*レーザーサイト / Laser Sight [#d1322954]
*レーザーサイト / Laser sight [#d1322954]
#ref(laser sight.jpg,right,around,40%,レーザサイト)
 レーザーの直進性質を目標の照準に利用する光学照準装置。LAM(レーザー・エイミング・モジュール)とも。
 レーザーポインタの当たっている場所がそのまま弾の命中する場所になるため、サイトを覗き込む照準動作が不要となり、腰だめはもちろん、トリッキーな姿勢での照準も可能である。命中率の向上の他にも、『お前はもうターゲットされている。動いたら撃つぞ』と威圧用にも使える。
 また、[[アイアンサイト>オープンサイト]]が使えない又は使い辛いバリケードなどからの射撃の際、頭部に[[暗視装置]]やガスマスクを装着していたりとサイトを覗き込めない装備の際にも効果を発揮する。
 通常は目視できる可視光タイプのレーザーを使うが、夜間などは自分の位置を敵に教える事になってしまうので、[[暗視スコープ>暗視装置]]を通さないと見えない不可視光のレーザーを使う物もある。
 出力の強いレーザーが網膜に当たると焼けて失明の恐れがあるため、日本では出力レベルが規制されている。
 レーザーの当たっている場所がそのまま弾の命中する場所になるため、サイトを覗き込む照準動作が不要となり、頭部に[[暗視装置]]やガスマスクを装着していたりと、[[アイアンサイト>オープンサイト]]を覗き込めない場合に効果を発揮する。また、腰だめはもちろん、トリッキーな姿勢での照準も可能である。
 照射した箇所がレーザー光の反射によって輝くその性質上、照準していることを目標に教える事にもなってしまうので、[[暗視スコープ>暗視装置]]を通さないと見えない不可視光のレーザーへ切り替え可能な物もある。逆に照準していることを相手に明示できるので、『お前はもうターゲットされている。動いたら撃つぞ』といった威圧用にも使える。
 銃器用に限らず出力の強いレーザーが網膜に当たると失明の恐れがあるため、日本では市販のレーザー照射機器は出力レベルが規制されている。

 従来、光の色は赤色が主流だったが現在では緑色を使用するものも増えており、アメリカ陸軍では徐々に緑色タイプへの更新が進んでいるという。
 
 元々は[[短機関銃]]等に外装のオプションとして取り付けるタイプが多かったが、現在では[[拳銃]]用の小型レーザーポインターも開発されている。また、拳銃のグリップパネルにバッテリーとオンオフのスイッチ、レーザー照射装置を組み込んだものや、リコイルスプリングガイドやリアサイトに照射器を仕込んだもの、フレーム自体に照射器を内蔵したものも存在する。
 従来、光の色は赤色が主流だったが現在では、より視認性の良い緑色を使用するものも増えており、アメリカ陸軍では徐々に緑色タイプへの更新が進んでいるという。
#ref(laser grip.jpg,right,around,40%,レーザグリップ)
 元々レーザーサイトといえば、映画「[[ターミネーター]]」にも見られるように、80年代半ばまではライフル用のスコープ並みのサイズであった。しかし、現在では小型化が大きく進み、フレームのデッドスペースに組み込んだものを始め、果ては拳銃のグリップパネル、リコイルスプリングガイドやリアサイトに、照射器を内蔵したものも登場している。

 ところで、目標に当たったレーザーは当然見えるものの、その途中の『光線』は意外に視認しにくい。レーザー光は直進性が高いため、反射する物のない澄んだ空気中では、ほとんど横に光が漏れないためだ。
 ただ、これでは『見栄え』が悪いため、映画などでは光線が見えるように薄くスモークを炊いて光を散らしたり、光線だけ後で合成するなど、いろいろと工夫を凝らしている。
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CENTER:このページの画像は[[Crimson Trace>http://www.crimsontrace.com/]]社から転載しています。
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