映画などでよく見られる、銃を横に傾けて撃つ射撃方法。主に拳銃で行われる。
実際撃ってみれば判るが、サイトが使えず盲撃ちになるので命中率は限りなく低く、装弾不良の原因になるなど悪いこと尽くめ。ではなぜ映画などでは横撃ちが多いかというと『撃つ人の顔がよく見える様に』と『空薬莢が飛びまくると周りが迷惑』の二説が有力。
ただしSWATなどで、突入チームの先頭の隊員が、手にした防盾の覗き窓越しにハンドガンを構えて照準するなど、横撃ちが実際に使われるケースもある。
近年ではアメリカのストリート・ギャングやチンピラなどが、このような横撃ちをするのが警察などによって目撃されるようになってきている。正しいマークスマンシップの訓練を受けていない素人が、映画などに影響された結果正しい撃ち方と勘違いしている者が出てきている模様。
実用性は疑わしいものの、他の拳銃トリック同様「演出映え」する横撃ちにもロマンや美学があるとされ、横撃ち漫画の巨匠とも言われた伊藤明弘氏は以下の条件を満たさない横撃ちは邪道、と明確に条件付けて言及したことがある。*1
一、悪党である
一、チンピラ、またはストリートギャングである
一、アンチヒーローである
一、滅多に当たらない。当たったとしても偶然である
一、以上の条件には当てはまらないが、作者が内藤泰弘である
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