短機関銃(Sub Machine Gun)

 拳銃弾を使用する、連続発射が可能な銃の総称。

 20世紀初頭に登場し始め、第1次大戦時では小型で取り回しが良く連続発射が可能かつ射撃時の反動が少ないため塹壕戦など近接戦闘が多発する戦場には最適で各国がこぞって開発。第2次大戦では前述の目的以外にも、重い装備を持てない士官や戦車兵の護身用火器として広く使われた。第2次大戦後になると威力、命中精度、射程、連射能力など短機関銃を上回る突撃銃?の登場により次第に戦場での価値は失われていったが、携帯性と取り回しの高さを生かして市街戦用の火器としてテロリストや強盗団が愛用した。同様の理由でそれらに対抗する抗テロ部隊も短機関銃を使いだし、問題だった命中精度の悪さによる民間人への誤射もMP5?をはじめとする精度の高い短機関銃の登場により解決していった。

 これら経緯により現在の短機関銃は、主に抗テロ部隊のが使用する『高精度だが高価な物』(H&K MP5?FN P90?等)と、犯罪組織などが使う『精度は低いが安価な物』(MAC M11?IMI ウージー?等)の2分化が進んでいる

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  • ちなみに、93RやVP70みたいなマシンピストルは、Reihenfeuerpistole(ライエンフォイヤーピストーレ)だよ。 -- 2016-03-21 (月) 00:48:03
  • ドイツ語でもこうやって機関「拳銃」は別の言葉で呼んでるわけだし、サブマシンガンとマシンピストルの使い分けもそうおかしいものとは言えなさそうだね。 -- 2016-03-21 (月) 01:05:40
  • 日本海軍の呼称は「機関短銃」だった。こちらのほうがドイツ語直訳でしょうね。 -- Kurt Meyer? 2016-03-27 (日) 22:14:19
  • そもそもマシーネンピストーレのネーミングセンスがずれてたという説。mp18は明らかに短い機関銃としての運用を想定されてる。歩兵に大型の機関銃が随伴できない故の代用品だからサブ(代用の、下位の)マシンガンという名前の方がマシーネンピストーレより適切に思うが。 -- 2016-05-19 (木) 14:41:01
  • マシーネン・ピストーレと対比されたであろう従来の機関銃がマシーネン・ゲヴェーア(直訳で機関小銃)ってのにも注目すべきでは?当時一般的だった機関銃は使用弾薬以外、明らかに小銃とは異なる武器であったのにMGと呼ばれていた。つまりマシーネンの後に付く語は使用弾薬に由来するものとも考えられるのだが。 -- 2016-05-19 (木) 21:33:03
  • 使用弾で分かれるというならSTG44が変。Gewehrは「銃」と訳すべき単語。pistole(拳銃)という単語を使ってしまった結果、マシンピストルに当たる武器に「Reihenfeuerpistole(連射拳銃)」とかいう、「Maschinenpistole(機関拳銃)」と何が違うのか分からん名前をつける羽目になった。 -- 2016-06-17 (金) 17:57:44
  • ただmp18の開発の中でマシンピストルが提案されていたらしく、その影響もあったのかなと。言葉が生まれた当時は使い分ける必要もしくはなかったんだろうし。 -- 2016-06-17 (金) 18:05:58
  • STG44に関してはヒトラーの横槍など政治的要因で名称が二転三転してるでしょ。一番最初に陸軍兵器局が設計開始した時の、政治的要因がほぼ絡んでいない名称は「Maschinenkarabiner(機関カービン銃)」だよ。そして7.92mmx33弾は新型自動カービン銃の為に設計された弾だったはず。 -- 2016-06-17 (金) 18:34:03
  • Reihenfeuerpistole(以下長いのでRP)の方は、「MPと違って、主に肩撃ちではなく拳銃のように使用される完全自動拳銃」って独Wikiにあるな。UZIやMP7のような見た目拳銃のような銃が独WikiでMPとされるのはストックが常設されてるからで、M712やVP70がRPとされるのはストック無しでの使用が主とされているからという訳だ(独Wikiの記述によれば)。あと、ドイツ語で銃は「Feuerwaffe(直訳だと、火の武器)」な。 -- 2016-06-17 (金) 21:00:12
  • 何者かによってGM M3とミネベア 9mm機関けん銃の項目が削除され閲覧できない状態になっています。 -- 2023-12-22 (金) 09:47:44
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