モデル | 全長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 製造国 |
レミントン製モデル (詳細モデル名は不明) | 1280〜1350mm | 4.2kg | .30-06 Springfield .43 Spanish .45-70 Government .50-70 Government 7mm×57 Mauser 8mm×50 Lebel 8mm×58 Danish Krag 12.17mm×42 | 1 | アメリカ |
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M1867 | 1353mm | 4.32kg | 8mmx58 Danish Krag 10.15mm×61 Jarmann 12.17mmx42 12.17mmx44 | スウェーデン ノルウェー | |
M1867(カービン) | 860mm | 2.88kg | |||
M1870 M1871 | ?mm | ?kg | .50-70 Government | アメリカ |
ローリングブロック銃は、1860年代から1900年頃までアメリカのレミントン社が製造していた後装式小銃である。ローリングブロックというブリーチ(銃尾)閉鎖機構を持つためこの名称で呼ばれる。シングルショットというシンプルな構造だが、大口径の弾薬が使用可能。初期は黒色火薬カートリッジが主だったが、1880年後半に登場した高威力の無煙火薬カートリッジも使用できる。
コンプリートモデル以外にも、多くの既存の小銃がローリングブロック式にコンバートされた。この機構を持つ最初の軍用小銃としては、スウェーデン軍とノルウェー軍の制式銃に採用された「M1867」が有名である。1866年、スウェーデンとノルウェー(当時は、スウェーデン=ノルウェー連合王国)は、両国の新たな軍用小銃を選定するトライアルを開始した。レミントン社以外に、ヘンリー銃、スペンサー銃、シャープス銃、レバーアクションのピーボディ銃、ニードル銃などが提出された。最終的に、価格と部品点数の少なさからレミントン製のローリングブロック銃に決まった。
レミントン社が最初に製造したコンプリートモデル1万挺とコンバーションキット2万個を除いて、全てのM1867はスウェーデンとノルウェーでライセンス生産された。スウェーデン製造モデルの名称は、gevär m/1867。また、元からスウェーデン軍に配備されていた前装式小銃のm/1860と後装式小銃のm/1864は、同じ口径(12.17mm)だったのでローリングブロック機構を組み込むのに適しており、それぞれgevär m/1860-68とgevär m/1864-68にコンバートされた。カービンモデルは、karbin m/1870とkarbin m/1864-68-85。ノルウェーではフルサイズ以外にも、M1867をカービン化したM1888とM1891も作られた。
1880年代にノルウェー製のJarman 1884に置き換わるまで、スウェーデン軍は1867年から1890年頃まで、ノルウェー軍は1867年から1883年までM1867を制式採用していた。他にも、スペイン軍やデンマーク軍も同様の銃を使用していた。
また、アメリカ軍もローリングブロック銃を採用している。海軍モデルのM1870と陸軍モデルのM1871で、共に.50口径の弾薬を使用する。レミントン社とのロイヤリティ契約が結ばれ、スプリングフィールド造兵廠で製造された。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
Lead and Gold: Gangs of the Wild West | ゲーム | トラッパー | スコープ装着 |
サハラに舞う羽根 | 映画 | アブー・ファトマ | マフディー教徒から強奪 |
マフディー教徒 | − | ||
トレマーズ4 | − | − | 項目参照 |
真昼の死闘 | 映画 | ホーガン | − |
メキシコ人ゲリラ | − | ||
レッド・デッド・リデンプション | − | − | 項目参照 |
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