モデル | 全長(銃床展開/縮小時)*1 | 銃身長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 製造国 |
ティンバーウルフ | 1,225/958mm | 660.4mm(26in) | 6.59kg | .338 Lapua Magnum | 5 | カナダ |
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コヨーテ | 1,149/882mm | 609.6mm(24in) | 6.15kg | .308 Winchester (M852) | ||
LRT-3 | 1,333/1,104mm | 711.2mm(28in) | 11.42kg | .50 BMG |
カナダのプレーリーガンワークス(現PGWディフェンステクノロジーズ社)が2001年に開発した小銃をベースに、2005年に開発した狙撃銃システム。2005年からカナダ軍において『C14 MRSWS(Medium Range Sniper Weapon System…中距離狙撃兵器システム)』として採用されている。なお、「ティンバーウルフ(Timberwolf)」はシンリンオオカミを意味する。
同じPGW社が供給する狙撃銃システムには、同様の機構や外装を用いた7.62mm×51弾仕様の「コヨーテ」や、.50BMG用にスケールアップした「LRT-3」等がラインナップされている。
アクションには前方2つ、後方1つのロッキングラグが備えられており、ボルトにはらせん状のフルート(溝)が刻まれている。レシーバーはステンレススチール製やチタン合金製のものが製作されている。また、レシーバー上部やフォアエンド先端にはピカティニーレールが備えられており、 カナダ軍納入モデルに付属しているリューポルド社のMark4ライフルスコープ(16x40mm LR/T M1)等といった光学照準器の装着が可能になっている。ストック?には、現行モデルにおいてはPGW社独自のHHシステムを搭載した折りたたみ式ストックを採用している。
バレルはクリーガー・バレルズ(Krieger Barrels)社が製作したヘビーバレルを採用しており、フリーフローティング方式で固定されている。これにもらせん状のフルートが刻まれている。基本的には660mm(26インチ)のバレルが搭載されているが、737mm(29インチ)のカスタムバレルも使用することが出来る。トリガーテック社製のトリガーアセンブリはシングルステージトリガーとなっており、重さや遊びを調節可能となっている。セイフティは3ポジションとなっており、フィールドストリップ用のポジションが備えられている。
1990年代頃から、カナダ軍は70年代より使用していたC3A1狙撃銃(パーカーヘイル M82)に代わる対人用狙撃銃を探し始めていた。一方2001年にPGW社は.408チェイタック弾や.416PGW弾等を使用する大口径の民間用狩猟小銃を開発していた。この小銃がCFBゲージタウン基地で行われたトライアルの結果、『C14 MRSWS』として2005年にカナダ陸軍へ制式採用されることになり、C3A1と徐々に交代する形で配備されることになったのである。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
ハイエナロード | ドラマ | ヒッキー | 2015年のカナダ製ドラマ |
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