*タンペレーン ヤティマティック / Ja-Ti-Matic (GG95 PWD) 【短機関銃】[#w73d109c]
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*タンペレーン・アセパヤ ヤティマティック / Jatimatic  【短機関銃】[#w73d109c]
#ref(Jati-Matic.jpg,center,nolink,50%,ヤティマティック)
|全長|重量|口径|装弾数|連射速度|発射形式|製造国|h
|385mm|1,650g|[[9mmx19>口径]]|20/40|600〜650発/分|S/F|フィンランド|
|385mm|1,650g|[[9mm×19>9mmパラベラム弾]]|20/40|600〜650発/分|S/F|フィンランド|

 銃器愛好家のJali Timari(ヤリ・ティマリ)が設計し、フィンランドのTampereen Asepaja(タンペレーン・アセパヤ、タンペラン・アセパヤ)Oy社が製造していた小型[[短機関銃]]。略称『ヤティ』。
 特殊部隊での使用を念頭に携帯性と操作性を重視して設計されており、[[MP5K>短機関銃/MP5K]]と同様、ショルダーストックを装備していない。
 作動方式は一般的な[[オープンボルト]]式だが、ヤティマティックではボルトは真後ろではなく、やや斜め上に後退する。これはボルトが作動するときの『作用・反作用』の力で、銃口に斜め下向きの力を加え、マズルジャンプを押さえ込もうというものである。そのため、銃口が少し上向きについた独特のシルエットを持っている。
 他、折りたたみ式の[[フォアグリップ]]が[[コッキング]]ハンドルを兼ねており、これを引き起こすと即座に発射可能になる。また、[[セミオート]]と[[フルオート]]の撃ち分けはトリガーの引き具合によって行う。マガジンも、スウェーデン製[[カールグスタフm/45短機関銃>SW M76]]と互換性がある。
 銃器愛好家のJali Timari(ヤリ・ティマリ)が設計し、1980年代にフィンランド・タンペレ市のタンペレーン・アセパヤ(Tampereen Asepaja((フィンランド語で『タンペレ銃器』の意)))社が製造していた小型[[短機関銃]]。
 携帯性と操作性を重視して設計されており、[[MP5K>短機関銃/HK MP5K]]などのように[[ショルダーストック>銃床]]を装備していない。
 作動方式は一般的な[[オープンボルト]]式[[ストレートブローバック>ブローバック]]だが、ヤティマティックのバレルはボルトの軸に対して上方7°に傾いており、銃口をまっすぐ構えるとボルトが上斜めから降りてくる形となる。このため、連射時には2発目以降、下方へと移動するボルトの運動エネルギーによって銃口の跳ね上がりを抑えるという仕組みである。
 他、折りたたみ式の[[フォアグリップ]]が[[コッキングハンドル]]を兼ねており、これを引き起こすと即座に発射可能になる。また、トリガーを浅く引くと[[セミオート]]、深く引くと[[フルオート]]にて射撃を行うプログレッシブ・トリガーを採用している。[[マガジン]]も、スウェーデン製[[カールグスタフ M/45>短機関銃/カールグスタフ M/45]]と互換性がある。
 この様に数々のユニークな試みが盛り込まれているSMGだが、前述通り特異なレイアウトの割に肝心のマズルジャンプ抑制効果は連射時にしか効果を発揮しないなど問題も多く、既に法執行機関向けには[[MP5>短機関銃/HK MP5]]が普及していた1980年代において商業的にはあまり成功しなかった。

 この様に数々のユニークな試みが盛り込まれているSMGだが、商業的にはあまり成功しなかった。サイズ的にはMP5Kや[[ミニウージー>短機関銃/ミニウージー]]の対抗馬となりうる小型SMGだったが、やや上を向いた銃口のせいで、照準に少しクセがあったとも言われている。
 1983年から1987年頃までタンペレーン社で製造されていたが、小型で隠しやすいことからフィンランドのギャングに好まれたようで、同社から盗まれたヤティマティックで事件が起こったのをきっかけに製造中止、タンペレーン社は倒産に追いやられてしまう。
 1983年から1987年頃までタンペレーン・アセパヤ社で製造されていたが、小型で隠しやすいことからフィンランドのギャングに好まれたようで、同社から盗まれたヤティマティックで事件が起こったのをきっかけに製造中止、タンペレーン・アセパヤ社は最終的に倒産している。
 1995年からは若干の改修を施された「GG-95PDW」がフィンランドのゴールデンガン社によって製造されている。中国の[[国営196廠>中国北方工業公司#sbb3ac0a]]では各種サイト用に[[ピカティニーレール]]や、[[サウンドサプレッサー>減音器]]対応バレルを搭載、[[7.62x25mm>口径]]弾仕様も用意された本銃のコピーである「411冲鋒槍」、そのセミオート版「411型9mm半自動歩槍」を製造している。

 しかし1995年からは若干の改修を施した「GG-95PWD」として、OY ゴールデンガン Ltd.社が製造を行っているようだ。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[Buddy Daddies>Buddy Daddies(バディダディーズ)]]|−|−|項目参照|
|[[”Hello,world.”]]|−|−|項目参照|
|[[the EDGE]]|−|−|項目参照|
|コブラ|映画|マリオン・“コブラ”・コブレッティ|後半では[[レーザーサイト]]装着|
|[[ZINGY]]|−|−|項目参照|
|[[うぽって!!]]|−|−|項目参照|
|[[カメレオンジェイル]]|−|−|項目参照|
|[[コブラ>コブラ(映画)]]|−|−|項目参照|
|[[さばげぶっ!]]|−|−|項目参照|
|[[ジオブリーダーズ>ダイナマイトが百五拾屯 雑魚キャラコーナー]]|−|−|項目参照|
|[[ドールズフロントライン]]|−|−|項目参照|
|何でもやります株式会社|漫画|倉井|−|
|[[ハード・ボイルド/新・男たちの挽歌]]|−|−|項目参照|
|[[パリより愛をこめて]]|−|−|項目参照|
|[[ポリス・ストーリー3>ポリスストーリー 香港国際警察]]|−|−|項目参照|
|幽☆遊☆白書|漫画|垂金の手下|−|
|[[若き勇者たち]]|−|−|項目参照|
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