*植民地海兵隊 / Colonial Marines
[[エイリアン]]シリーズに登場する架空の軍事組織。日本では“宇宙海兵隊”の名称を用いる場合があるが、正式名称は''合衆国植民地海兵隊(USCMC = United States Colonial Marine Corps)''である。映画『エイリアン2』で初めて登場し、エイリアン及び[[プレデター]]関連のゲームにも登場する。
※本項に記載されてる設定等は、映画本編・各種ゲーム・植民地海兵隊の特集本『Aliens: Colonial Marines Technical Manual』(著：Lee Brimmicombe-Wood)に基づくものです。
#contents
***概要
植民地海兵隊は合衆国植民地軍(United States Colonial Military)の一部門であり、本星から遠く離れた区域での軍事作戦を行う緊急展開部隊である。
2104年にイギリスとアメリカ合衆国を中心とする連合国家ユナイテッド・アメリカ(United Americas)が誕生する。ユナイテッド・アメリカ同盟国の各軍事組織の連合体がユナイテッド・アメリカ連合軍 (UAAC = United Americas Allied Command)であり、[[合衆国陸軍>アメリカ陸軍]]と合衆国植民地軍はその一部に組み込まれている。植民地海兵隊の最重要任務は、ユナイテッド・アメリカ同盟国と植民地惑星の安全維持である。
2179年において、約165,000名の海兵隊員、50,000名の予備役を擁している。4個の海兵師団・4個の海兵航空団・支援部隊は、3つの海兵宇宙軍(各軍は1個または2個師団からなる)に編成される。各軍には活動領域が決まっており、担当区域の防衛が基本任務となる。
・太陽系・・・・・・・2個師団を配置。活動中心地はオニール基地、L-4群(地球・月)
・エリダニ星系・・・・1個師団を配置。活動中心地はハッピーデイズ、ヘレナ215
・ヘルクレス星系・・・1個師団を配置。活動中心地はチヌーク91、GSO基地、ジョージア525
コネストガ級強襲輸送艦スラコ号/バーロック号((スラコ号は13番艦として就役。バーロック号はゲーム『Aliens versus Predator 2』に登場する。))、UD-4L ドロップシップ(愛称“シャイアン”)、M577 APC(装甲兵員輸送車)等の兵器を保有している。
#br
***装備品
植民地海兵隊の装備は架空の物ではあるが、撮影用の[[プロップガン]]は実在する銃を改造して製作された。本項では映画2作目に登場するM41A パルスライフルとM56A2 スマートガンについて説明する。それ以外の装備については、後述の表を参照。
&size(20){''・M41A パルスライフル / M41A Pulse Rifle''};
M41A パルスライフルは、アーマット・バトルフィールド・システムズ(Armat Battlefield Systems)が開発した、電子パルスレーザー式[[アサルトライフル>突撃銃]]「M41」シリーズの一つである。M41シリーズは植民地海兵隊及び各軍の標準ライフルとして配備されている。
撮影用プロップガンは[[M1 トンプソン>オートオードナンス トンプソン]]をベースに製作された。銃本体はODカラーのフレームで覆われ、金属製[[テレスコピックストック>ストック]]が装着されている。[[10mm x 24>口径]]爆裂徹甲弾(ケースレス)((パルスライフルやスマートガンはケースレス弾を使用している設定だが、シーンによっては排莢シーンが確認できる・・・))を使用し、機関部側面には残弾確認用のデジタルカウンター付。装弾数は95/99発。
銃身下部には[[ポンプアクション]]式の30mm[[グレネードランチャー>擲弾発射器]]を装備(装弾数は4発)。ランチャー部分には[[M870>レミントン M870]]が内蔵されており、外側を[[スパス12>フランキ スパス12]]から流用したハンドガード、フォアグリップで覆っている。
M41シリーズには突撃銃以外にも、[[狙撃銃]]や[[軽機関銃]]モデルが存在する。
&size(20){''・M56A2 スマートガン / M56A2 Smart Gun''};
[[分隊支援火器>SAW]]のM56A2 スマートガンは[[MG42>グロスフス MG42]]をベースに製作された。外見のデザインはかなり装飾されており、最も特徴的なのはステディカム・アームで射手と銃本体が接続されている点である。
銃本体後部及び銃本体側面にはハンドルバーが付いており、射手はそれを保持して射撃操作を行う。スマートガンには目標物を自動追尾する機能が備わっており、射手はトリガーを引くだけで敵を殲滅することが可能である(もちろん自分で照準することも可能)。弾は10mm x 28ケースレス弾で、250連の[[ドラムマガジン]]を使用する。
#br
|分類|銃器名|備考|h
|自動拳銃|[[VP70>HK VP70]]|−|
|~|[[VP78>ベレッタ M92]]|[[レーザーサイト]]装着|
|~|[[M39>SW M39]]|−|
|突撃銃|[[M41 パルスライフル&br;M41A パルスライフル&br;M41A/2 パルスライフル>オートオードナンス トンプソン]]|最初期モデルのM41には[[グレネードランチャー>擲弾発射器]]は無く、[[フォアグリップ]]を装着&br;M41Aの詳細は欄外参照|
|~|[[M16A1>コルト AR15]]|−|
|~|[[XM177>コルト XM177]]|−|
|~|[[L85>エンフィールド L85]]|−|
|軽機関銃|[[M56A2 スマートガン&br;M59/B スマートガン>グロスフス MG42]]|M56A2の詳細は欄外参照|
|~|[[M41AE2 ヘビーパルスライフル>オートオードナンス トンプソン]]|M41シリーズの[[軽機関銃]]モデル。ヘビーバレル。[[三脚>バイポッド]]装着|
|狙撃銃|[[M41A2 パルススナイパーライフル>オートオードナンス トンプソン]]|M41シリーズの[[狙撃銃]]モデル。ロングバレル。[[スコープ]]装着|
|~|[[M42A スコープライフル>ワルサー WA2000]]|−|
|散弾銃|[[M37>イサカ M37]]|短銃身。ピストルグリップ|
|対物火器|M240A1 火炎放射器|[[M16>コルト AR15]]から流用したパーツ(キャリングハンドルやレシーバー)や、[[M203>コルト M203]]装着用放熱ガード等を組み合わせて製作された。カートリッジ式燃料を使用|
|~|UA-571C セントリーガン|目標物を自動探知し射撃を行う[[機関銃]]。専用のプラスチック製ケースで運搬し、使用時は[[三脚>バイポッド]]に固定する。残弾数は端末で確認可能|
----
#pcomment
