全長 | 銃身長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 連射速度 | 発射形式 | 製造国 |
1,000mm | 483mm | 4.3kg | 6.5mm×52 / 7.65mm×53 | 10/25/50 | 〜900発/分 | S/F | イタリア |
チェイリゴッティ(Cei-Rigotti)はイタリア王国のアメリゴ・チェイリゴッティ少佐によって1890年代から1900年頃の間に開発された自動小銃である。一部ではチェイ・ガス・ライフル(Cei gas rifle)と呼ばれることもある。
フルオート機能を備えたライフル銃としては極最初期に開発され、小口径弾を連射できるという点からアサルトライフルの原型と考える向きもある。モンドラゴンM1908やロシニョールENT、ウィンチェスターM1907等といった黎明期の自動小銃の仲間としても早く生み出され、それらの中でも比較的小型軽量であったが、動作は不安定であったとの見方が強い。イタリアのローマもしくはブレシアでデモンストレーションが行われた他、イギリスなどでは性能評価を受けたが、どの国でも制式採用されることは無かった。総生産数は100挺ほど。
作動方式はショートストロークガスピストンを利用したガス圧利用式で、バレル下にガスチューブを備えている。給弾方式は脱着式マガジンを採用しているが、取り外しには先にトリガーアセンブリの取外しが必要となるため、基本的にストリッパークリップを用いて給弾を行う。画像などで多く見かける小型マガジンの他にもイギリスでの評価試験の際に用いられた大型マガジンも存在し、最大で50連のマガジンも存在する。使用する弾薬は6.5mm×52カルカノ(マンリッヒャーカルカノ)弾だが、7.65mm×53アルゼンチン(ベルジャンマウザー)弾仕様等も製作された。
トリガーがトリガーガードから下側に若干はみ出る特異な形をとっているが、明確な理由はわかっておらず、冬季における手袋対策ではないかという見方もある。セレクターはレシーバーの左側面後方に位置し、セミ・フルの切り替えを行うことが出来る。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
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