モデル | 全長(伸縮時) | バレル長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 製造国 |
TRG-22 | 1155mm | 660mm | 4.7kg | 7.62mm×51 | 10 | フィンランド |
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TRG-42 | 1200mm | 690mm | 5.1kg | .338Lapua Magnum | 5 | |
.300Win Magnum | 7 |
フィンランドのサコー社が1989年に開発した、軍・警察向けのボルトアクション式狙撃銃。
基本メカニズムは狩猟用ライフルのTRG-Sと同じで、3個のロッキングラグで固定されたバレルを持つ。レシーバーはアルミ合金製で、ストック?も軽量化のため、内部にアルミ製フレームを持つインジェクション成形されたポリウレタン製のエルゴノミックタイプとなっており、さらにチークピース、バットストックも調整可能となっていて、オプションでより軽量化されたスケルトンタイプのフォールディングストックも用意されている。
TRG21とTRG41の違いは使用弾薬であるが、TRG21は標準的な7.62mmNATO(.308Win)を使用し、TRG41は.50BMGの次に強力な.338Lapuaマグナムと.300Winマグナムを使用する。
マッチグレードのヘヴィーバレルは、過酷な使用環境に耐えうるように冷間鍛造のマズルブレーキ付きのフルフローティングバレルが装備されている。トリガーは上下左右に調整可能なフルアジャスタブルとなっており、レシーバーからユニットごと取り外しが可能なようになっている。また、スナイパーライフルとしては珍しく緊急用に折り畳み式のアイアンサイトが付いている。
現在ではストックや機関部等が変更された改良型の TRG22 , TRG42 にそれぞれ更新されており、欧州各国の警察、軍や対テロ部隊に使用されている。
また、最近、US SOCOMの新狙撃銃のトライアル「PSR(Precision Sniper Rifle)」にレミントン社や、アキュラシー・インターナショナル社と並び、ベレッタUSA社*1がサコー社の本銃を改修した「ベレッタ TRG-42 スナイパー」でトライアルに参加している。TRG-42用の折畳式のストックと、バレルを跨いでフォアエンドに固定したエクステンデッドレールを備え、様々なオプションパーツを付けられるようになっている。
しかし、レミントン社のM24E1?が次期PSRとしてXM2010となった為、本銃は不採用となっている。
モデル | 解説 |
TRG-21 | 1989年に開発された最初期モデル |
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TRG-41 | TRG-21の.338LMモデル |
TRG-22 | 1999年にTRG-21を改良したモデル |
TRG-42 | 同じくTRG-41を改良したモデル |
ベレッタ TRG-42 スナイパー | PSRトライアルに向けてレールシステムなどを搭載したモデル |
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
カウンターストライク | − | − | 項目参照 |
サドンアタック | − | − | 項目参照 |
ヒットマン(ゲーム)? | − | − | 項目参照 |
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