*レイジング M50 / Raging M50 【短機関銃】
#ref(http://mgdb.himitsukichi.com/pic/nowprint.jpg,center,nolink,NOW PRINTING)
|モデル|全長|銃身長|重量|口径|発射形式|装弾数|製造国|h
|~M50|959mm|279mm|3100g|[[45ACP>口径]]|S/F|12/20|アメリカ|
|~M55|787mm|~|2800g|~|~|~|~|

 1941年にハーリントン&リチャードソン社にて警察用に開発された[[短機関銃>短機関銃]]。作動方式はディレードブローバックを採用し、当時としては異質なクローズドボルトからの射撃である。ディレード方式は機関部との摩擦抵抗でボルトを遅延させるもので、砂・ホコリに弱く頻繁な清掃を要求した。また、コッキングハンドルが銃身下部に付いていたため、清掃に余計な手間を与えた。
 第二次世界大戦において米軍で[[M1トンプソン>オートオードナンス トンプソン]]・[[M3グリースガン>GM M3]]と共に戦った銃で、主に太平洋戦線で用いられた。最初は海軍・海兵隊において後方部隊で用いられていたが、太平洋戦争が勃発し短機関銃の重要性が叫ばれ、一線装備として調達されるようになった。ちなみにその頃M1トンプソンは陸軍に優先的に配備されていた。またレンドリースによりソ連等にも供給された。
 太平洋戦線におけるジャングル戦では接近戦が多発し、軽く連射力が高く取り回しの良いM50は重宝された。しかし反動が大きく高い連射力とあいまって大きく銃身が跳ね上がり兵士達からは製品名をもじりライジングというあだ名が付けられた。加えてこの銃は元々整備に余裕のある警察向けに開発された銃だったため、信頼性の低さが問題となった。
 結局M50は作動の問題を解決できず、他の短機関銃(主にM1トンプソン)との交代が進んだため、米軍は折りたたみストックのついたM55(評判はM50よりずっと悪かった)を空挺部隊用に残しほとんどのM50は終戦を迎えられなかった。 
 しかし、警察用短機関銃としてのM50は攻撃的過ぎない外見や、セミオートでの射撃精度の高さからカービンモデル(M60,M65)共々生きながらえた。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[メダルオブオナー>メダル オブ オナー ]]|−|−|項目参照|h

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