*ヴォエレ アメリカン180/ Voere American 180 【短機関銃】
#ref(http://mgdb.himitsukichi.com/pic/nowprint.jpg,center,nolink,NOW PRINTING)
|モデル|全長|重量|口径|装弾数|連射速度|発射形式|製造国|h
|~アメリカン180|900mm|2.6kg|[[.22LR&br;.22Short Magnum>口径]]|165/177/220/275|1200発/分|S/F|オーストリア&br;アメリカ合衆国|
|~アメリカンSAR 180/275|~|~|~|~|−|S|アメリカ合衆国|

 アメリカ人銃器設計者のリチャード・カスールが考案した“小口径かつリロードを必要としないハイキャパシティ(多弾装)”、をコンセプトとする[[短機関銃]]。[[.22口径>口径]]で[[パンマガジン>ドラムマガジン]]を使用する。
 カスールが1960年代に設計したカスールモデル 290(.22口径で290連パンマガジンを使用)がベースとなっており、アメリカン180は、1970年代にオーストリアのヴォエレ社による改良型にあたる。

 作動方式は、[[オープンボルト]]方式の[[ブローバック]]。使用弾薬は.22LR弾という低威力のものだが、毎分1200発という驚異の連射性能を誇る。外観は[[トンプソン>短機関銃/オートオードナンス トンプソン]]に似ているが、排莢は真下に行われる。

 過去にアメリカの警察及び刑務所は、暴徒鎮圧用にアメリカン180を大量に購入している。これは、“.22LR弾は低威力・低反動、ライフル弾程の貫通力は無い、跳弾が起きにくい”・・・とされており、必要以上に人体を傷つけない事に起因する。射撃テストでも、1発の.22LR弾では、標準的な警察用[[ボディアーマー]]を貫通することはなかった。
 しかし、例え低威力であったとしても、連続で同じ部分に撃ち込むことで、弾丸がボディアーマーを突き進み、遂には貫通するという事が判明。アメリカン180が犯罪者の手に渡ってしまった場合、ボディアーマー着用の警察官でも深刻なダメージを受ける・・・と危惧された。

 現在、アメリカン180の製造拠点はアメリカに移っており、アメリカンアームズ・インターナショナル社とイリノイ・アームズカンパニー社が製造・販売を行っている。また、オレゴン州ダグラス郡のカスタムメーカー・E&Lマニュファクチャリングは、「アメリカンSAR 180/275」という唯一の[[セミオート]]機能のみのモデルを手がけている。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[Fallout: New Vegas>フォールアウト]]|−|−|項目参照|
|[[メタルマックス・モモ>メタルマックス]]|−|−|項目参照|
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