*スタームルガー LCP /  Sturm, Ruger LCP 【自動拳銃】
#ref(ruger_lcp.jpg,center,75%,スタームルガー LCP)
|モデル|銃身長|全長|重量|口径|装弾数|製造国|h
|~LCP|2.75in|131mm|270g|[[.380 ACP>口径#AutoAmmo]]|6/7+1|アメリカ|
|~LC9|3.12in|152mm|480g|[[9mm×19>口径#AutoAmmo]]|7/9+1|~|

 LCP(Lightweight Compact Pistol)は、アメリカの[[スタームルガー]]社が開発した、[[.380ACP弾]]を使用する[[自動拳銃]]である。2008年のショットショーで発表された。コンシールドキャリーに特化したポケットピストルで、自衛やバックアップガンとして用いられるよう設計された。
 LCP(Lightweight Compact Pistol)は、アメリカの[[スタームルガー]]社が開発した、[[.380ACP弾]]を使用する[[自動拳銃]]である。2008年のショットショーで発表された。コンシールドキャリーに特化したサブコンパクトサイズのポケットピストルで、護身用や[[バックアップガン>サイドアーム]]として用いられるよう設計された。

 非常に小型ながら、作動はティルトバレル方式の[[ショートリコイル]]を採用している。トリガーは変則[[ダブルアクション]]オンリーで、スライド操作を行うと、[[ハンマー]]が僅かに[[コックされる>コッキング]]仕組み。トリガーを引くことでフルコックされると共に撃発を行うという、[[グロック>グロック 17]]のセイフアクション的な機構を持つ拳銃の一つとなっている。
 フレームはアルミ合金製のサブフレームを内包した[[ガラス繊維強化ナイロン製>ポリマーフレーム]]。ハンマーは携行時の引っ掛かりを考慮してスパーレスとなっており、スライド後部のスリットからハンマーの末端が覗いているためコッキング状態を把握できる。排莢孔の後ろには隙間が設けられ、薬室の装填状態が確認できる。フレームの左サイドにはスライドを後退位置に留めるホールドオープン用のラッチを備えているが、射手がメンテナンスなどの際に手動で押し上げてロックするためのもので、マガジン内の最終弾を発射後に自動的に行われる類のものでない。
 ステンレスバレル、クリムゾントレース社の[[レーザーガード>レーザーサイト]]、ピンク/パープル/ブラウン/グリーンなどのフレームカラー、スケルトントリガーを組み込んだカスタムモデル、など様々なバリエーションが揃っている。

 2011年のショットショーでは、LCPをサイズアップさせ、[[9mmパラベラム弾]]に対応させた''「LC9」''が発表された。全体的なフォルムはLCPを踏襲しているが、規制の厳しい州でのコンプライアンスを満たすため、フレームに[[マニュアルセイフティ>安全装置]]とマガジンセイフティ、スライド上部にチャンバーインジケーターが追加されている。LC9のサイズで.380ACP弾に対応させた''「LC380」''も存在する。
 また、[[ストライカー>ストライカー システム]]方式を採用し、トリガーセイフティ機能を追加した''「LC9s」''も開発された。これには、マニュアル/マガジンセイフティ機能を廃止したプロ仕様も用意されている。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|PARKER/パーカー|映画|パーカー|救急車の中から拝借する|
|[[デッド・ゼロ 一撃必殺>スワガー・サーガ]]|−|−|項目参照|
|[[ベター・コール・ソウル]]|−|−|項目参照|
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CENTER:このページの画像は[[スタームルガー>http://www.ruger-firearms.com/]]社から転載しています。
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