#author("2019-09-26T18:25:37+09:00","default:user","user") *シグザウエル P220 / SIG Sauer P220 【自動拳銃】 [#uadb384a] #ref(p220.jpg,center,nolink,シグザウエル P220) |モデル|全長|重量|口径|装弾数|製造国|h |~P220|198mm|810g|[[9mm×19&br;9mm×23SR>口径#AutoAmmo]]|9+1|スイス/ドイツ| |~P220-1&br;P220 SAO|198mm|862g(弾倉込み)|[[.45 ACP>口径#AutoAmmo]]|7/8/10 +1|アメリカ| |~P220 コンバット|180mm|862g(弾倉込み)|[[.45 ACP>口径#AutoAmmo]]|8/10+1|~| |~P220 コンパクト|180mm|839g(弾倉込み)|[[.45 ACP>口径#AutoAmmo]]|6+1|~| |~P220 クラシック 22|196mm|862g(弾倉込み)|[[.22 LR>口径#AutoAmmo]]|10+1|~| [[シグ]]社がスイス軍向けに1975年に開発した、軍・法執行機関向けの[[自動拳銃]]。 1948年にスイス軍に採用された同社の[[P49(シグ P210)>シグ P210]]の置換候補として設計され、1975年に「P75」の名称で採用された。 また、この拳銃の開発にあたってシグ社とJ.P.ザウエル&ゾーン社の提携が始まり、後のシグザウエルとなる。 //[[シグ]]社がスイス軍の依頼により1975年に開発した、軍・法執行機関向けの[[自動拳銃]]。 //もともとスイス軍は[[P210>シグ P210]]という優れた自動拳銃を「P49」の名で制式化していたが、作りが精巧ゆえに量産が利かず、非常に高価だった。このため、軍事費削減を図っていた当時のスイス軍はより安価な制式[[拳銃]]を必要としていた。 //依頼を受けたシグ社は、P210をベースとして[[プレス加工]]などを用いて試作を行ったが、精度が低下する一方で、コストを抑えるのには限界が生じた。そこで、設計を全く新たなものとして開発したのが、この「P220」である。 //高価ゆえに民間での売上の芳しくなかったP210にかわって世に出たP220だったが、それでも決して安い銃とは云えなかった。しかし、無理すれば手の届く値段になった事と、P210同様の優れた性能を持っていたために性能嗜好のユーザーに受け入れられ、スイス軍も「P75」の名で採用し、その名を世に知らしめることとなった。 //↑経緯が些か冗長かつ誇張されたものであるためコメントアウト(P210自体が製造が高コストなルガーの代替で採用されたものであったり、後続モデルのP226が高級モデルとして説明されていることに対して整合性がありません)。シンプルな経緯の方に差し替え。 P220は、手動の[[セイフティ>安全装置]]を持たず((後年に登場した「P220SAO」は別。シングルアクショントリガーで、サムセイフティを有し、[[コック>コッキング]]&ロックが可能))、[[デコック>デコッキング]]のみを行うデコッキングレバーを備え、排莢孔にチャンバー部をかみ合わせてスライドとバレルをロックする独自のロックブリーチ・[[ショートリコイル]]を採用している。これらは、当時としては画期的なもので、後のさまざまな自動拳銃に影響を与えている。 マイナーチェンジも数度行われており、プレス成型で製造されていたスライドは、90年代以降にステンレス[[削り出し>削り出し加工]]となり、製法の変化に合わせてデザインも改められた。[[マガジンキャッチ]]の位置や形状も変化し、マガジンの底部((後述の9mmけん銃がこれと同仕様。コンチネンタルタイプと呼ばれ、素早いマガジンの交換は出来ないが、脱落しにくく、確実にマガジンを保持できる長所を持つ。))から、グリップの左側面に再配置され、親指で簡単に操作できるようになった。 また、P220は日本の[[自衛隊]]の制式拳銃でもある。1982年に[[M1911>コルト ガバメント]]の後継として「9mmけん銃」の制式名で採用されて以来、日本の[[ミネベア]]社でライセンス生産され、採用から四半世紀年以上を経ても継続して使用されている。 基本的には小銃手は9mmけん銃を装備せず((CQB訓練時や海外派遣時には、バックアップもしくは[[89式>豊和工業 89式小銃]]の代替として装備している。))、幹部自衛官や重火器使用者、警務官や機甲科車長などの護身装備となっている。また、元となったP220がもともと[[.45ACP弾]]モデルも前提とした大きめのグリップサイズであったため、ミネベアにより、日本人の手に合わせた専用のグリップ形状に改められている。ただ、それでも現場ではグリッピングについては不評とも云われる。 [[P226>シグザウエル P226]]が登場して後、民間用P220は、.45ACPモデルを主力製品とし、9mm口径モデルは生産されていない。アメリカに輸入された当初は、ブローニングアームズが代理店であったため『BDA(''B''rowning ''D''ouble Action ''A''utomatic)』と銘打たれて販売されたが、当時プレス製だったスライドの印象が悪く、脆弱で安っぽいイメージからアメリカ市場では成功しなかった((ドラマ『[[特捜刑事マイアミヴァイス]]』の放送前プロモーションや第1話では『主役』だったものの、周知の通りすぐに[[ブレンテン>DD ブレンテン]]に交代してしまった。))。 しかし現在では市場も大きく変化し、M1911系に圧されつつも、新たに[[シングルアクション]]オンリーモデルのP220SAOを発表するなど、根強いファン層の存在が窺い知れる。アメリカのIDPAマッチで愛用しているシューターもあり、M1911を破って第1位を獲得したこともある。 現在ではアルミフレームモデルの他、ステンレスモデル、10mmオートモデルもラインナップされ、オプションで[[ピカティニーレール]]付きのフレーム(上掲画像のモデル)も用意されている。現在のカタログ((2018年8月現在))では9mmモデルは廃盤となっており、.45ACPと[[10mmオート弾]]モデルのみとなっていることから、P22xシリーズの大口径モデルとして販売されているようだ。 //なお、SIG SAUERの名は、スイス国内の銃器輸出規制を回避するため、ドイツにあるシグ社傘下の企業「ザウエル&ゾーン」にP220シリーズの製造が委託された経緯によるものである。 //↑冒頭記述通り開発段階からの参画であり誤りのため、コメントアウト。 |登場作品|ジャンル|使用者|備考|h |[[50 Cent:Bulletproof]]|−|−|項目参照| |BLACK CAT|アニメ|ザギーネ・アクセローク|回想シーンで使用(#14)| |[[BUGS―捕食者たちの夏―>BUGSシリーズ]]|−|−|項目参照| |[[GSG9(TVドラマ)]]|−|−|項目参照| |Heavy Rain|ゲーム|?|.45口径| |[[LAWMAN]]|−|−|項目参照| |[[Mr.&Mrs. スミス]]|−|−|項目参照| |[[RED/レッド]]|−|−|項目参照| |[[SP 警視庁警備部警護課第四係]]|−|−|項目参照| |[[S.T.A.L.K.E.R.>S.T.A.L.K.E.R.(ストーカー)]]|−|−|項目参照| |[[S.W.A.T.>特別狙撃隊 S.W.A.T.]]|−|−|項目参照| |[[THE WAVE]]|−|−|項目参照| |ULTRAMAN|映画|自衛官|9mmけん銃| |Zwei Worter|ゲーム|ゴウリ・ユキエ|−| |[[アウター・ゾーン]]|−|−|項目参照| |アウトバーン0号作戦|小説|ホロウィツ|[[.45 ACP>.45ACP弾]]モデル| |アウトブレイク・カンパニー|アニメ|古賀沼 美埜里|9mmけん銃| |[[亜人]]|−|−|項目参照| |アルドノア・ゼロ|アニメ|鞠戸 孝一郎大尉|9mmけん銃&br;第9話の回想シーンで使用| |うちのメイドがウザすぎる|アニメ|きぬえ(鴨居つばめのアバター)|第2話のオンラインゲーム内で使用&br;9mmけん銃?&br;マガジンが挿入されていないように見える| |[[エイブル]]|−|−|項目参照| |エリア88|漫画|マック|発砲なし| |[[エロイカより愛をこめて]]|−|−|項目参照| |[[オペレーションG.G.]]|−|−|項目参照| |ガーリー・エアフォース|アニメ|八代通遥|1話&br;9mmけん銃?| |[[ガメラ]]|−|−|項目参照| |ガン×スクール=パラダイス!|小説|渡辺 輝明|−| |ガンパレードマーチ 九州撤退戦(上)|小説|黒服の男|.45口径&br;装弾数7発| |[[寄生獣 セイの格率>寄生獣]]|−|−|項目参照| |[[機動警察パトレイバー]]|−|−|項目参照| |[[キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー>キャプテン・アメリカ]]|−|−|項目参照| |[[ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり]]|−|−|項目参照| |交戦規則 ROE|小説|自衛官|9mmけん銃| |[[コーデッドアームズ]]|−|−|項目参照| |[[攻殻機動隊]]|−|−|項目参照| |五分後の世界|漫画|自衛隊員|9mmけん銃| |[[ゴルゴ13]]|−|−|項目参照| |ゴルゴタ|小説|現地情報隊|[[サイレンサー>減音器]]装着| |[[ザ・ワン]]|−|−|項目参照| |最終兵器彼女|漫画|テツ二尉|9mmけん銃| |最果てのイマ|ゲーム|伊月 笛子|−| |[[サイレン2>サイレン]]|−|−|項目参照| |[[さばげぶっ!]]|−|−|項目参照| |[[ジーザス]]|−|−|項目参照| |[[ジオブリーダーズ]]|−|−|項目参照| |シュタインズ・ゲート|ドラマCD|岡部 倫太郎|萌郁から渡される| |~|~|桐生 萌郁|「ミネベア9ミリ」と呼称| |硝煙の向こう側に彼女|小説|塚田 志士子|マッチモデル&br;45口径&br;文庫版では[[P229>自動拳銃/P229]]| |[[スプリンターセル]]|−|−|項目参照| |[[西部警察]]|−|−|項目参照| |西武新宿戦線異状なし|漫画|丸輪 零|−| |[[戦国自衛隊]]|−|−|項目参照| |[[ソードフィッシュ]]|−|−|項目参照| |空から降る一億の星|ドラマ|片瀬 涼|−| |[[ダーティホワイトボーイズ>スワガー・サーガ]]|−|−|項目参照| |[[ダイ・ハード]]|−|−|項目参照| |[[ダイナマイト刑事(PS2版)>ダイナマイト刑事]]|−|−|項目参照| |[[太陽にほえろ!]]|−|−|項目参照| |[[太陽の黙示録]]|−|−|項目参照| |[[沈黙の断崖>沈黙シリーズ]]|−|−|項目参照| |[[デビル17]]|−|−|項目参照| |電撃 -DENGEKI-|映画|オーリン・ボイド|カーチェイスで悪徳警官から奪う| |~|~|ラトレル・ウォーカー|P220S&br;オールシルバーのスポーツモデル| |~|~|ジョージ・クラーク|ラトレルから奪う&br;発砲無し| |~|~|悪徳警官|[[コンペンセイター]]装着&br;.45ACPモデル&br;ボイド拉致時に所持&br;発砲無し| |デート・ア・ライブ|アニメ|鳶一 折紙|アニメ第12話で使用&br;鳶一は陸上自衛隊所属であるため9mm拳銃とみられるが&br;スライドに自衛隊武器マークはなかった。&br;作画の都合上とおもわれる。| |トーキョー・ウォーズ&br;(レイド・オン・トーキョー)|漫画|佐藤 大輔|9mmけん銃| |[[トーキョー・リトル・ガナーズ]]|−|−|項目参照| |[[トータル・リコール]]|−|−|項目参照| |[[特捜刑事マイアミヴァイス]]|−|−|項目参照| |特救指令ソルブレイン|特撮|正木俊介|EDの射撃訓練シーンで使用&br;本編での使用は3話以降から| |~|~|影山巡査部長|正木本部長から渡される| |ドラゴンヘッド|漫画|仁村&br;瀬戸 憧子|−| |[[トリプルX]]|−|−|項目参照| |[[図書館戦争]]|−|−|項目参照| |南国ドミニオン|ゲーム|アロハ|ゲーム中での名称「拳銃」| |[[ニキータ]]|−|−|項目参照| |[[ネメシス]]|−|−|項目参照| |[[バイオハザード(映画)]]|−|−|項目参照| |[[バキ>バキシリーズ]]|−|−|項目参照| |[[バトルガール]]|−|−|項目参照| |[[バビロンA.D.]]|−|−|項目参照| |[[パラサイト・イヴ]]|−|−|項目参照| |ハルノクニ|漫画|榊 秀輝|単行本4巻| |[[バレットガールズ]]|−|−|項目参照| |[[ヒート]]|−|−|項目参照| |[[ぴことぴけ]]|−|−|項目参照| |[[ヒットマン コントラクト]]|−|−|項目参照| |復讐捜査線|映画|ベネットの部下|P220R&br;終盤で使用| |[[武装中学生]]|−|−|項目参照| |プラチナエンド|漫画|六階堂 七斗|9mmけん銃&br;自衛隊から盗む&br:主に[[二挺拳銃]]で使用| |[[ブラック・ラグーン>BLACK LAGOON]]|−|−|項目参照| |[[フリージア]]|−|−|項目参照| |[[ブロークン・アロー]]|−|−|項目参照| |[[文豪ストレイドッグス]]|−|−|項目参照| |[[亡国のイージス]]|−|−|項目参照| |[[ボール・ブレット・ガン]]|−|−|項目参照| |[[ホステージ]]|−|−|項目参照| |[[マイアミ・バイス>特捜刑事マイアミヴァイス]]|−|−|項目参照| |[[まぶらほ]]|−|−|項目参照| |[[ミッドナイトイーグル]]|−|−|項目参照| |[[名探偵コナン]]|−|−|項目参照| |[[女神転生]]|−|−|項目参照| |[[もっともあぶない刑事>あぶない刑事]]|−|−|項目参照| |モンスター娘のいる日常|アニメ|墨須|9mmけん銃&br;ゴム弾を使用&br;第7話| |[[闇のイージス]]|−|−|項目参照| |[[ヤングガン・カルナバル]]|−|−|項目参照| |[[ラッシュアワー]]|−|−|項目参照| |[[ルパン三世]]|−|−|項目参照| |[[レフト 4 デッド 2>レフト フォー デッド]]|−|−|項目参照| #hr CENTER:このページの画像は[[シグザウエル社>http://www.sigsauer.de/]]から転載しています。 CENTER:転載に関しては、転載元の転載規約に従って行ってください。 #hr ---- #pcomment