短機関銃(Sub Machine Gun)

 拳銃弾を使用する、連続発射が可能な銃の総称。
 第1次大戦時、小型で取り回しが良く連続発射が可能かつ射撃時の反動が少ない短機関銃は、塹壕戦など近接戦闘が多発する戦場には最適で各国がこぞって開発。第2次大戦では上の目的以外にも重い荷物を持てない士官や戦車兵の護身用火器として広く使われた。第2次大戦後になると威力、命中精度、射程、連射能力など短機関銃を上回る突撃銃の登場により次第に戦場での価値は失われていったが、携帯性と取り回しの高さを生かして市街戦用の火器としてテロリストや強盗団が愛用した。同様の理由でそれらに対抗する抗テロ部隊も短機関銃を使いだし、問題だった命中精度の悪さによる民間人への誤射も MP5をはじめとする精度の高い短機関銃の登場により解決していった。

 これら経緯により現在の短機関銃は、主に抗テロ部隊のが使用する『高精度だが高価な物』(H&K MP5?FN P90?等)と、犯罪組織などが使う『精度は低いが安価な物』(イングラム M11?IMI ウージー?等)の2分化が進んでいる


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