・ストーリー
冷戦の末期、開放政策の中でソビエト連邦内でも麻薬、組織犯罪が激増しつつあった。
モスクワ市警のイワン・ダンコ大尉(アーノルド・シュワルツネッガー)は、アメリカへ逃亡した自国のマフィアのボスであるビクター(ビクトル)・ロスタビリの引渡しを受けるためシカゴ市警にやってきた。
国家間の対立関係などに起因するぎこちない空気の中、引渡しは完了したが護送中に襲撃を受けビクターは逃亡する。
ダンコ大尉はシカゴ市警のリジック刑事(ジェームズ・ベルーシ)と組み、性格の違いや立場を乗り越えて理解しあうようになった二人は、協力してビクターを追い詰める…
・作品解説
同じウォルター・ヒル監督の『48時間』と同じく、人種や文化の差を越えた主役二人の協力と友情を描いた「バディ・ムービー」。
ゴルバチョフ政権下のペレストロイカ、グラスノスチ(改革、情報公開)政策の中で、アメリカ映画として初めてモスクワ・赤の広場での撮影を許可された作品としても知られている。娯楽色が強いが、当時のソビエト連邦内での地域・人種差別もちらりと描かれている(悪役ビクターは、現在もロシアとの対立が続くグルジアの出身)。
配役では、後に『マトリックス』シリーズでブレイクするローレンス・フィッシュバーンが、嫌みな上司スタッブス警部補役で登場しているのも隠れた見所。
使用者 | 銃器名 | 備考 |
イワン・ダンコ大尉 | ポドビリン 9.2mm拳銃 | メインアーム デザートイーグル(.357mag)にワルサー P38のグリップフレームを移植したプロップガン |
S&W M29 | リジックから渡される | |
アート・リジック刑事 | S&W M60 | メインで使用 |
チャーリー・スタッブス警部補 | S&W M36 | クリーンヘッド団のアパートを捜索する際に所持 |
ギャラガー刑事 | S&W M60 | アパートを捜索する際に所持 |
ロウ・ドネリー警視 | ポドビリン 9.2mm拳銃 | ダンコのもの |
モスクワ市警察 警官 | FEG PA-63 | 序盤で登場 9mmx18Makarov弾を使用するハンガリー製PPKコピー |
ユーリ・オルガノフ | FEG MAK380 | ハンガリー製マカロフPMコピー 序盤で登場 |
ビクター・'ロスタ'・ロスタビリ | BTJ DA38デリンジャー | スリーブガン仕様 |
H&K P9S | ノーマルとスライドシルバーの二挺拳銃 | |
バグラン・ロスタビリ | FEG PA-63 | 序盤で登場 |
バラーダ | ベレッタ M92F | 病院の廊下で女装して使用 |
クリーンヘッド団 | タウルス PT99 | ホテルで使用 |
M1911A1 | ハーフシルバー ホテルで使用 | |
レミントン M870 | シカゴ警察がアパートに踏み込んだ際に使用 | |
S&W M586 | 警備員に扮して使用 | |
M16A1 | − | |
コルト CAR-15 | バリエーション不明 | |
USSR AK47 | − | |
H&K HK94カービン | ||
グルジアギャング | S&W M586 | 警備員に扮して使用 |
娼婦 | S&W M38 | 風呂場で使用 |
ソ連軍兵士 | USSR シモノフSKS | タイトルバック、赤の広場の行進で所持 |
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