全長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 製造国 |
178mm | 822g | .45 ACP | 6+1 | アメリカ |
デトニクス コンバットマスターは、1970年代後半にパット・イェーツらアメリカ・デトニクス社のエンジニアによって、1911をベースに開発された、コンパクトピストルである。
コンバットマスターは、衣服の下に携帯するコンシールドキャリー(隠匿携帯)を前提としており、銃身やグリップはもちろん、ハンマーのスパーやテールも短小化したスナッグプルーフ(引っ掛かり防止)デザインとなっている。スライド後部上端は大きく切り落とされ、懐からドロウした際に、スムーズにスパーへと指を導いて、素早くハンマーをコックできるよう施されている。
また、コンバットマスターは、3.5インチという短銃身ゆえ、ハイパワーな.45口径ピストルとしてはストローク不足のリコイルユニットに、複数のスプリングを仕込むことで作動信頼性を高めた。また、それまで、銃口付近に設けた「ブッシング」と呼ばれる部品で、スライドと銃身を固定していた設計を改め、銃身にコーン状のスロープを設けて、ブッシングを廃止した。これが、後の各社製1911まで受け継がれる、「コーンバレル(円錐形銃身)」と呼ばれるデザインの始まりである。銃口へ向かって太さを増すコーンバレルは、閉鎖時には、スライドと銃身が触れているが、発砲時にスライドが後退すると両者は離れる。ブッシングを介した設計では、スライドと銃身は常に触れているため、その摩擦が作動の抵抗となるが、コーンバレル設計では、スライドが後退するごとに抵抗は落ちていくため、作動の確実さが増すという仕組みだ。
コンバットマスターは、それまで、ガンスミスによる一品物でしか存在しなかった1911の極端なコンパクト化を、優れた設計によって量産可能な商品レベルで実現した、歴史的なコンパクト・ガバである。それゆえか、デトニクス社は80年代以降にフルサイズの1911モデルも発表しているが、俗に「デトニクス」と言えば、同社のコンバットマスターを差すくらい、コンパクト・ガバの代名詞となっている。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
青の祓魔師 | 漫画 | 奥村 雪男 | 二挺拳銃時もあり |
アニメ | |||
ウォッチメン | − | − | 項目参照 |
ガンスミスキャッツ | − | − | 項目参照 |
ガンスリンガー・ガール | − | − | 項目参照 |
クライムハンター | − | − | 項目参照 |
サイレントヒル4 THE ROOM | − | − | 項目参照 |
ターミネーター2 | − | − | 項目参照 |
ダイナマイト刑事 | − | − | 項目参照 |
刑事貴族2 刑事貴族3 | TVドラマ | 本城 慎太郎 | − |
デビル17 | − | − | 項目参照 |
トリアージX | − | − | 項目参照 |
バランサー | 漫画 | P(カーツ) | デトニクス製? |
ブレイクアウェイ | TVドラマ | モーガン | おそらくデトニクス製 |
ルパン三世 | − | − | 項目参照 |
今日からヒットマン | − | − | 項目参照 |
踊る大捜査線 | − | − | 項目参照 |
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