*大宇 K7 【短機関銃】
#ref(K7.jpg,center,nolink,K7)
|全長(銃床展開時)|重量|口径|装弾数|連射速度|発射形式|製造国|h
|620mm(800mm)|4.0kg|[[9×19mm>口径]]|30+1|1100発/分|S/3/F|韓国|
|620mm(800mm)|3.0kg|[[9mm×19>口径]]|30+1|1100発/分|S/3/F|韓国|

 K7は韓国の大宇が開発、2003年に発表した[[短機関銃]]である。組み込み式の[[サプレッサー>減音器]]が装備されており、消音性がある。主に韓国軍の特殊部隊向けに開発されたようだ。
 K7は韓国の大宇が2003年に発表した、韓国特殊部隊用の消音[[短機関銃]]である。
 ドイツの[[MP5SD>短機関銃/HK MP5SD]]のような銃身一体型の[[サイレンサー>減音器]]を備え、発砲炎と共に発砲音を120db程度にまで抑制する。またMP5SD同様に、本来超音速で発射される[[9mm弾>9mmパラベラム弾]]を亜音速で発射することができる腔圧抑制機能を有する。

 レシーバーや伸縮ストックの形状から想像できるように、母体となったのは同じく大宇のカービンライフル[[K1A>大宇 K2]]である。なお、アッパーレシーバーにはK2のものが流用されている。ライフルを短機関銃に改造したという点では[[コルト 9mm短機関銃>短機関銃/コルト 9mm短機関銃]]や[[AUG9>ステアー AUG]]等に似ているが、組み込み式サプレッサーの存在は決定的に違うところだ。サブソニック弾を使えば銃声を120デシベル程度まで減音でき、特殊作戦向けの仕様になっている。
 K1Aの作動方式は[[ガス圧利用式>ガスオペレーション]]だったが、流石にそこは受け継がれず[[ブローバック方式>ブローバック]]に変更されている。このことと軽いボルトを使ったことが相まった結果か、連射速度は分間1100発程度にまで上昇しており、フルオートで射撃し続ければたちまちサプレッサーが劣化していくという指摘もある。これを避けるためにか、[[3点バースト>バースト]]モードが追加されている。ちなみに[[クローズドボルト]]である。
 マガジンは専用30連の他に[[UZI>短機関銃/IMI ウージー]]に用いる20、25、32、40連発や[[PM12S>短機関銃/ベレッタ M12]]に用いる20、32、40連発のものも使用可能である。
 母体となったのは同じく大宇の[[アサルト>突撃銃]][[カービン>騎兵銃]][[K1A>大宇 K2]]だが、作動機構はK1Aの[[ガス直噴式>リュングマン方式]][[ガスオペレーション]]ではなく、[[クローズドボルト]]発火のシンプル[[ブローバック]]に改められている。また、アッパーレシーバーにはK2のものが流用されている。
 設計上、マガジンハウジングはK1Aのままだが、[[コルト9mmSMG>短機関銃/コルト 9mm短機関銃]]のようにプラグを介することで9mm弾用のマガジンを挿入可能としている。マガジンは専用の30連の他に、[[ウージー>短機関銃/IMI ウージー]]や[[ベレッタ12>短機関銃/ベレッタ M12]]用のものが使用可能である。
 射撃モードも、ベースのK1/K2同様の[[セミ>セミオート]]/[[3点バースト>バースト]]/[[フル>フルオート]]の3ポジションとなっている。ボルトが軽く、およそ1100発/分という高速連射を行うことから、フルオート射撃を行うとサイレンサー内のバッフルの劣化が急速に進む問題を抱えているという。

 こういった類の銃の例に漏れず、実銃も情報もなかなか国内から出てこない本銃だが、バングラデシュやカンボジア、インドネシア等で採用されている。

 韓国々内の軍・法執行機関、及びインドネシアの特殊部隊の他、バングラデシュやカンボジア、タイ等で採用されている。

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|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[Combat Arms]]|−|−|項目参照|
|[[コール オブ デューティ: ゴースト]]|−|−|項目参照|
|[[スペシャルフォース]]|−|−|項目参照|
|[[ペーパーマン]]|−|−|項目参照|
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CENTER:このページの画像は[[Wikimedia Commons>http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Daewoo_K7_SMG_at_Defense_Asia_2006_0.jpg]]から転載しています。
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