*ヘンリー M1860 / Henry Model 1860 【小銃】
#author("2023-12-21T09:18:27+09:00","default:user","user")
*ヘンリー M1860 / Henry Model 1860 【小銃】 [#iddae713]
#ref(1860_henry_rifle.jpg,center,nolink,70%,ウベルティ製 M1860)
#br
|モデル|全長|重量|口径|装弾数|製造国|h
|~M1860|1137mm|4.2kg|[[.44 Henry>口径]]|16|アメリカ|
|~M1866|−mm|−kg|~|−|~|
|~M1866|−mm|−kg|[[.44 Henry>口径]]|−|~|
|~M1860(ウベルティ製)|1100mm|4.08kg|[[.44-40 Winchester&br;.45 Long Colt>口径]]|8 or 13|イタリア|
|~M1866(ウベルティ製)|1099mm|3.72kg|[[.38 Special&br;.44-40 Winchester&br;.45 Long Colt>口径]]|10 or 13|~|

 M1860は、19世紀に登場した[[レバーアクション]][[ライフル>小銃]]で、設計者の名前をとって''“ヘンリーライフル”''とも呼ばれる(日本では、“ヘンリー銃”の名称で知られる)。製造・販売はアメリカのニューヘイブン・アームズカンパニー。同社のヴォルカニックライフル((ヴォルカニック・リピーティングアームズが開発したレバーアクションライフル。後に社名をニューヘイブンに改名する。))の発展型として、1850年後半にベンジャミン・タイラー・ヘンリーが設計した。
 M1860は、19世紀に登場した[[レバーアクション]][[ライフル>小銃]]で、設計者の名前をとって''“ヘンリーライフル”''とも呼ばれる(日本では戊辰戦争で使用されており、“ヘンリー銃”の名称で知られる)。製造・販売はアメリカのニューヘイブン・アームズカンパニー。同社の[[ヴォルカニックライフル>小銃/SW ヴォルカニック連発銃]]の発展型として、1850年後半にベンジャミン・タイラー・ヘンリーが設計した。

 銃身下部にチューブラーマガジンを備え、レバーアクションによりブリーチローディング(後装式。銃身後部から弾薬を装填する)を行う。レバーを下げると[[ハンマー]]が[[コック>コッキング]]され、同時にマガジン内のスプリングにより弾薬が薬室に装填される。発砲後、再びレバーを下げるとレシーバー上部の排莢口から空薬莢が排出され、次弾が装填される、という仕組みである。M1860は手動のセイフティが付いておらず、ハンマーは露出式なので、ここに衝撃が加わると暴発する危険性がある。
 リアサイトは、リーフタイプのフリップアップサイト。弾薬は銅製(後に真鍮製)のリムファイア・カートリッジで、黒色火薬を用いている。
 銃身下部に[[チューブラーマガジン>マガジン]]を備え、レバーアクションによりブリーチローディング(後装式。銃身後部から[[弾薬]]を装填する)を行う。レバーを下げると[[ハンマー]]が[[コック>コッキング]]され、同時にマガジン内のスプリングにより弾薬が薬室に装填される。発砲後、再びレバーを下げるとレシーバー上部の排莢口から空薬莢が排出され、次弾が装填される、という仕組みである。M1860は手動の[[セイフティ>安全装置]]が付いておらず、ハンマーは露出式なので、ここに衝撃が加わると暴発する危険性がある。
 [[リアサイト>オープンサイト]]は、リーフタイプのフリップアップサイト。弾薬は銅製(後に真鍮製)のリムファイア・カートリッジで、黒色火薬を用いている。

 1866年に製造中止になるまで、約1万4000挺が生産された。その後、ニューヘイブン社は、社名を[[ウィンチェスター]]に改名。同時にウィンチェスター社初のレバーアクションライフルとして、M1860に改良を加えた「M1866」を発売する。M1860は、チューブラーマガジンの先頭から1発ずつ給弾する煩わしさ、フォアエンドが無いので添え手の位置に困る、という欠点を持っていた。そこで、レシーバー右側面にローディングゲートを設け、チューブラーマガジンを木製フォアエンドで覆うという改良が施された。M1866は真鍮製レシーバーの色から、''“イエローボーイ(Yellow Boy)”''とも呼ばれる。
 1866年に製造中止になるまで、約1万4000挺が生産された。その後、ニューヘイブン社は、社名を[[ウィンチェスター]]に改名。同時にウィンチェスター社初のレバーアクションライフルとして、M1860に改良を加えた「M1866」を発売する。M1860は、チューブラーマガジンの先頭から1発ずつ給弾する煩わしさ、[[フォアエンド>ハンドガード]]が無いので添え手の位置に困る、という欠点を持っていた。そこで、レシーバー右側面にローディングゲートを設け、チューブラーマガジンを木製フォアエンドで覆うという改良が施された。M1866は砲金製レシーバーの色から、''“イエローボーイ(Yellow Boy)”''とも呼ばれる。

 現在、M1860とM1866は生産はされていないが、イタリアのウベルティ社が両方のコピーモデルを製造・販売している。ただし、リムファイアではなくセンターファイアの弾薬を使用する。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[Fallout 3>フォールアウト]]|−|−|項目参照|
|アパルーサの決闘|映画|エヴェレット・ヒッチ|M1866|
|[[アパルーサの決闘]]|−|−|項目参照|
|ウィンチェスター銃'73|映画|スティーブ・ミラー|−|
|サバイバル・オブ・ザ・デッド|映画|シェイマス・マルドゥーン|M1866|
|ジェシー・ジェームズの暗殺|映画|警官|M1866|
|シャンハイ・ヌーン|映画|フォーリング・リーヴス|M1860|
|ショーン・オブ・ザ・デッド|映画|ショーン|M1866&br;パブ「ウィンチェスター」の壁に掛けてある物を使用|
|[[ジョナ・ヘックス]]|−|−|項目参照|
|シルバラード|映画|マル|M1860|
|続・夕陽のガンマン|映画|ブロンディ|M1860風に改造したM1866&br;フォアエンドは取り外してあるが、右側面にローディングゲートがある|
|トゥルーグリッド|映画|トム・チェイニー|M1860|
|[[トレマーズ4>トレマーズ]]|−|−|項目参照|
|[[バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3>バック・トゥ・ザ・フューチャー]]|−|−|項目参照|
|ミッシング|映画|サミュエル・ジョーンズ|M1866|
|~|~|マギー・ギルクソン|~|
|~|~|ブレイク・ボールドウィン|~|
|勇気ある追跡|映画|トム・チェイニー|M1860|
|続・夕陽のガンマン|映画|ブロンディ|M1860風に改造したM1866&br;[[フォアエンド>ハンドガード]]は取り外してあるが、右側面にローディングゲートがある|
|[[ダンス・ウィズ・ウルブズ]]|−|−|項目参照|
|[[トレマーズ4>トレマーズ#pca6865b]]|−|−|項目参照|
|[[バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3>バック・トゥ・ザ・フューチャー#z3555558]]|−|−|項目参照|
|北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし|漫画|リツハルド・サロネン・レヴォントレット&br;ベルグホルム|M1866|
|[[北斗の拳(アニメ版)>北斗の拳#xa8d6849]]|−|−|項目参照|
|[[マチェーテ・キルズ>マチェーテ#l1d0914e]]|−|−|項目参照|
|ミッシング|映画|サミュエル・ジョーンズ&br;マギー・ギルクソン&br;ブレイク・ボールドウィン|M1866|
|[[勇気ある追跡]]|−|−|項目参照|
|[[許されざる者(1992年)]]|−|−|項目参照|
|[[レジェンド・オブ・ゾロ>マスク・オブ・ゾロ#z657f42a]]|−|−|項目参照|
|[[レッド・デッド・リデンプション]]|−|−|項目参照|
|レッド・デッド・リボルバー|ゲーム|レッド・ハーロウ|M1860&br;ゲーム内名称「High Caliber Rifle」|
|ワイルド・レンジ 最後の銃撃|映画|パーシー|M1866|
|~|~|ボクスターの手下|~|
|ワイルド・レンジ 最後の銃撃|映画|パーシー&br;バクスターの手下|M1866|
|[[ワイルド・ワイルド・ウエスト]]|−|−|項目参照|
#hr
CENTER:このページの画像は[[ウベルティ・ファイアアームズ>http://www.uberti.com/]]から転載しています。
CENTER:転載に関しては、転載元の転載規約に従って行ってください。
#hr
----
#pcomment


トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS