モデル | 口径 | 銃身長 | 全長 | 重量 | 装弾数 | 製造国 |
M96 | 12.7mm×99 .50 DTC | 30in | 1346〜1422mm | 15.8〜16.3kg | 5 | アメリカ |
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M98 | .338 Lapua Magnum | |||||
M12 | .308 Winchester | |||||
XM408 | .408 CheyTac | |||||
XM375 | .375 CheyTac |
ウィンドランナーは、元アメリカ海兵隊員のビル・リッチーが設計した、大口径のボルトアクション式ライフルである。全て受注生産で、2016年現在までに約3500挺が製造されている。1996年に行われたアメリカ陸軍のXM107トライアルに参加したことを理由に「XM107」の名称で宣伝されていた時期もあったが、実際にXM107のデジグネーションを受けたことはない。
ウィンドランナーの特徴は、銃身とレシーバーが手回し可能なバレルナットによって固定されている点にある。これによって、射手は工具なしに1分以内に分解・組み立てを行うことができる。また、銃身とボルトの交換によって様々な口径へコンバートすることも可能である。主なモデルに.50BMG弾と.50DTC弾を使用する「M96」、.338 ラプアマグナム弾を使用する「M98」、.308ウィンチェスター弾に対応する「M12」があり、チェイタック社の登場後にTHOR社と共同で開発された、ロワーレシーバーを交換することで.408/.375チェイタック弾が使用可能になる「XM408/XM375」も存在する。
本銃はマッチグレード弾を使用する条件で1MOAの精度を保証している。2002年に行われたFCSA*1の競技において1000ヤードの距離で5発を0.87MOA(約222mm)にまとめ、当時の世界記録を樹立している。
後に、ウィンドランナーをベースとしてシャイタック M200とネメシスアームズ ヴァンクイッシュが開発されている。
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