグレネードランチャー>擲弾発射器]]も用意されている。
 メーカの公式声明では現在は口径は[[5.56mm×45弾>5.56mm x45弾]]のみであるが、[[7.62mm×39弾>7.62mm x39弾]]を用いるS(Soviet)モデルや、[[7.62mm×51弾]]を用いるMSBS-7.62モデルも開発中であるとされる。
 
 また、これらの他にもポーランド軍の儀礼部隊向けにブランク[[弾薬]]を使用するRモデルも開発されている。
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 2015年には現行制式のベリルの追加調達があり、導入は遅れるものと見られていたが、2017年にはポーランド軍への正式な大規模納入が開始。またこれと同時に、正式な製品名となるものか不明であるが、ナチスドイツのポーランド侵攻に機甲化師団で対抗し、初代国内軍司令官ともなったポーランドの国民的英雄であるステファン・ロヴェツキ将軍の渾名、「グロート(Grot、ポーランド語で穂先の意)」の愛称が新たに付けられている。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|Survarium|ゲーム|プレイヤー|クラシックタイプ|
|WARFACE|ゲーム|プレイヤー|−|
|[[コール オブ デューティ: ゴースト]]|−|−|項目参照|
|[[ドールズフロントライン]]|−|−|項目参照|
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