遠距離の敵ないし重要目標を、精密に狙撃するための銃のこと。一般に、高精度の銃に高倍率の光学望遠照準器を装備する。
手動のボルトアクションライフルと自動式のセミオートマチックライフルの2つがあり、どちらも一長一短があるため、ケースや射手の好みによって使い分けられている。
ボルトアクションの長所は、構造がシンプルなため、製造面で精度が出しやすく、故障しにくい点である。しかし一射ごとに再装填を手動を行わねばならないため、撃ち損じのすばやいリカバーや、複数目標を狙撃する局面には不向きといった点がある。
逆に自動式狙撃銃は、むしろそうした局面に対応すべく設計されたライフルである。ただし、ボルトアクションに比べ構造が複雑なため、精度を出すのが難しく故障やジャムへの不安も強く、また非常に高価である。
戦場での狙撃手はその性質上、狙撃対象からは捉えられないほどの遠距離(または場所)から狙撃するため、総じて射撃のみに留まらない高い能力を有し、単独の兵士としては桁外れの戦果をあげる存在となる。
そのため味方にとっては頼もしく、非常に重要な戦力ながら、敵からすれば「見えない処から一方的に撃ってくる、卑怯な奴」として、捕まったら最後、報復として残虐な手段で殺される事が多い。
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