ポケット9は、アメリカのデトニクス社が1985〜1986年に製造していた、護身用のポケットピストルである。
作動方式はディレード・ブローバックのコンベンショナル・ダブルアクション。スライドとフレームは、マット処理が施されたステンレススチール製。銃身はフレームに固定された設計で、リコイルスプリングは銃身の周囲に配置されている。サブコンパクトサイズの自動拳銃には珍しく、スライド後部にアンビ仕様のマニュアルセイフティを備えている(レバーを上げるとセイフティがかかり、下げると解除される)。トリガーガードは先端にフィンガーレスト用の突起とセレーション付き。トリガーピン付近にある四角い部品はテイクダウン用のスライドブロックで、これを両側から押してスライドを後ろに引きながらフレームから取り外す。
アイアンサイトが露出していない独特なスライドデザインは、衣類等への引っ掛かりを防ぐためのもの。スライド上面に設けた溝にロープロファイルのフロントサイトを配置し、後部の切り抜きをリアサイトとして使用する(これと似たようなサイトシステムを採用している銃に、SV インフィニティ Tikiがある)。
1986年には銃身長を4インチに延長した「ポケット9LS」と、.380ACP弾を使用する「ポケット380」が登場。ポケット380は、サイズはポケット9と同じだが、スライド上面の溝が無くなり、露出型のノーマルサイトに変更されている。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
攻殻機動隊 ARISE | − | − | 項目参照 |
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