*機動警察パトレイバー / Mobile Police PATLABOR [#hc52614d]
RIGHT:1987〜2002,ゆうきまさみ/ヘッドギア
RIGHT:1987〜,ゆうきまさみ/ヘッドギア
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>>&size(20){''・ストーリー''};
>> ハイパーテクノロジーの急速な発展と共に、あらゆる分野に進出した汎用人間型作業機械『レイバー』。しかし、それはレイバー犯罪と呼ばれる新たな社会的脅威をも生み出すことになった。警視庁は続発するレイバー犯罪に対抗すべく本庁警備部内に特殊車輌二課を設立し、これに対抗した。通称「特車二課」、パトロール・レイバー中隊――『パトレイバー』の誕生である。
RIGHT:第1期OVAシリーズ、オープニングより
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>>&size(20){''・解説''};
 1982年にゆうきまさみが「警視庁のロボット」と言う思い付きを友人の出渕裕に話した事からスタートした企画。伊藤和典、高田明美らが参加し、最後に押井守が参加した。さらにOVAの販売促進のためにゆうきまさみ自身が週刊少年サンデーで漫画を連載をする運びとなり、その後TVシリーズや劇場版、小説版、ゲームも製作された。劇場版3作目から大きく時間を隔てた2014年には、ついに実写映画が製作・公開された。

 1982年にゆうきまさみが「警視庁のロボット」と言う思い付きを友人の出渕裕に話した事からスタートした企画。伊藤和典、高田明美らが参加し、最後に押井守が参加した。さらにOVAの販売促進のためにゆうきまさみ自身が週刊少年サンデーで漫画を連載をする運びとなり、その後TVシリーズや劇場版、小説版、ゲームも製作された。2013年には人気ゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズの「スーパーロボット大戦OE」に参戦した。
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***  パトレイバーの火器
>> AV-98の武装として脚部に収納されている巨大な六連発[[リボルバー>回転式拳銃]]は、実在のそれをモデルにデザインされたもので、グリップのデザインとサイズ以外は、モデルとほぼ同一の外観となっている。劇中では「リボルバーカノン((現実の[[リボルバーカノン]]との関連性は無い))(和名は機動速射野砲:ミニパト情報)」と呼称されている。

 2014年には実写映画が公開予定である。漫画やアニメの実写化ではなく完全オリジナルで物語が展開するとのこと。
>> 媒体ごとに設定が異なっており、モデルとされた実銃にも変遷がある。最初のOVAシリーズでは[[コルト パイソン]]。コミック版では[[S&W M586>SW M686]]。劇場版第1作および以降の映像作品では[[スマ>SW M19]][[イソン>コルト パイソン]]となり、口径も20mmから37mmへとスケールアップ。2014年公開の『THE NEXT GENERATION パトレイバー』では再びコルト パイソンをモデルにレイバーサイズのプロップが製作された。執行実包は第1期OVAは実包全長22cmの機関砲弾。劇場版第1作および以降の映像作品では[[ホローポイント弾]]((劇場版第1作で泉が再装填をするシーンにおいて、ホローポイント弾であることが明瞭に分かる。同様に第2期OVA第7(4)話ではシリンダー部分がアップになり、弾頭の形状がホローポイントである事が確認できる。))なおミニパト第1話では弾道を安定させる為の被帽を被せた[[ジャケッテッド・ホローポイント弾>ホローポイント弾]]であると説明されている((「今まで登場した弾丸の先っぽは尖ってた」が理由だが、弾頭が尖っていたのは第1期OVAのみである。))。

***パトレイバーの火器
 AV-98の武装として脚部に収納されている巨大な六連発[[リボルバー>回転式拳銃]]は、実在のそれをモデルにデザインされたもので、グリップのデザインとサイズ以外は、モデルとほぼ同一の外観となっている。劇中では「リボルバーカノン((現実の[[リボルバーカノン]]との関連性は無い))(和名は機動速射野砲:ミニパト情報)」と呼称されている。
>> 2011年出版の押井守によるスピンオフ小説『番狂わせ 警視庁警備部特殊車輛二課』では「巨大な輪胴式[[散弾銃]]」として登場した。モデルはコルト パイソン。近接戦闘用なので[[ストッピングパワー]]を重視して設計されている。また付随被害を抑える為に銃口のチョークは深い。執行実包として対レイバー用の[[ショットシェル>散弾銃の弾薬]]((軟鉄製で直径3cmほどの球形弾を9発収納し、「12番OOB」と呼称される。))5発とスラッグショット((コンクリート製の壁を撃ち抜くなどの特殊用途用。))1発を装填する。実包の口径は公称37mmとされているが、これは弾頭に見える樹脂製の被帽の内径である。薬莢の長さは40cmほど。

 媒体ごとに設定が異なっており、モデルとされた実銃にも変遷がある。最初のOVAシリーズでは[[コルト パイソン]]。コミック版では[[S&W M586>SW M686]]。劇場版第1作および以降の映像作品では[[スマ>SW M19]][[イソン>コルト パイソン]]となり、口径も20mmから37mmへとスケールアップしている。執行実包は第1期OVAは実包全長22cmの機関砲弾。劇場版第1作および以降の映像作品では[[ホローポイント弾]]((劇場版第1作で泉が再装填をするシーンにおいて、ホローポイント弾であることが明瞭に分かる。同様に第2期OVA第7(4)話ではシリンダー部分がアップになり、弾頭の形状がホローポイントである事が確認できる。))なおミニパト第1話では弾道を安定させる為の被帽を被せた[[ジャケッテッド・ホローポイント弾>ホローポイント弾]]であると説明されている((「今まで登場した弾丸の先っぽは尖ってた」が理由だが、弾頭が尖っていたのは第1期OVAのみである。))。

 2011年出版の押井守によるスピンオフ小説『番狂わせ 警視庁警備部特殊車輛二課』では「巨大な輪胴式[[散弾銃]]」として登場した。モデルは[[コルト パイソン]]。近接戦闘用なので[[ストッピングパワー]]を重視して設計されている。また付随被害を抑える為に銃口のチョークは深い。執行実包として対レイバー用の[[ショットシェル>散弾銃の弾薬]]((軟鉄製で直径3cmほどの球形弾を9発収納し、「12番OOB」と呼称される。))5発とスラッグショット((コンクリート製の壁を撃ち抜くなどの特殊用途用。))1発を装填する。実包の口径は公称37mmとされているが、これは弾頭に見える樹脂製の被帽の内径である。薬莢の長さは40cmほど。

**アニメシリーズ
***第1期OVA [#ued662a7]
|使用者|銃器名|備考|h
|香貫花 クランシー|[[コルト 1911A1>コルト ガバメント]]|第2話|
|香貫花 クランシー|[[コルト 1911A1>コルト ガバメント]]|第4話|
|決起軍|[[豊和工業 64式小銃]]|一部[[銃剣]]付き|
|~|[[住友重機械 62式機関銃]]|第5話|
|~|[[ミネベア9mmけん銃>自動拳銃/P220]]||
|太田 功&br;(98式AVプロトタイプに搭乗して使用)|[[GAU-8/A>GE GAU-8]]|第6話&br;細部は不明|
|~|[[ミネベア9mmけん銃>自動拳銃/P220]]|~|
|太田 功|[[GAU-8/A>GE GAU-8]]|第6話&br;98式AVプロトタイプに搭乗して使用&br;細部は不明|
***TV [#ued662a7]
|使用者|銃器名|備考|h
|泉 野明|[[レミントン M31 RS>レミントン M31]]|第38話|
|篠原 遊馬|~|~|
|~|[[フランキ スパス12]]|第35話|
|篠原 遊馬|[[レミントン M31 RS>レミントン M31]]|第38話|
|太田 功|~|~|
|香貫花 クランシー|[[M1911A1>コルト ガバメント]]|第23、24話|
|イワン・イワノビッチ・イワノフスキー|[[USSR AK74]]|レシーバーの左右が逆&ストックに穴&br;第9話|
|コマンド隊員|[[H&K MP5A3>短機関銃/HK MP5]]|第10話|
|「山の小屋」テロリスト|[[照明銃>ワルサー カンプピストル]]|第16話|
|張|[[ワルサー PPK>ワルサー PP]]|第18話|
|自衛隊員|[[豊和工業 89式小銃]]|第21話|
|猫渡 銀二|[[M1911A1>コルト ガバメント]]|第24話&br;香貫花のもの|
|副操縦士|~|~|
|白井|[[M1911>コルト ガバメント]]?|第31話&br;[[減音器]]装着|
|黒崎|[[M1911A1>コルト ガバメント]]|第33話|
|タクシー運転手|[[トンプソン M1928>短機関銃/オートオードナンス トンプソン]]|第44話|
***第2期OVA [#ued662a7]
|使用者|銃器名|備考|h
|泉 野明|[[レミントン M31 RS>レミントン M31]]|第7(4)話、第13話|
|太田 功|~|~|
|篠原 遊馬|[[レミントン M31 RS>レミントン M31]]|第13話|
|進士 幹康|~|~|
|太田 功|[[ニューナンブ M60 3インチ>ミネベア M60]]|第10話&br;モデルガン?|
|整備班員|[[AKS-47>USSR AK47]]|第8話&br;エアガン|

|整備班員|[[AKS-47>USSR AK47]]|第8話&br;[[エアガン>遊戯銃]]|
 
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**劇場版[#gd97172e]
***THE MOVIE
 1989年に公開された劇場版第1作目、監督は押井守。
 レイバーの新型OSに仕込まれた謎のコンピューターウィルスが引き起こすサイバーテロに特車2課第2小隊が事件解決に乗り出す。

|使用者|銃器名|備考|h
|陸上自衛隊空挺部隊|[[FFV M2]]|冒頭の対強襲レイバー戦時|
|~|[[豊和工業 89式小銃]]|−|
|~|97式対レイバーライフル|架空銃|
|泉 野明|[[点火用信号拳銃>ワルサー カンプピストル]]|−|
|~|[[レミントン M31 RS>レミントン M31]]|再装填せずに8発撃つ|
|進士 幹康|[[レミントン M31 RS>レミントン M31]]|−|
|香貫花 クランシー|[[AM オートマグ]]|−|
|山崎ひろみ|97式対レイバーライフル|陸自からの借り物(そして紛失)|

***THE MOVIE2
 1993年に公開された劇場版第2作目、監督は引き続き押井守。
 架空の戦時下に置かれた東京で発生する大規模テロを描いた作品。
|使用者|銃器名|備考|h
|篠原 遊馬|[[レミントン M31 RS>レミントン M31]]|[[ライフルグレネード]]式の閃光弾も使用|
|進士 幹康|[[レミントン M31 RS>レミントン M31]]|再装填せずに10発撃つ|
|山崎ひろみ|20mm対レイバー機関砲|[[97式自動砲>小倉陸軍造兵廠 九七式自動砲]]ベースの架空銃&br;一作目のものとは別物|
|南雲 忍|[[シグ P210]]|発砲無し|
|~|[[レミントン M31 RS>レミントン M31]]|~|
|自衛隊員|[[豊和工業 89式小銃]]|−|
|~|[[豊和工業 64式小銃]]|肩に掛けているだけ|
|警察の狙撃手|[[H&K PSG1>HK PSG1]]|飛行船に対し使用|

*** WXIII[#gd97172e]
***WXIII[#gd97172e]
 漫画版エピソード「廃棄物13号」を原案とした映画第3作。レイバー連続襲撃事件を捜査する二人の刑事が主役で、特車2課の活躍はレイバーによる戦闘のみに留まっている。
|使用者|銃器名|備考|h
|野村巡査|[[ニューナンブ M60 3インチ>ミネベア M60]]|発砲なし|
|自衛隊員|[[豊和工業 89式小銃]]|−|
|~|[[DNAG パンツァーファウストIII]]|−|
|~|[[携帯放射器>US M2火炎放射器]]|−|

***ミニパト 第1話『吼えろ リボルバーカノン』 [#p1bf3e25]
 WXIIIの同時上映として上映された短編映画。シャッフル上映で全3話が日替わりで上映されるという少々特殊な上映スタイルだった。
 第1話「吼えろ!リボルバーカノン」はリボルバーについての薀蓄、知識がこれでもかと披露される。
|使用者|銃器名|備考|h
|太田 功|[[レミントン M31 RS>レミントン M31]]|−|
|香貫花 クランシー|[[ガバメント M1911A1>コルト ガバメント]]|−|
|香貫花 クランシー|[[M1911A1>コルト ガバメント]]|−|
|南雲 忍|[[シグザウエル P220>自動拳銃/P220]]|絵はP220だが、セリフ上では[[SIG・ザウエル P210>シグ P210]]|
 
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**実写劇場版
***THE NEXT GENERATION パトレイバー

 月日は流れ、バビロンプロジェクトが一段落ついた2013年東京。
 長期的不況により手間とお金のかかる『レイバー』はお払い箱になっていた。同じように、特車二課の第一小隊は解散。第二小隊はレイバー運用経験の継続という名分のもと、かろうじて存続している状況である。そんな時代に取り残されたように、『98式イングラム』だけは栄光の初代、無個性の二代目、無能の三代目と引き継がれていった。

 今作は特車二課存続問題が見え隠れする中、奮闘する『三代目』らの物語である。
RIGHT:(THE NEXT GENERATION パトレイバー公式サイトより)
 
|使用者|登場話|銃器名|備考|h
|泉野 明|エピソード1「三代目出動せよ」|[[リボルバーカノン>コルト パイソン]]|98式イングラムの装備|
|カーシャ(エカテリーナ・クラチェヴナ・カヌカエヴァ)|エピソード1「三代目出動せよ」|[[AK-74>USSR AK74]]|[[銃剣]]装着&br;マガジン未装填で草刈り(?)に使用|
 
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**漫画
 原作者のゆうきまさみによる漫画版。週刊少年サンデーに1988年から94年まで連載。物語全体としては特車二課と内海課長率いるシャフト・エンタープライズ企画七課の対立が軸となっており、この点ではTVアニメ版後半および第2期OVA版で描かれた「グリフォン編」の原作でもある。

|使用者|銃器名|備考|h
|成瀬 了|[[S&W M586>SW M686]]|「TOKYOシティ・コップ」内で使用&br;12話|
|犯罪者|[[M1911A1>コルト ガバメント]]|~|
|熊耳 武緒|香港時代の拳銃|FN M1955がモデルの架空銃?&br;第19話|
|黒崎|~|~|
|賊|短機関銃|[[マイクロウージー>短機関銃/IMI マイクロウージー]]がモデルの架空銃?&br;第19話|
|99式強襲空挺レイバー|レイバー用短機関銃?|外観が[[ウージー>短機関銃/IMI ウージー]]そのもの&br;第14話|

|空挺レイバー搭乗隊員|レイバー用短機関銃?|99式強襲空挺レイバーの装備&br;外観が[[ウージー>短機関銃/IMI ウージー]]そのもの&br;第14話|
|太田 功|[[S&W M586>SW M686]]|篠原の脳内にて所持、発砲&br;番外編「太田さんのヒミツ」|
 
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**小説
***TOKYO WAR [#gd97172e]

 監督の押井守自らによる劇場版第2作のノベライズ版。
|使用者|銃器名|備考|h
|南雲 忍|[[SIG・ザウエルP220>自動拳銃/P220]]|発砲無し&br;[[.45ACP弾]]を使用&br;2005年出版のハードカバー版では[[9ミリ弾>9mmパラベラム弾]]を使用|
|篠原 遊馬|ショットガン|9番[[ゲージ]]&br;閃光弾も使用|
|進士 幹康|~|9番ゲージ|
|山崎ひろみ|対レイバーライフル|20ミリ高速徹甲弾を使用&br;重量32キロ&br;通常は3人で運用|
|自衛隊員|[[89式自動小銃>豊和工業 89式小銃]]|−|
|イクストル|[[20mmバルカン砲>GE M61]]|映画版では3連20mmガトリング砲|
|イクストル|[[20mmバルカン砲>GE M61]]|映画版では3連20mm[[ガトリング砲>ガトリングガン]]|

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