*ZID AEK-918 / ЗИД АЕК-918 【短機関銃】
#ref(AEK-919K_Kashtan_01.jpg,center,60%,AEK-919K)
|モデル|全長(伸長時)|重量|発射形式|連射速度|口径|装弾数|製造国|h
|~AEK-918|350(600)mm|2.05kg|S/F|800〜900発/分|[[9mm×19 (7N21)>口径#AutoAmmo]]|30|ロシア|
|~AEK-918G|425(660)mm|2.65kg|S/F/3|1500発/分 (フルオート時)&br;100発/分 (バースト時)|~|~|~|
|~AEK-918V|410(610)mm|2.03kg|S/F|900〜1000発/分|~|~|~|
|~AEK-919K|325(485)mm|1.78kg|S/F|900発/分|[[9mm×18 Makarov>口径#AutoAmmo]]|20/30|~|

 AEK-918(Automatic Experimental Koksharov-918)は、ロシア軍及びロシア連邦保安庁(FSB)といった法執行機関向けに開発された、[[近接戦闘>CQB]]用の小型[[短機関銃]]である。1990年代に同国のコヴロフ機械設計局で設計され、ZID(V.A.デグチャレフ記念工場)で製造が行われていた。

#ref(AEK-919K_Kashtan_submachine_gun_01.jpg,right,around,40%,サプレッサーを装着したAEK-919K)
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 作動方式は[[シンプルブローバック>ブローバック]]、発火方式は[[オープンボルト]]。ボルトグループがバレル後部を覆う「テレスコーピング・ボルト」という構造や、グリップ内に収めるタイプの弾倉挿入口デザインを採用しているため、従来の短機関銃よりも小型化を実現している。
 アッパーレシーバーと[[バットストック>ストック]]は[[プレス加工]]のスチール製、ロアレシーバーは[[ポリマー製>ポリマーフレーム]]で、さらにストックのバットプレートは回転させる事が可能(AEK-918G以外)。銃身はポリゴナルバレル。レバーやボタンなどの操作系の位置は、モデルによって一定しない。ボルトと連動しない[[コッキングハンドル>コッキング]]は、AEK-918ではレシーバー上部、AEK-918Gではレシーバー右側、AEK-918V/919Kではレシーバー左側。[[セミ>セミオート]]/[[フル>フルオート]]切り替え兼用[[セイフティレバー>安全装置]]は、AEK-918ではレシーバー左側後方、AEK-918Gではレシーバー右側後方、AEK-918V/919Kではトリガー上部左側。[[マガジンリリースボタン>マガジンキャッチ]]は、AEK-918/918Vではトリガー後方左側、AEK-918Gではトリガー前方、AEK-919Kではグリップ底部。

 後期モデルのAEK-919Kになると、レシーバー上部に[[レーザーサイト]]や[[ダットサイト]]が装着可能となった。

***バリエーション
|モデル|特徴|h
|~AEK-918|スタンダードモデル。右側に折り畳む[[金属製ストック>ストック]]|
|~AEK-918G|弾倉挿入口がトリガー前方にあるモデル。[[セミ>セミオート]]/[[フル>フルオート]]/[[3点バースト>バースト]]&br;右側に折り畳むチューブラーストック。フラッシュハイダー装着&br;フルオート時と3点バースト時で連射速度が異なる|
|~AEK-918V|本体収納式のスライドストック|
|~AEK-919K|最小モデル。"K"はカシュタン(ロシア語で“栗”の意)の頭文字&br;本体収納式のスライドストック&br;[[サプレッサー>減音器]]装着用のネジ付きバレル|
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|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
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