*サコー TRG / Sako TRG 【小銃(狙撃銃)】
#ref(trg22.jpg,center,nolink,75%,サコー TRG-22)
|モデル|全長(伸縮時)|バレル長|重量|口径|装弾数|製造国|h
|~TRG-22|1155mm|660mm|4.7kg|[[7.62mm×51>口径#RifleAmmo]]|10|フィンランド|
|~TRG-42|1200mm|690mm|5.1kg|[[.338Lapua Magnum>口径#RifleAmmo]]|5|~|
|~|~|~|~|[[.300Win Magnum>口径#RifleAmmo]]|7|~|

 フィンランドのサコー社が、1989年に同社製TR-6ターゲットライフルを元に開発した、軍・法執行機関向けの[[ボルトアクション]]・[[スナイパーライフル>狙撃銃]]。
 三つのロッキング・ラグをもつボルトは、回転角が60度と比較的小さいため、ボルトハンドルを素早くリフトして後方へ引くことが可能だ。マガジンは[[ダブルカラム]]の着脱式で、内蔵式マガジンの狩猟用然とした旧来のスナイパーライフルと比べ、容量とリロードに優れる。
 [[ストック]]はポリマー素材のエルゴノミクスデザインで、フォアストック部とショルダーストック部の前後2ピース構造となっており、内部にアルミ合金製シャーシを有する。ショルダーストックはチークピース、バットストックがそれぞれ調整可能となっていて、オプションでスケルトンタイプのフォールディングストックも用意されている。 
 マッチグレードのバレルは、過酷な使用環境に耐えうるよう冷間鍛造製のヘビーバレルで、レシーバーにフルフローティングで固定される。トリガーは、[[プル>トリガープル]]を1.0〜2.5kg間で調整可能な2ステージ(2段引き)トリガーで、アジャスト作業がし易いようレシーバーからユニットごと取り外しが可能だ。

 TRG-21は、7.62mm×51NATO(.308ウィンチェスター)弾仕様のモデル。TRG-41は、より強力な.338ラプアマグナム弾または.300ウィンチェスターマグナム弾を使用するモデルで、マズルブレーキを標準装備する。現在ではストックやレシーバー等が変更された改良型の TRG-22、TRG-42にそれぞれ更新されており、欧州各国の警察、軍や対テロ部隊に使用されている。また、TRG-21を元に、狩猟用ライフルのTRG-S M995が作られている。
#ref(Sako_TRG-42_2.jpg,around,right,nolink,30%,ベレッタTRG-42 Sniper)
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 また、最近、US SOCOMの新狙撃銃のトライアル「PSR(Precision Sniper Rifle)」に[[レミントン]]社や、アキュラシー・インターナショナル社と並び、[[ベレッタUSA>ベレッタ]]社((TRG-22/42のアメリカでの輸入販売元である。))がサコー社の本銃を改修した「ベレッタ TRG-42 スナイパー」でトライアルに参加している。TRG-42用の折畳式のストックと、バレルを跨いでフォアエンドに固定したエクステンデッド[[レール>マウントレール]]を備え、様々なオプションパーツを付けられるようになっている。
 しかし、レミントン社の[[M24E1>レミントン M700]]が次期PSRとしてXM2010となった為、本銃は不採用となっている。
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|モデル|解説|h
|~TRG-21|1989年に開発された最初期モデル|
|~TRG-41|TRG-21の.338LMモデル|
|~TRG-22|1999年にTRG-21を改良したモデル|
|~TRG-42|同じくTRG-41を改良したモデル|
|~ベレッタ TRG-42 スナイパー|PSRトライアルに向けてレールシステムなどを搭載したモデル|
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|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[Combat Arms]]|−|−|項目参照|
|[[MAG]]|−|−|項目参照|
|[[カウンターストライク]]|−|−|項目参照|
|[[サドンアタック]]|−|−|項目参照|
|[[ヒットマン(ゲーム)>ヒットマン(アイドス インタラクティブ)]]|−|−|項目参照|
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CENTER:このページの画像は[[SAKO Finland>http://www.sako.fi/]]・[[Wikipedia>http://en.wikipedia.org/wiki/Sako_TRG]]から転載しています。
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