*ザウエル&ゾーン モデル1913 / Sauer & Sohn Model 1913 【自動拳銃】
#ref(sauer_1913.jpg,center,65%,M1913の無可動実銃)
|モデル|全長|銃身長|重量|口径|装弾数|製造国|h
|~M1913|144mm|78mm|530g|[[.32 ACP>口径#AutoAmmo]]|7+1|ドイツ|
|~M1919|125mm|65mm|400g|[[.25 ACP>口径#AutoAmmo]]|7+1|~|

 M1913は、ドイツの[[ザウエル&ゾーン>シグ]]社が1913〜1929年に製造していた、[[ストライカー>ストライカー システム]]式の[[自動拳銃]]である。

 スライドは一般的な自動拳銃のものとは異なり、チューブ型という特徴的な形状をしている。トリガーは[[ダブルアクションオンリー>ダブルアクション]]。
 フレーム左側に[[マニュアルセイフティ>安全装置]]、グリップ底部に[[マガジンリリースレバー>マガジンキャッチ]]を備えている。[[トリガーガード]]内側にトリガーと連動した[[スライドキャッチ>スライドストップ]]用ラッチがあり、トリガー操作のみでホールドオープンを解除できる。テイクダウンするには、スライド後部のキャップを外して内部のストライカーやブリーチブロックを引き抜いた後、スライドを取り外す。
 初期モデルにはマガジンセイフティ(レシーバー左側にはON/OFF用のボタン)があったが、後に廃止されている。初期モデルのマニュアルセイフティはトリガーを固定するのみで、落下時の暴発は防げなかったが、後にシアの結合を解除する構造に変更されている。

 1920年には[[.25ACP>.25ACP弾]]モデルの''「M1919」''、1926年には輸出モデルの''「M1926」''、1930年には改良モデルの''「M1930」''がそれぞれ登場している。

***バリエーション
|モデル|特徴|h
|~M1913|基本モデル&br;機能の細かな違いで、3つのバリエーションがある|
|~M1919|[[.25ACP>.25ACP弾]]モデル&br;M1913よりも小型化されている|
|~M1926|M1913の輸出向けモデル&br;[[マニュアルセイフティ>安全装置]]の改良&br;[[トリガーガード]]内の[[スライドキャッチ>スライドストップ]]用ラッチを廃止|
|~M1929|ドイツ国内の軍・警察向けモデル&br;本体後部に[[コッキング]]インジケーター用のピンを追加&br;ランヤードリング装着用にグリップを加工してある|
|~M1930|M1913の改良モデル&br;エルゴノミクスグリップの採用|
|~Behördenmodell|トリガーセイフティを追加したモデル|
#br
|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|スーパーフライ|映画|スカッター|−|
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CENTER:このページの画像は[[Arundel Militaria>http://www.deactivated-guns.co.uk/]]((無可動実銃を販売しているイギリスの会社。))から転載しています。
CENTER:転載に関しては、転載元の転載規約に従って行ってください。
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