ロッキーマウンテンアームズ パトリオット / Rocky Mountain Arms Patriot 【自動拳銃・自動小銃】

フラットトップレシーバーのパトリオット
モデル全長銃身長重量装弾数発射形式口径製造国
バッファーチューブ有り530mm7in?kg20/30S5.56mm×45アメリカ
バッファーチューブ無し521mm7in2.27kg10

 パトリオットは、アメリカのロッキーマウンテンアームズ社が1992年に開発した、AR15を極端に短銃身化したセミオートマチックカービンである。バットストック?を廃することで分類上“自動拳銃”として販売されていた。

 極端にダウンサイジングされたため、見慣れたAR15とはかけ離れたシルエットをしている。以下は主な特徴。
 ・7インチまで切り詰められた銃身
 ・アルミ合金製の円筒型フリーフローティングハンドガード
 ・バットストックを廃して、剥き出しになったバッファーチューブ
 フロントサイトを廃した、キューブ型のガスブロックに変更
 ・ボルトフォワードアシストノブ/ケースディフレクター/排莢孔カバーの廃止

 また、アッパーレシーバーは、A2タイプの固定式キャリングハンドルを備えたモデルと、ウィーバーレールを搭載したフラットトップ(ただし、M4タイプのものより底上げされた形状)の2種類のモデルがある。
 1993年には、バッファーチューブを廃止したモデルも登場している。チューブ有りのモデルからの変更点は、ナショナルマッチのハンドガード、ガスブロックが露出していない、10連弾倉を使用、など。このモデルも、キャリングハンドル付きとフラットトップの2種類のアッパーレシーバーが用意されていた。

 短銃身から高速のライフル弾を発射するので発砲音や発砲炎、反動が凄まじく、命中精度は悪かったという。加えて、1994年に発効されたAWB(連邦攻撃武器規制)の影響を受け、以降は民間での販売ができなくなるという不遇の運命を辿ることになる。パトリオットは、AWB発効以前に製造・販売された「プレバン(Pre-ban)モデル」と、発効後に軍・法執行機関向けに限定的に製造・販売された「ポストバン(Post-ban)モデル」の2種類に分類される。
 ちなみに現在の同社は、「ベアコート(BEARCOAT)」という銃の塗装・表面仕上げを行うコーティング業者になっている。

 映画やドラマなどでは、フルオートに改造されたプロップガンが登場することがあるが、実銃はあくまでセミオートオンリーである。
 ゲーム『メタルギアソリッド3』及び『メタルギアソリッド4』では、パトリオットをベースとした同名のカスタムガンが登場している。ただし、ベースとなっているのはXM16E1で、フルオート射撃が可能という独自設定になっている。

登場作品ジャンル使用者備考
NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班TVドラマ密輸業者フラットトップレシーバー
A2リアサイト装着
ダットサイト装着
シーズン3・第12話
アルティメット項目参照
ウォーキング・デッド項目参照
コンゴ映画カレン・ロス博士初期型AR15のロワー
フラットトップレシーバー
ジオブリーダーズ項目参照
真・女神転生 デビルサマナー項目参照
スコーピオン項目参照
ソルジャー項目参照
ブラッド・ワーク映画バディ・ヌーン肉抜き加工のフラットトップレシーバー
CAR-15タイプの伸縮式ストック?装着
C-more製ダットサイト装着
マイアミ・バイス項目参照
リプレイスメント・キラー項目参照
ロング・キス・グッドナイト項目参照

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