薬莢底部の外周。ここにエキストラクター(薬莢を薬室から引き出す爪状の部品)を引っ掛けて薬莢を排出する。
リムの形状には大きく分けて5種類あり、使用を想定した銃器の種類や弾薬の口径・装薬量などに応じて使い分けられる。
| − | 略 (英語) | 説明 | 例 |
| リムレス | なし (rimless) | 薬莢の径とリムの径が同じ。自動火器用の弾薬はほとんどがこのリム形状。 | 9x19mm |
| リムド | R (Rimmed) | 薬莢の径よりもリムの径が大きい。金属薬莢のリム形状としてはもっとも古い形式。現在ではリボルバー用弾薬に使われる。 | 357マグナム |
| セミリムド | SR (Semi-Rimmed) | 薬莢の径よりもリムの径が少しだけ大きい。 | .32ACP |
| リベイテッド（リベイティッド） | RB (Rebated rim) | 薬莢の径よりもリムの径が小さい。 | 6.5mmGrendel |
| ベルテッド（ベルティッド） | B (Belted) | 薬莢底部に帯状の補強がなされたもの。強装のライフル弾薬に用いられる。 | .55boys |
NATO式の口径表記をする時には、薬莢長の後にリム形状を表すアルファベットの略号をつける。ただし、この略号は省略されることもある（特にリムド以外の略号は書かれないことが多い）。
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