マイウェイ 12,000キロの真実 / 마이 웨이 (英題:My Way)

2011年、韓国映画
監督:カン・ジェギュ

・ストーリー
 日本統治時代の朝鮮、京城。朝鮮憲兵隊司令官を祖父にもつ長谷川辰雄(オダギリジョー)は、家の使用人の息子キム・ジュンシク(チャン・ドンゴン)と共に育ち、やがて二人はマラソンで一二を競い合うライバル同士となった。だが辰雄の祖父がテロによって殺害され、ジュンシクの父に疑いがかけられたことで、ジュンシクは家族共々追い出されてしまう。その後はマラソン選手を夢見ながらも人力車の車引きとして働くジュンシクだったが、東京オリンピック日本代表選抜戦に出場できることになり、祖父の死から朝鮮人を憎む辰雄との因縁の対決に臨む。だがジュンシクが優勝したにもかかわらず、朝鮮人を日本代表にしたくない陸上連盟は彼を失格処分とし、ジュンシクの抗議に端を発して朝鮮人の群衆が暴徒と化してしまう。一方勝負に負けた辰雄は自らマラソンの道を捨てた。
 暴動を扇動したとして逮捕されたジュンシクと同僚のジョンデ(キム・イングォン)は、懲罰として日本軍へ強制的に入隊させられ、満州へと送られた。だがノモンハン事件が発生し、ジュンシク達は戦火へ身を投じることになる。更に部隊長として新たに赴任してきたのは、部下への特攻命令も辞さない鬼の陸軍大佐となった辰雄であった………

・作品解説
 朝鮮人と日本人が戦争の時代に翻弄され、ノモンハン事件・モスクワ戦・ノルマンディー上陸作戦と転戦しながらも、対立から友情を育む姿を描いた戦争映画。監督は『シュリ』『ブラザーフッド』のカン・ジェギュ。ノルマンディー上陸作戦で朝鮮人とされるドイツ軍捕虜がいたという実話を基にしている。銃器を含む軍事考証では突っ込みどころ満載の映画である。

使用者銃器名備考
キム・ジュンシク
(金俊殖)
三八式歩兵銃?銃剣付きもあり
USSR モシンナガンM1891/30?
マウザー Kar98K?発砲なし
グロスフス MG42
九七式手榴弾
長谷川辰雄十四年式拳銃
USSR トカレフ
USSR モシンナガンM1891/30?発砲なし
マウザー Kar98K?
グロスフス MG42
九九式破甲爆雷実物より大きい
火炎瓶
イ・ジョンデ三八式歩兵銃?銃剣付きもあり
USSR モシンナガンM1891/30?
シュエライマウザー Kar98KZF?スコープ装着
三八式歩兵銃?I-16戦闘機を一発で撃墜
チュンボク三八式歩兵銃?
クァンチュン
ミヌ
野田軍曹USSR モシンナガンM1891/30?長谷川と奪い合う
向井少佐十四年式拳銃後期型
発砲なし
火炎瓶
日本陸軍兵士
朝鮮人兵士
三八式歩兵銃?銃剣付きもあり
USSR モシンナガンM1891/30?モスクワ戦で使用
九二式重機関銃モドキ機関部の形状が異なる
保弾板ではなく弾帯を使用
九九式破甲爆雷実物より大きい
自爆攻撃に使用
刺突爆雷
火炎瓶
ソビエト赤軍兵士USSR モシンナガンM1891/30?銃槍付きもあり
USSR DPBT-5戦車の砲塔上部ハッチに搭載*1
USSR マキシムM1910/30防盾付きソコロフ・マウント
督戦隊が使用
火炎放射器形式不明
収容所警備兵USSR PPSh411940年の時点で所持
発砲なし
USSR モシンナガンM1891/30?
NKVD将校USSR トカレフ
ドイツ陸軍兵士
東方部隊兵士
マウザー Kar98K?
ラインメタル/マウザー MG34
グロスフス MG42モスクワ戦の時点で多数使用
USSR PPSh41モスクワ戦で使用
USSR DP
ドイツ陸軍将校ワルサー P38発砲なし
アメリカ陸軍兵士スプリングフィールド M1
ウィンチェスター M1着剣ラグ付きもあり
マウザー Kar98K?M1などに交じって所持
トンプソンM1A1
US MkII手榴弾

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*1 実際のBT-5戦車の副武装は同軸機銃のDT

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