*ミネベア 9mm機関拳銃 [#caa0910e] #ref(9mmsmg.jpg,center) |~全 長|399mm|~重 量|2.8kg|~口 径|9mmx19|~総弾数|25発|~発射形式|セミ&br;フル|~製造国|日本| 陸上自衛隊の空挺部隊向けとして開発された自衛向け小型短機関銃。 拳銃弾と同じ9mmx19を使用し、制式拳銃である[[P220>シグ／ザウエル P220]]と弾薬の共有が考慮されている。 さてこの短機関銃、開発側は沈黙しているがウージーを無許可で参考にしたらしく構造は酷似しており、ウージーの製造元からクレームを付けられるなど不遇な目に遭っている。 そのうえ小型短銃身に連射機能では制御難と命中精度の悪さは想像に難くなく、そもそも精鋭部隊である空挺部隊にこんな中途半端な火器――通常、機動性が求められる部隊の小火器は突撃銃のカービンモデルが使われる。 射程距離が短く命中率の悪い短機関銃などは論外で、そもそも空挺部隊は[[89式小銃>豊和工業 89式小銃]]の折り畳みストックモデルを持っている――を使用させる事自体、不可思議な採用と云わざるを得ない。 実はこれには理由がある。 1990年代に自衛隊がＰＫＯ活動で国外派遣される事となった時、国内外から「また戦争するつもりか！」「帝国主義の復活！」などと非難を浴びた。 そこで政府は妥協案として派兵部隊に過度の兵器を持って行かない事を約束し、その装備は機関銃数挺と、その他は護身用拳銃のみと制限される事となった。 とは云えＰＫＯ活動である以上、無政府状態の治安の悪い地域に派遣されるので、兵士にそんな貧弱な装備で行かせるにはいくら何でも忍びない。 そこで防衛庁は上記の約束の隙間をかいくぐるため、定義的には短機関銃である筈の本銃をでっち上げ「ストックが無いし小さいでしょ？ ですからこれは機関『拳銃』です」と護身用拳銃だと云い張りＰＫＯ部隊に持たせたのである。 純軍事的には理不尽な物でも政治的な理由などにより、まれにこの様な異形の銃が生まれる。 #br |登場作品|ジャンル|使用者|備考|h |悪徳の都|小説|アール・スワガー|−| |悪徳の都|小説|フレンチ・ショート|M1928| |悪徳の都|小説|カーロ・ヘンダスン|M1928| |アンタッチャブル|映画|エリオット・ネス|M1921| |コンバット|TVドラマ|サンダース|−| |ジョジョの奇妙な冒険|漫画|ジョセフ・ジョースター|−| |戦略大作戦|映画|ケリー|−| |戦略大作戦|映画|ビッグ・ジョー|−| |パールハーバー|映画|アール|−| |バンド・オブ・ブラザース|TV映画|ロナルド・スピアーズ|−| |プライベート・ライアン|映画|ジョン・Ｈ・ミラー|−| |魔弾|小説|ジム・リーツ|−| |魔弾|小説|ロジャー・エヴァンス|−|
