#author("2020-05-21T05:50:36+09:00","default:user","user") *ヘッケラー&コッホ VP9 / Heckler & Koch VP9 【自動拳銃】 [#b23af5af] #ref(hk_sfp9.jpg,center,60%,H&K SFP9) |モデル|全長|銃身長|重量|口径|装弾数|製造国|h |~VP9|186mm|104mm|710g|[[9mm×19>口径#AutoAmmo]]|10/15+1|ドイツ&br;アメリカ| |~VP40|186mm|104mm|725g|[[.40 S&W>口径#AutoAmmo]]|10/13+1|~| #ref(hk_sfp9_sd.jpg,right,around,30%,SFP9-SF SD) VP9(Volkspistole = 国民拳銃)は、ドイツの[[ヘッケラー&コッホ>ヘックラー ウント コッホ]]社が2014年に開発した[[ポリマーフレーム]][[ピストル>自動拳銃]]で、[[VP70>HK VP70]]と[[P7>HK P7]]に続く、[[ストライカー>ストライカー システム]]方式を採用した同社3番目の[[拳銃]]である。 全体的な形状・特徴が似ていることから、同社のポリマーフレームピストル「[[P30>自動拳銃/HK P30]]」のストライカー版とも言える。弾倉もP30のものがそのまま使用可能。 作動はティルトバレル方式の[[ショートリコイル]]。銃身はH&Kスタンダードなポリゴナルライフリング。[[スライドリリースレバー>スライドストップ]]と[[マガジンリリースレバー>マガジンキャッチ]]は[[アンビ]]仕様で、[[グロック]]タイプの[[トリガーセイフティ>安全装置]]を備えている。グリップのフロントストラップは[[フィンガーグルーブ]]が施され、バックストラップとサイドパネルは様々なサイズのものに交換できる。スライド後部には、[[コッキング]]操作をサポートするための突起と、コッキング状態を知らせるファイアリングピン・インジケーターが付いている。ダストカバーには、各種アクセサリー装着用の[[ピカティニーレール]]を装備。 2016年には、フレームがFDE(フラットダークアース)カラーのデュアルトーンモデルが登場している。 軍・法執行機関における大口の採用としては、ドイツのベルリン警察他複数の州警察での採用例がある。また2019年12月には[[陸上自衛隊>自衛隊]]においてベレッタAPXや[[グロック17>グロック 17]]といったライバルを抑え、新拳銃「9mm拳銃 SFP9」として採用された。なお2020年5月18日に防衛省が公開した拳銃は下記一覧のSFP9 Mモデルとなっており、刻印も同じになっている。 また、ヨーロッパ市場ではSFP(Striker-Fire Pistol)((理由は定かでない。Volkespistoleの名称がナチスを想起させるためとも言われるが、どちらかというと完全に同じタイミングで登場した[[B&TのVP9>BT VP9]]との商標問題を避けるためだと思われる))の名称のもと、以下の仕様で販売が行われている。 |モデル|特徴|h |~SFP9-SF|SF(Special Forces)&br;スタンダードモデル&br;トリガーストロークが短め、[[トリガープル]]が軽めに設定されている| |~SFP9-TR|TR(Technische Richtlinie)&br;ドイツ警察向けのモデル&br;トリガーストロークが長め、トリガープルが重めに設定されている| |~SFP9-SF SD|SFのタクティカルモデル&br;銃口に[[サプレッサー>減音器]]装着用のネジが切ってある&br;調節可能な[[LPAマッチサイト>オープンサイト]]| |~SFP9 M|M(Maritime)&br;海上モデル。耐海水性特殊コーティングとOTB性能を持つ。| |~SFP9 OR|OR(Optical Ready)&br;ミニ[[ダットサイト]]マウントベース付き。| #br |登場作品|ジャンル|使用者|備考|h |[[007 スペクター>007]]|−|−|項目参照| |[[ヒットマン>ヒットマン(2016年)]]|−|−|項目参照| |[[マイル22]]|−|−|項目参照| #hr CENTER:このページの画像は[[ヘッケラー&コッホ>http://www.heckler-koch.com/en.html]]社から転載しています。 CENTER:転載に関しては、転載元の転載規約に従って行ってください。 #hr ---- #pcomment