*アーセナルファイアアームズ ストライクワン /  Arsenal Firearms Strike One 【自動拳銃】
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*アーセナルファイアアームズ ストライクワン /  Arsenal Firearms Strike One 【自動拳銃】 [#qf054b68]
#ref(strike-one.jpg,center,70%,AF-1 ストライクワン)
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|全長|重量|口径|装弾数|発射形式|製造国|h
|210mm|750g((ポリマーフレーム)) / 890g((アルミフレーム))|[[9mm×19 / 9mm×21IMI&br;.357 SIG / .40 S&W>口径#AutoAmmo]]|17&br;13|S|イタリア|
|210mm|750g((ポリマーフレーム)) / 890g((アルミフレーム))|[[9mm×19>9mmパラベラム弾]]&br;[[9mm×21 IMI>口径#AutoAmmo]]|17|S|イタリア|
|~|~|[[.357 SIG>口径#AutoAmmo]]&br;[[.40 S&W>.40SW弾]]|13|~|~|

 ストライクワンは、イタリアのアーセナルファイアアームズ社が2012年に発表した[[自動拳銃]]である。
 設計はAF社の創業者であり、銃器関係のジャーナリストであったイタリアのニコラ・バンディーニによる。同社の設立とストライクワンの開発に当たっては、精巧なミニチュアガンの製造で知られるロシアのディミトリー・ストラシンスキーがパートナーとして関わっている。

 ロシア人デザイナーのストラシンスキー氏の存在や、本銃が「ストリージ(アマツバメ)」の名でロシア軍のトライアルにパスした経緯((スペツナズ隊員による使用が見られるもののロシア連邦軍では採用されなかった、とも。))もあり、発表されてから数年はロシア製自動拳銃との誤解が広まったが、実際のところ設計とそのパテントはすべてバンディーニ氏に拠るもので、製造もすべてイタリアで行われている((Gun Professionals誌 2015年7月号記事(同年5月号記事の訂正文)と[[THE TRUTH ABOUT GUNS "Gun Review: Arsenal Firearms Strike One">http://www.thetruthaboutguns.com/2014/08/daniel-zimmerman/gun-review-arsenal-af-1/]]より。))。ロシア企業と誤解されているアーセナルファイアアームズ社も、ロシアのミニチュアガンメーカーなどを傘下には置くものの、本社は銃工の街として知られるイタリアのガルドーネにある。
 ロシア人デザイナーのストラシンスキー氏の存在や、本銃が「ストリージ(アマツバメ)」の名でロシア軍のトライアルにパスした経緯((スペツナズ隊員による使用が見られるもののロシア連邦軍では採用されなかった、とも。))もあり、発表されてから数年はロシア製自動拳銃との誤解が広まったが、実際のところ設計とそのパテントはすべてバンディーニ氏に拠るもので、製造もすべてイタリアで行われている((Gun Professionals誌 2015年7月号記事(同年5月号記事の訂正文)と[[THE TRUTH ABOUT GUNS "Gun Review: Arsenal Firearms Strike One">http://www.thetruthaboutguns.com/2014/08/daniel-zimmerman/gun-review-arsenal-af-1/]]より。))。開発した同社も、ロシアのミニチュアガンメーカーなどを傘下には置くものの、本社は銃工の街として知られるイタリアのガルドーネにある。
 
 ストライクワンはシルエットこそ[[グロック>グロック 17]]の亜種のようで、[[ストライカー>ストライカー システム]]やセイフアクションなど、グロックに倣った撃発メカニズムも備えている。しかし、作動・閉鎖機構には、本銃独特の[[ショートリコイル]]を採用している。多くの自動拳銃が備える[[ブローニング>ジョン・モーゼス・ブローニング]]式のティルトバレルではなく、Y字形の独立したロッキングブロックがカムによって垂直降下してスライドとの結合を解く方式を採用しており、銃身がストレートに後退する仕組みとなっている。また、銃身位置を極端なまでに低く設けることで、命中精度と発砲時のバレルジャンプの抑制に優れた設計としている。
 ストライクワンはシルエットこそ[[グロック>グロック 17]]の亜種のようで、[[ストライカー>ストライカー システム]]やセイフアクションなど、グロックに倣った撃発メカニズムも備えている。しかし、作動・閉鎖機構には、本銃独特の[[ショートリコイル]]を採用している。多くの自動拳銃が備える[[ブローニング>ジョン・モーゼス・ブローニング]]式のティルトバレルではなく、Y字形の独立したロッキングブロックがカムによって垂直降下してスライドとの結合を解く方式を採用しており、銃身がストレートに後退する仕組みだ。また、銃身位置を極端なまでに低く設け、発砲時のバレルジャンプの抑制を強く企図した設計となっている。
 [[マガジンキャッチ]]は、左右どちらから押しても機能する[[アンビ]]仕様、または左右いずれかのみ機能する仕様が選択できる。一見すると有無が判別できない[[トリガーセイフティ>安全装置]]は、グロックと違いトリガーシュー全体がセイフティレバーとして機能する((撃発することなくトリガーシューのみが動くためのヒンジとスプリングが仕込まれている。))ようになっている。フレームは[[ポリマー>ポリマーフレーム]]製が標準だが、数量限定のアルミ合金製フレームモデルがある。

 2012年の発表時にはコンバージョンキットを組み込んだ[[カービン>騎兵銃]]/[[サブマシンガン>短機関銃]]型の派生モデルが見られた他、2015年には「ストライクワン・スピード」というIPSC競技向けモデルが発表されている。
 2012年の発表時にはコンバージョンキットを組み込んだ[[カービン>騎兵銃]]/[[サブマシンガン>短機関銃]]型の派生モデルが見られた他、2015年には「ストライクワン・スピード」というIPSC競技向けモデルが発表されている。以降も[[.22LR>口径]]や[[10mmオート弾]]仕様モデルが登場している。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[ジョン・ウィック チャプター2>ジョン・ウィック]]|−|−|項目参照|
|[[ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン>ソードアート・オンライン]]|−|−|項目参照|
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CENTER:このページの画像は[[Arsenal Firearms>http://www.arsenalfirearms.com/]]から転載しています。
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