騎兵銃/Carbine

 騎兵が馬上で扱う事を考慮して、銃身長を切りつめ取り回しを良くした小銃の総称で、『カービン』と呼ばれることも多い*1
 小型で持ち運びやすく取り回しも良いが、反動・マズルブラスト・発射音が激しくなったり、命中精度が落ちたりという欠点も持ち合わせている。
 既に騎兵は絶えて久しいが、上記の名残から銃身長を切りつめた銃の事を、未だにこのように呼ぶ。
 現在では特に、密林、市街地戦闘での取り回しのよさから、軍・警察特殊部隊等では頻繁に用いられている*2。これらは主にアサルトライフルの全長を短くしたものであり、『アサルトカービン』と呼ばれることもある。
 例として、M4AKS74Uなどが挙げられる。


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  • 『カービン』の名前の由来を追記。 -- KH? 2009-05-01 (金) 15:36:08
  • 日本以外の法執行機関ではピストルカービンは普及しているのでしょうか? 中国は自国メーカーが作っているらしいので採用しているみたいですが東南アジアや中央アジアあたりはどうなんでしょう? -- 2020-11-26 (木) 18:14:31
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*1 『カービン』は、『カラビナ』という、肩から提げた革ベルトのフックに由来する(登山道具としても認知されている)。単発銃の時代、騎兵は通常、発砲後、馬上で銃をカラビナに吊り下げ、サーベル等で白兵戦に持ち込んでいた(走っている馬に跨ってのリロードは、至難の業だった為)。因みに、イタリア国家憲兵隊:『カラビニエリ』の名の由来も同様で、創設当初、隊員の装備がカービンであることが多かったから。
*2 空挺部隊、戦車兵(狭い車内でも収納し易い為)等も同様

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