ラインメタル/マウザー MG34 【軽機関銃】

ラインメタル/マウザー MG34
モデル全長重量口径装弾数発射形式製造国
二脚型1219mm11.5kg7.92 mm × 5750/75/250S/Fドイツ
三脚型1219mm17.75kg
MG34/421219mm(二脚、三脚型参考)7.92 mm × 5750/75/250F

 1934年、ドイツ陸軍にMG34の名前で制式採用された軽機関銃
 1930年代初頭、次期軽機関銃トライアルとしてラインメタル社とマウザー社は各々独自の軽機関銃をドイツ陸軍に提出した。しかしどちらも長所があり優劣付け難く、そこで「2つの銃の長所を組み合わせよう」と云う事で両社が共同開発したのがMG34である。

 1人で運搬可能な重さなので移動の際は分解運搬する必要は無く、必要になればすぐさま戦闘に投入できる手軽さを持ち、軽機関銃の欠点であった連続発射による銃身の摩耗も銃身交換を簡単にして予備銃身を複数持たせる事で解決。さらに「ラフェッテ(銃架)」と呼ばれる三脚に設置すれば重機関銃の代用となり、ラフェッテに大仰角をつければ対空機銃としても使用することが出来た。また、本体マウントを介して車載機銃としても使用できる汎用性をも備えていた本銃は、汎用機関銃の祖と云われている。

 ラフェッテには、他国の機関銃用銃架と比べて、特異かつ優れた機能が盛り込まれた。陣地設置に向いた高姿勢、歩兵に随伴しながらの携行と支援攻撃が可能な低姿勢、対空用に仰角を取る対空姿勢の3姿勢をとることが可能で、一見かさばるラフェッテを取り付けたままでもかなりの汎用性を発揮できた。また、ラフェッテに装備される光学照準器と、射撃の反動を利用して縦深方向に着弾を意図的にばら撒く射角調整機能を使用することで、遠距離の目標に対し、精緻かつ濃密な弾幕を張ることが出来た。この、MG34用のラフェッテ34(34式銃架)の設計は、後継の機関銃用に開発されたラフェッテ42(42式銃架)でも、ほぼ同じ構造のものとなっている。

 1941年には改良を加え発射速度を増したMG34/41が作られたが、もともと部品の大半が職人的な削り出し加工で作られコストが高く、精密であるため泥や埃に弱かった。1942年には圧延部品が多用された、より低コストかつ耐久性の高い、新設計のMG42が開発され、主力の座を譲る事となる。
 しかし既成の戦車用ポールマウント式銃架には、放熱カバーの角張ったMG42は装着不可能なこともあり、MG34は終戦まで生産が継続され、約35万挺が製造された。

登場作品ジャンル使用者備考
アヴァロン項目参照
紅い眼鏡項目参照
悪魔城ドラキュラ黙示録
悪魔城ドラキュラ黙示録外伝
ゲームバイクスケルトン
(サイドカータイプ)
サイドカーに搭載
アンダーワールド項目参照
インディ・ジョーンズ項目参照
ウルヴァリン:X-MEN ZERO項目参照
エドワードランディゲーム覇怪魔人2分割して携帯
セミオートのみで使用
カーニバルナイト〜妖精作戦III小説平沢 千明
ガールズ&パンツァーアニメ武部 沙織OP他
IV号戦車前方機銃
黒森峰女学園戦車道部員保有戦車の前方ないし同軸機銃
家庭にほえろ漫画上原警部2巻
靴ずれ戦線項目参照
ケルベロス 鋼鉄の猟犬ラジオドラマ第101装甲猟兵大隊隊員
犬狼伝説項目参照
コール オブ デューティ2: ビッグ レッド ワン項目参照
コール オブ デューティ3項目参照
コール オブ デューティ: ユナイテッド オフェンシブ項目参照
式神の城ゲームふみこ・オゼット・ヴァンシュタイン
重鉄騎ゲーム国連軍兵士国連軍鉄騎・装甲車の武装
シンドラーのリスト項目参照
スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望映画サンドトルーパーブラスター・ライフルのプロップベース
モス・アイズリーのシーン他、デス・スター内のガンラックにも有り
スターリングラード(1993年)項目参照
スターリングラード (2001年)?項目参照
ストライクウィッチーズ項目参照
スワガー・サーガ項目参照
ゾンビの用心棒漫画ゾンビハンターあさりよしとお短編集に収録
ディファイアンス項目参照
デス・レース項目参照
ドラゴンステーキ漫画リプトン
非常戦闘区域項目参照
ビッグマグナム黒岩先生項目参照
秘密探偵JA漫画試験係官『シーアルプス号事件』で使用
ファースト・スクワッド項目参照
ペルソナ2 罪項目参照
マイウェイ 12,000キロの真実項目参照
メタルスラッグ項目参照
ラブひな漫画紺野 みつねひなた荘解放戦線所属時に所持
ルパン三世項目参照
ワルキューレ項目参照
ワンスアンドフォーエバー項目参照

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外部リンク

MG-34 ムービー


最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • MG42が車載不可…というのはシャーシや主砲同軸に内蔵出来ない…という事でしょうか? -- 地獄の竜? 2006-11-08 (水) 12:46:43
  • 更新したように、銃架の形状の問題です。ゆえに突撃砲や駆逐戦車のMGクラッペ用や外部の銃架にはMG42が搭載されてます。 -- SSGB? 2008-09-21 (日) 18:08:55
  • 『戦場のヴァルキュリア』でセルベリア・ブレス大佐が使用していたRuhmは、MG34がモデルだと思うのですがどうでしょうか?外見(特に高く突き出たリアサイト)が酷似していてドラムマガジン装着なのでMG42よりかはこちらに近いかと -- 2009-03-27 (金) 14:59:54
  • そのようです、公式設定資料集にMG34が元ネタと書いてあります -- ガリア義勇兵? 2013-04-17 (水) 20:14:29
  • ゲームの「フロントミッション」シリーズに出てきたアールアッソーという巨大ロボ用の銃がMG34に似ていたのですが、こういう「実銃をモデルにしたとおぼしきロボ用の銃」も登場作品に追加すべきでしょうか? -- レゲーマー? 2013-05-16 (木) 01:05:52
  • それ以前に、フロミのはなんとなく似てるってだけで、殆ど別物だからなあ…。 -- 2013-05-16 (木) 01:51:23
  • ↑確かに別物ですね。ちなみに私がプレイしたのは「初代」と「2nd」でした。 -- レゲーマー? 2013-05-16 (木) 02:16:28
  • サドル型マガジンはパッと見片側ドラムの二倍入りそうなのに75発というのは少ない感じがしますねぇ -- 2015-01-27 (火) 07:31:33
  • 全長・口径・装弾数が同じなのに別々になってたので1つの欄にまとめました。あれ、なんかしゃべり方ちょっとおかしいような・・・ -- 2015-02-12 (木) 15:41:56
  • まとめたい気持ちは分かるけど、表としてはかえって解りづらくなるので、そこは勘弁して欲しい。 -- 2015-02-13 (金) 02:25:58
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