*ワルサー PP/PPK [#pcf4142e]
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|~PPK|~全長|148mm|~重量|570g|~口径|7.65mmx17|~総弾数|8+1|~製造国|ドイツ|
|~PPK/S|~全長|158mm|~重量|635g|~口径|380APC|~総弾数|7+1|~製造国|ドイツ|

 1920年代に、当時新鋭企業だったワルサー社が様々な研究の末に警察用拳銃として開発した物がワルサーPP(Polizei Pistole:警官拳銃)。これが警察以外にも銃不足にあえぐ欧州各国の軍が注目し士官用の携帯用拳銃として人気が出たため、さらに携帯に向く様に小型化をはかった物がワルサーPPK(Polizei Pistole Kurzschlus:警官短拳銃)である。
 携帯性と性能に優れたPPとPPKは多数生産され欧州各国の軍/警察で使用されたが、第2次大戦中の戦時急造で粗悪品が大量に出回った事と、ドイツのゲシュタポが好んで使用したため評判が芳しくなかった。 そのイメージを一変させたのが映画『007』シリーズであり、主人公ジェームズ・ボンドが持つPPKは、スマートなスパイのスタイルに見事なまでに合致しPPKはジェームズ・ボンドの代名詞と云われるほど有名になった(ただし最近はPPKから[[P99>ワルサー P99]]に乗り換えたようだが)。

 またPPKをアメリカに輸出する際、アメリカでは小型すぎる拳銃だと法律に触れてしまうため、あえて大型のPPフレームにPPKのシステムを組み込んでPPK/Sの名前で販売した。 これが却ってアメリカ人の手のサイズに合い、007との相乗効果も相まってヒットした。 

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|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[007シリーズ>007]]|映画|ジェームズ・ボンド|PPK&br;3作目から18作目|
|[[007 ゴールデンアイ>007]]|ゲーム|ジェームズ・ボンド&br;ロシア軍将校|ゲーム中はPP7|
|24シーズン3|TVドラマ|ジャック・バウアー|−|
|Avalon 灰色の貴婦人|小説|カバル|−|
|D-17 復讐のサマータイム|小説|フェンリル|PPK/S|
|アイシールド21|漫画|小早川セナ|表紙のみ|
|アヴァロン|映画|アッシュ|−|
|インソムニア|映画|ウィル・グーマー|PPK/S&br;シルバーモデル|
|エイリアン魔獣境|小説|太宰 ユキ|−|
|川の深さは|小説|城崎 涼子|PPK|
|ガンスミス・キャッツ|漫画|ラリー・ビンセント|-|
|黒豹の鎮魂歌(第1部)&br;黒豹の鎮魂歌(第2部)|小説|新城 彰|−|
|コータローまかりとおる!|漫画|CIA非合法工作員&br;ディヴィッド・バーナード|PPK/S&br;単行本58巻|
|コータローまかりとおる!|漫画|渡瀬大造|PPK&br;単行本54巻|
|終戦のローレライ|小説|パウラ・A・エヴナー&br;フリッツ・S・エヴナー|PPK&br;−|
|終戦のローレライ|小説|フリッツ|PP|
|スワロウテイル|映画|ヒホ・フェイフォン|−|
|西部警察スペシャル|ドラマ|日下直美|ー|
|[[ダイハード]]|映画|カール|PPK/S|
|[[ダイハード3>ダイハード]]|映画|カティア&br;サイモン・グルーバー|PPK/S|
|探偵紳士DASH!|ゲーム|神 あやめ|−|
|東京タブロイド|小説|天瑞 遊馬|−|
|ハード・デイズ・ナイツ|小説|ヤノシュ|減音器付|
|バトルロワイアル|映画|松井 知里|−|
|バトルロワイアル|小説|桐山 和雄&br;沼井 充|−|
|フォックスハンター|漫画|フォン・クラマー男爵|PPK|
|ブラック・ラグーン|漫画|白人社会主義団結党員|−|
|フルメタル・パニック!|アニメ|テレサ・テスタロッサ|PPK&br;原作小説ではワルサーTPHを使用|
|ヘルシング|アニメ|インテグラル・F・W・ヘルシング|−|
|名探偵コナン 世紀末の魔術師|映画|浦思 青蘭|PPK/S|
|[[モンスター]]|漫画|アンナ・リーベルト|単行本16巻|
|ワイルド7|アニメ|草波勝|第2巻 「バイク騎士事件」|

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