#author("2021-04-25T08:15:42+09:00","default:user","user")
*シグ MKMS / SIG MKMS 【短機関銃】 [#n1300c2c]
#ref(MKMS.jpg,center,nolink,シグ MKMS)
|モデル名|全長|重量|口径|装弾数|発射速度|発射形式|製造国|h
|~MKMS|1,025mm|3.9kg|[[7.65mm×21 Parabellum&br;9mm×19 Parabellum&br;7.63mm×25 Mauser&br;9mm×25 Mauser>口径#AutoAmmo]]|800〜850発/分|40|S/F|スイス|
 MKMSは、1937年にスイスの[[シグ]]社で開発、製造された[[短機関銃]]で、1930年に開発されたMKMOの派生型である。MKMSとは「Maschinen Karabiner Militär Seitlich」の略称で、側方排莢式軍用マシンカービンの意。

 前身であるMKMO(Maschinen Karabiner Militär Oben;上方排莢式軍用マシンカービン)は、ジョン・ピダーセン設計の[[レミントンM51自動拳銃>自動拳銃/レミントン M51]]でも知られるヘジテーション・ロックという[[ディレードブローバック>ブローバック]]の一種を採用していたが、MKMSは構造の簡素化のため、一般的な[[オープンボルト]]撃発・ストレートブローバック作動に変更されていた(([[SIG MP Disassembly and reassembly>https://youtu.be/GSGyEGuTZo0]]*動画の銃は短銃身型のMKPS。))。
 このシリーズの特徴として、高火力を意図した長銃身と着脱式40連発[[マガジン]]、運搬や携行の軽便さを意図した折り畳み式のマグウェル(弾倉装填孔)がある。マグウェルは挿し込んだマガジンごと前方に折り畳んで[[フォアストック>ハンドガード]]内に収まる仕組みで、長く嵩張る40連発マガジンの取り回しを考慮した設計だった。
 レシーバー左側面に[[マニュアルセイフティ>安全装置]]を備え、トリガーの引き代で[[セミ>セミオート]]/[[フル>フルオート]]の切り替えが可能なプログレッシブ・トリガーを有していた。

 シリーズはMKMOを基礎として、MKMSのほか、警察向けの短銃身モデルMKPO、MKPSが作られた。ごく少数がスイスの警察、陸軍、バチカンのスイス衛兵に採用されている。国外向けには282挺のMKMOがフィンランドに輸出されて[[継続戦争]]で使用された。
 いずれも高価な短機関銃であったことからかセールスは低調で、1941年にはすべてのシリーズが生産終了している。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|幼女戦記|アニメ|アンソン・スー&br;ターニャ・フォン・デグレチャフ|―|
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