*ボディアーマー / Body Armor [#cfc16bb2] 一般には防弾チョッキの名前で知られている、銃弾や爆弾の破片からの防護を目的とした衣服。第二次大戦後からアメリカを主とした各先進国(云い換えると人命重視の国)のあいだで普及し始め、その材質も鉄板からより軽量より高性能を求めてケブラーやスペクトラ、最近ではザイロンへと移り変わっている。 また、セラミックなどの防弾板を入れることで防弾性を極めて高くしている物も軍用では多い。 国際規格(NIJ規格0101.03)で決まっているボディアーマーの防弾性能は下表参照。 |防御クラス|ストップ可能な銃弾レベル|h |~I|[[.22LR>口径]]| |~II-A|[[9mmx17>口径]]| |~II|[[.357Magnum、9mmParabellum>口径]]| |~III-A|[[.44Magnum>口径]]| |~III|[[.30Tokarev、7.62mmx39>口径]]| |~IV|[[.30-06>口径]][[徹甲弾>アーマーピアシング]]| もっとも、いくら厚いボディアーマーを着ても、弾が貫通しないだけで衝撃はそのまま伝わるので被弾すれば打撲や骨折は当然するし、下手をすればそれだけで致命傷になる。結局の処、最も有効な銃弾対策は如何に当たらないようにするかである。 余談だが、[[トカレフ>USSR トカレフ]]等に使われる7.62mmトカレフ弾(特にロシア製)は、材料費節約のため通常弾であっても鉛でなく軟鉄を弾頭にしている事が多い。ボディアーマーをも貫く原因の一つである。 ---- #pcomment
