#author("2019-03-06T21:28:19+09:00","default:user","user")
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*横撃ち [#ga367a4c]

 映画などでよく見られる、銃を横に傾けて撃つ射撃方法。主に[[拳銃]]で行われる。
 実際撃ってみれば判るが、[[サイト>オープンサイト]]が使えず盲撃ちになるので命中率は限りなく低く、[[装弾不良>ジャム]]の原因になるなど悪いこと尽くめ。ではなぜ映画などでは横撃ちが多いかというと『撃つ人の顔がよく見える様に』と『空薬莢が飛びまくると周りが迷惑』の二説が有力。
 ただし[[SWAT]]などで、突入チームの先頭の隊員が、手にした[[防盾>ライオットシールド]]の覗き窓越しにハンドガンを構えて照準するなど、横撃ちが実際に使われるケースもある。
 近年ではアメリカのストリート・ギャングやチンピラなどが、このような横撃ちをするのが警察などによって目撃されるようになってきている。正しいマークスマンシップの訓練を受けていない素人が、映画などに影響された結果正しい撃ち方と勘違いしている者が出てきている模様。 
 ガンアクション映画などでよく見られる、銃を横に傾けて撃つ射撃方法。主に[[拳銃]]で行われる。
 実際に[[遊戯銃]]などを構えてみれば判るが、[[サイト>オープンサイト]]が使えず盲撃ちになるので命中率は限りなく低い。反動も制御しづらくなり、排莢方向も変化するため、[[装弾不良>ジャム]]の原因にもなる。基本的には避けるべき行為である。
 (遊戯銃で真似る場合も、ガスガンだと液体ガスが漏れやすくなり、ホップアップ機構のついた銃だと弾道が曲がるため、あくまでお遊びと考えるべきだろう)

 ただし、欠点づくめというわけでもない。横向きに構えると単純に視野が広がり、周りを確認しやすくなる。このため[[SWAT]]などの突入チームは、手にした[[防盾>ライオットシールド]]の覗き窓越しにハンドガンを横向きにして照準する訓練も受けている。狭い屋内戦闘であれば狙いのつけづらさもある程度は無視できる。
 他にも銃が上下方向に揺れなくなるため、水平方向を掃射する際には都合がいい。[[M712/713>マウザー C96]]などの[[フルオート]]拳銃で前方を薙ぎ払うように連射するときには、銃口の跳ね上がりを利用するために銃を横にしたという例もある。
 近年ではアメリカのストリート・ギャングやチンピラなどが、このような横撃ち(風の雑な構え)をするのが警察などによって目撃されるようになってきている。このような輩の場合、発砲までのスピード重視で構えが雑になっているものと思われる。もっとも、正しいマークスマンシップの訓練を受けていない素人が映画などに影響された結果、正しい撃ち方の一つであると勘違いしているケースも多いようだが。 

 フィクションでなぜ横撃ちが多いかというと、『射撃手の顔がよく見える様に』と『空薬莢が横に飛びまくると隣の出演者やカメラクルーに当たるため』の二説が有力。

//実用性は疑わしいものの、他の拳銃トリック同様「演出映え」する横撃ちにもロマンや美学があるとされ、横撃ち漫画の巨匠とも言われた伊藤明弘氏は以下の条件を満たさない横撃ちは邪道、と明確に条件付けて言及したことがある。((出典:[[綾金観光協会>http://www.ipc-tokai.or.jp/~ssuzuki/itoh/]]の掲示板))
//一、悪党である 
//一、チンピラ、またはストリートギャングである 
//一、アンチヒーローである 
//一、滅多に当たらない。当たったとしても偶然である 
//一、以上の条件には当てはまらないが、作者が内藤泰弘である
//↑「横撃ち漫画の巨匠〜」云々の出展が不明な上、特に著名でもない掲示板上の書き込みを引用する理由がないためコメントアウト。

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