*ルドウィックローベ C93 ボーチャードピストル / borchardt pistole 【自動拳銃】
#ref(borchardt.jpg,center,nolink,DWM C93 ボーチャードピストル)
|全長|重量|口径|装弾数|製造国|h
|352mm|1310g|7.65mm borchardt|8|ドイツ|

 1893年に完成した、ドイツの銃工ヒューゴ・ボーチャードによる[[自動拳銃]]。世界初の本格的な実用自動拳銃として知られ、[[ルガー P08]]の元祖としても名高い。また、本銃で採用されているグリップ内にマガジンを収める設計は、今でこそ当たり前のものだが、実用量産品としては初めてのものだった。
 後方に張り出したメインスプリングハウジングの形作るシルエットが特徴的だが、この大きさと重さが同時にバランスを崩す要因となっていた。このためか、ボーチャードピストルの多くは[[ショルダーストック>ストック]]とセットで販売された。銃そのものは非常に精度の高いもので、セールスも好調だったようだが、どの国の軍隊も結局、制式ピストルとしては採用しなかった。

 ルドウィックローベ社は、約800挺ほどのボーチャードピストルを生産したころ、1897年に弾薬メーカーであるドイツ金属弾薬製造会社(Deutsche Metallpatronenfabrik)と合併し、ドイツ兵器&弾薬製造会社(Deutsche Waffen und Munition Fabrik 略称DWM)となった。そのため、現存するボーチャードピストルには、ルドウィックローベ社の刻印が打たれたものと、DWMの刻印が打たれたものの2種類が存在する。なおDWMでは、1899年までの間に約2200挺のボーチャードピストルが製造されている。

 ちなみに、この銃に用いられる7.65mmボーチャード弾から弾薬を強化した[[7.63mmモーゼル>口径]]弾と7.65mmルガー弾の二系統に分かれて、今日世界で広く用いられている旧共産圏標準弾の7.62mmトカレフ弾と旧西側標準弾である[[9mmパラベラム弾]]へと続く事となる。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|牙狼(GARO)ガロ|TVドラマ|神須川 祐樹|第二十一話「魔弾」|
|黒執事|漫画|メイリン|[[二挺拳銃]]|
|[[ジオブリーダーズ>ダイナマイトが百五拾屯 雑魚キャラコーナー]]|−|−|項目参照|
|[[レッド・デッド・リデンプション]]|−|−|項目参照|
|ワッハマン|漫画|インガー|−|
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