FBウゥチニク MAG / FB Łucznik MAG 【自動拳銃】

MAG-08
モデル全長銃身長重量口径装弾数製造国
MAG-95200mm114mm (4.5in)1,230g9mm×1910/15/20+1ポーランド
MAG-98200mm114mm (4.5in)1,055g

 MAGシリーズは、ポーランドのラドム市にある、FBウゥチニク社(Fabryka Broni "Łucznik" 。ウゥチニク*1武器工場の意。英語圏向けには"Archer Arms Factory" と称している。旧ラドム造兵廠)が1995年から製造していた、ダブルアクション式の自動拳銃である。銃器デザイナーのMarian Gryszkiewiczが1993年に設計し、翌年に試作モデルが完成する。
 元々ポーランドは9mm×18マカロフ弾の自動拳銃を使用していたが、より強力な西側の9mmパラベラム弾を使用する銃を欲したことが開発のきっかけとなった。

 作動方式は、一般的なティルトバレルロックを用いるブローニング式のショートリコイル。銃身内部は耐久性と洗浄性に優れるクロームメッキが施されている。フレーム後部にはアンビ仕様のデコッキングレバーを装備。フレーム右側には、ベレッタ 92シリーズに見られるような、露出式のトリガーバーが確認できる。後期モデルになると、スライドにフロントセレーションが追加された。
 黒いボディは防塵処理の黒酸化被膜でなく、ラッカー塗料によるもの。艶消しまたは艶有のクローム仕上げはオプションとなっている。

 MAGシリーズの生産は2000年に終了しており、後継モデルの「PR-15 ラガン」に移行している。

バリエーション

モデル特徴
MAG-95スタンダードモデル
オールスチール製
MAG-98軽量モデル
アルミ合金製フレームを採用し、軽量化を図っている
MAG-98Cスポーツモデル
調節可能なリアサイトを装着
MAG-08ピカティニーレールを装備
 
登場作品ジャンル使用者備考
Izolator映画アーネストMAG-95の後期モデル
KryminalniTVドラマアダム・ツァワダMAG-95の後期モデル
マレク
撃鉄 GEKITETZ ワルシャワの標的映画ジョナサン・コールドMAG-95の後期モデル
サプレッサー装着

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最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • 軍用銃にしては製造開始から生産終了までの間が短いな。 -- 2016-08-29 (月) 22:09:29
お名前:

*1 弓兵、弓使いのこと。

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