*マグプル MASADA / MAGPUL MASADA 【突撃銃】
#ref(masada1.jpg,center,nolink,アジャスタブル・カービンストック、オリジナルマガジン、14.5インチバレル、スコープ、フォアグリップ(SureFire製M910)、サプレッサー、バイポッド装備)
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|全長|重量|口径|装弾数|発射形式|製造国|h
|−|3.175kg(14.5インチ銃身,弾倉ナシ)|[[5.56mm×45&br;7.62mm×39&br;6.8mm SPC>口径#RifleAmmo]]|20/30|S or S/F|アメリカ|

 “MAGPUL(マグプル)”は、弾倉につけるゴム製ストラップで、その名のとおり、ポーチから弾倉を素早く引き抜くための優れたアクセサリーとして、その名が知られていた。これを開発したその名も「マグプル」社は、その後も外観と機能性とに優れた(主に[[ポリマー>ポリマーフレーム]]素材の)小火器用アクセサリーを次々と発売し、いずれも好評を博していた。
 そんなマグプル社が2007年、とうとう銃火器そのもの――それも[[SCAR>FN SCAR]]や[[XM8>HK XM8]]に並ぶ次世代ライフル――を開発してしまった。それが「MASADA」である。名称はイスラエルにある、かつて難攻不落の要塞があった山の名前からとられたという。

 マグプル社社長いわく「軍に頼まれたわけでもなく、ただ理想のライフルを造ろうと思い造っただけ」だとか。そのプロトタイプは、開発開始から完成までわずか4ヶ月しかかからなかったらしい。
 基本的な設計は、既存のライフルのいいとこどりとなっている。機関部は[[AR18>アーマライト AR18]]の[[ガスオペレーション]]メカニズムを採用し、ボルト部は[[AR15/M16>コルト AR15A2]]のそれそのものである。セレクター操作はドイツの[[G3>HK G3]]系を踏襲したものだが、トリガーユニットはこれまたAR15/M16そのままであり、ボルトと並んでサードパーティーのAR系パーツが組み込み可能である。金属製アッパーレシーバーと軽量なポリマー製ロワーレシーバーの組み合わせはベルギーの[[SCAR>FN SCAR]]に倣ったものといわれている。
 コンセプトは「Adaptive combat weapon system」。つまり[[変貌できる戦闘銃>システム・ウェポン]]であり、古くは[[ストーナー>CG M63]]が挑戦し、近年ではSCARやXM8などが実現した最新の歩兵銃トレンドである。MASADAではストック、[[ハンドガード]]はもちろん、バレルまでも工具なしで、素早い交換が可能となっており、使用状況に応じたオプションが選択できるという。
 オプションはマグプル社らしい、様々なものがデザインされている。バレルは、[[CQB]]モデルの10.5インチから、スナイパー向けの20インチまで用意され、ハンドガードは、長さやレールの有無などが異なるポリマー製とアルミ製のものが各種。ストックも固定タイプ、スナイパー向けのアジャスタブルタイプ、[[カービン>騎兵銃]]向けの伸縮折畳みが可能なものの3種が用意されている。また、各所に[[ピカティニーレール]]が装備され、各種拡張デバイスにも対応できる。
 各種レバー類は[[アンビデクストラス>アンビ]]とされ、構えを左右スイッチしても、不都合なく操作可能となっている。プロトタイプではコッキングレバーが機関部に配されていたが、製品版ではフォアエンド上部に移設された。
 マガジンは各口径の既存のマガジンも使えるほか、マグプル独自のマガジンも開発されており、すでにMASADA用5.56mmマガジンは、AR15/M16用のアクセサリーとして販売されている。

 MASADAは発表後まもなく、AR15系クローンで有名なブッシュマスター社が、製造・販売権を買い取り、「ブッシュマスターACR」として販売される予定だった。しかし、その後ブッシュマスターと同資本下にある[[レミントン]]社も供給元として名乗りを挙げ、前者は民間市場に[[セミオート]]オンリーの製品を、後者は「レミントンACR」の名で、軍・法執行機関向けに[[フルオート]]射撃が可能なセレクティブファイアの製品を供給することとなった。市場価格はオプションにもよるが、いずれも2010年時点で2000〜3000ドル台と非常に高価で、AR15系ライフル/カービンの2〜3倍となっている。

 2009年には、MASADAの7.62×51mm NATO(.308 WIN)モデル「MASSOUD(マスード)((アフガニスタンの政治家・活動家で、北部同盟の指導者であった故アフマド・シャー・マスードにあやかったものらしい。))」が発表されている。目下開発中のモデルで、発表時には実射可能なプロトが公開されていた。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[HOME FRONT]]|−|−|項目参照|
|[[MAG]]|−|−|項目参照|
|[[OPERATION7]]|−|−|項目参照|
|[[Seven Years Of War]]|−|−|項目参照|
|[[学園キノ>キノの旅]]|−|−|項目参照|
|[[ゴーストリコン フューチャーソルジャー]]|−|−|項目参照|
|[[コール オブ デューティ: モダン・ウォーフェア2]]|−|−|項目参照|
|[[コール オブ デューティ: モダン・ウォーフェア3]]|−|−|項目参照|
|[[ターミネーター4>ターミネーター]]|−|−|項目参照|
|[[トランスフォーマー:リベンジ>トランスフォーマーシリーズ]]|−|−|項目参照|
|[[バトルフィールド 3]]|−|−|項目参照|
|[[緋弾のアリア]]|-|-|項目参照|
|[[ペーパーマン]]|−|−|項目参照|
|[[メタルマックス3 夢見るカルメン>メタルマックス]]|−|−|項目参照|
|[[ヨルムンガンド]]|−|−|項目参照|

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CENTER:このページの画像は[[Magpul Industries>http://www.magpul.com/]]から転載しています。
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