*TDI クリス・スーパーV "ベクター" / TDI KRISS Super V "Vector" 【短機関銃】
#ref(Vector_SMG.jpg,center,nolink,80%,Vector SMG)
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|モデル|全長(伸長時)|重量(弾薬含まず)|口径|装弾数|連射速度|発射形式|製造国|h
|~Vector SMG|406mm(617mm)|2.54kg|[[.45 ACP>口径]]|13/25/30|1100〜1500発/分|S/2/F|アメリカ|
|~Vector CRB/SO|673mm(884mm)|2.63kg|[[.45 ACP>口径]]|13/25/30|−|S|~|
|~Vector SBR/SO|406mm(617mm)|2.54kg|~|~|~|~|~|
|~Vector SDP|406mm(-)|-kg|~|~|~|~|~|

　スイスに本拠をおく、TDI(Transformational Defence Industries)社と[[アメリカ陸軍]]の[[ピカティニー造兵廠]]の共同開発により生まれた[[短機関銃]]。
　スイスに本拠をおく、旧TDI(Transformational Defence Industries 現クリス)社と[[アメリカ陸軍]]の[[ピカティニー造兵廠]]の共同開発により生まれた[[短機関銃]]。

　[[.45 ACP弾>.45ACP弾]]は高い[[ストッピングパワー]]と威力を誇る反面、発生する射撃時の反動も大きいため短機関銃での使用は難しいとされていた。しかしアメリカ陸軍は過去、作戦に投入した経歴のある[[M1トンプソン>短機関銃/オートオードナンス トンプソン]]や[[M10>短機関銃/AAI M10]]が比較的高い成果を挙げていることから、「大口径で低反動」な短機関銃をかねてから欲しており、軍内部でも長らく研究が続けられていた。

　その結果、この問題への一つの回答として「クリス・スーパーV；KRISS Super V System(KSVS)」という反動吸収装置を開発、採用した。この装置は弾薬が発火した際に生じる爆圧を、ボルト部に取り付けられたV字型の可動ウェイトにより吸収するというものである。これによりリコイルショックが下方向へ変換される形になり、大口径弾の使用による銃身の跳ね上がりを抑制している。さらに、リコイルのベクトルを腕と肩で一直線に受け止めるため、KSVSにグリップフレームがピギーバック式で覆い被さる特異なレイアウトとした。
　これらにより、反動の低減・集弾性の向上・1100発/分以上という高い連射サイクルのコントロールを可能にしている。ピカティニー造兵廠が行った[[H&K MP5>短機関銃/HK MP5]]との比較ベンチテストでは[[9mm×19弾>9mmパラベラム弾]]を使用するMP5に対して、銃口の跳ね上がりが90%減少し、感じるリコイルショックは60%少なかったという。

　銃本体は、小火器用[[ポリマー>ポリマーフレーム]]製アクセサリーで知られるマグプル・インダストリーによって設計された。現代小火器の定番となった[[アンビ]]タイプのセレクターレバーや[[ピカティニーレール]]、[[フォアグリップ]]を標準で備え、付属の[[アイアンサイト>オープンサイト]]は光学照準器を取り付ける際の邪魔にならない、フリップアップタイプとなっている。弾倉は専用の30連マガジンのほか、[[グロック 21>グロック 17]]の13連・25連マガジンが使用可能となっている。
　銃本体は、小火器用[[ポリマー>ポリマーフレーム]]製アクセサリーで知られるマグプル・インダストリーによって設計された。現代小火器の定番となった[[アンビ]]タイプのセレクターレバーや[[ピカティニーレール]]、[[フォアグリップ]]を標準で備え、付属の[[アイアンサイト>オープンサイト]]は光学照準器を取り付ける際の邪魔にならない、フリップアップタイプとなっている。撃発は[[クローズドボルト]]で、作動自体は[[ディレード・ブローバック>ブローバック]]。弾倉は専用の30連マガジンのほか、[[グロック 21>グロック 17]]の13連・25連マガジンが使用可能となっている。

　販売・製造は全てTDI社が行っており、バリエーションは主に軍や法執行機関向けのSMG、16インチバレルを使用し[[セミオート]]オンリーの民間向けCRB/SO(Carbine Rifle Barrel/Semi Only)、同じく民間向けセミオートオンリーでSMGと同じ5.5インチバレルのSBR/SOと、その[[ストック]]レスピストルモデルのSDPがある。また、内部機構の「クリス・スーパーV」を用いた異なるカテゴリーの小火器の開発も行われているようだ。((2010年現在、"KRISS KARD"という拳銃タイプを開発中の模様。KRISS KARDは[[トリガーガード]]前方に小型化したKRISSシステムを備え、スライドの代わりに[[スタームルガー Mk.II>スタームルガー MkI]]に似た小型のボルトが可動する。))
　販売・製造は全てTDI社が行っており、バリエーションは主に軍や法執行機関向けのSMG、16インチバレルを使用し[[セミオート]]オンリーの民間向けCRB/SO(Carbine Rifle Barrel/Semi Only)、同じく民間向けセミオートオンリーでSMGと同じ5.5インチバレルのSBR/SOと、その[[ストック]]レスピストルモデルのSDPがある。また、内部機構の「クリス・スーパーV」を用いた異なるカテゴリーの小火器の開発も行われているようだ。((2010年現在、"KARD"という拳銃タイプを開発中の模様。KARDは[[トリガーガード]]前方に小型化したKSVSを備え、スライドの代わりに[[スタームルガー Mk.II>スタームルガー MkI]]に似た小型のボルトが可動する。))

　SMGモデルは「ベクター」という名称が与えられたが、内部機構のクリス・スーパーVという名称のほうが、国内外問わずよく知られているようである。ちなみにKRISSとは、インドネシア産の炎のような波刃をもつナイフのことである。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[007（ゲーム）]]|−|−|項目参照|
|[[Alliance of Valiant Arms]]|−|−|項目参照|
|[[Angel Beats!]]|−|−|項目参照|
|[[Combat Arms]]|−|−|項目参照|
|[[HOME FRONT]]|−|−|項目参照|
|[[MAG]]|−|−|項目参照|
|PERSON of INTEREST&br;犯罪予知ユニット|ドラマ|ジョン・リース|シーズン1・第9話と第19話|
|Soldier of Fortune: Payback|ゲーム|−|名称「SV.45ACP」|
|[[アーミー オブ ツー]]|−|−|項目参照|
|[[アベンジャーズ]]|−|−|項目参照|
|[[エンド オブ エタニティ]]|−|−|項目参照|
|[[カウンターストライク オンライン>カウンターストライク]]|−|−|項目参照|
|[[学園キノ>キノの旅]]|−|−|項目参照|
|[[ガン・ブラッド・デイズ]]|−|−|項目参照|
|[[グリーン・ホーネット]]|−|−|項目参照|
|[[クロスファイア]]|−|−|項目参照|
|[[ゴーストリコン フューチャーソルジャー]]|−|−|項目参照|
|[[コール オブ デューティ： ブラックオプスII]]|−|−|項目参照|
|[[コール オブ デューティ： モダン・ウォーフェア2]]|−|−|項目参照|
|[[スペックオプス ザ・ライン]]|−|−|項目参照|
|[[トータル・リコール]]|−|−|項目参照|
|ドリームバスター|漫画|血塗れローズ|−|
|[[バイオハザード（映画）]]|−|−|項目参照|
|[[バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ]]|−|−|項目参照|
|[[バイナリー ドメイン]]|−|−|項目参照|
|フロントミッションエボルヴ|ゲーム|ディラン・ラムゼイ他&br;(白兵戦可能な全キャラクター)|[[ホロサイト>ダットサイト]]付き&br;ゲームオリジナルのショットガンタイプもアリ|
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***動画
#youtube(V6dO8TQ_7mY)
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***外部リンク
・[[KRISS-TDI.com>http://www.kriss-tdi.com/]]
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CENTER:このページの画像はTDI社から転載しています。
CENTER:転載に関しては、転載元の転載規約に従って行ってください。
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