*ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火 / Белый тигр (White Tiger) RIGHT:2012年、ロシア映画 RIGHT:監督:カレン・シャフナザーロフ &size(20){''・ストーリー''}; [[独ソ戦]]の最中、攻勢を続けるソ連軍に思わぬ敵が現れた。「ホワイトタイガー」と呼ばれる、白みを帯びたタイガー戦車が、たった一輌でソ連軍の戦車部隊をことごとく撃破してしまうのだ。そうして撃破された戦車の中から全身に大火傷を負った戦車兵が発見される。彼は驚異的な回復をみせるも、身元不明で過去の記憶が無かった。イワン・ナイジョノフ(発見されたイワン)と名付けられた上で前線に戻された彼は、操縦手としての腕前は確かだが「戦車の声が聞こえる」と口にし、頭がおかしくなったと見做される。 ソ連軍では事態を打開すべく、ジューコフ元帥直々にホワイトタイガーの捜索と撃破が下令される。担当となったフェドトフ少佐はナイジョノフに興味を持ち、彼を改良型T-34-85戦車の操縦手兼車長に任命してホワイトタイガーにぶつけることにした。やがてナイジョノフの予言通り、ホワイトタイガーが森の中から霧と共に姿を現し、彼はT-34を駆って対決に臨む。 戦いを見守るフェドトフ少佐は、独ソ両軍で噂される圧倒的な強さ誇る謎のタイガー戦車と、奇跡の復活を遂げた謎の戦車兵に、人智を超えた何かを感じ始める…… &size(20){''・作品解説''}; 独ソ戦を舞台にした戦車対決のミリタリーアクションのように宣伝されたが、実はミリタリーファンタジーと言うべき作品。 原作はロシアの作家イリヤ・ボヤショフの小説『Танкист, или Белый тигр』で、この題名は『白鯨』のオマージュである((英語に訳せば「Tank crew, or White tiger」。『白鯨』のロシア語題名が『Моби Дик, или Белый кит』で「Moby Dick, or White whale」の意味))。 本作の為に製作されたティーガーI戦車の1/1レプリカは、その完成度の高さからロシア国外でも注目を集めたが、強度が足りなかったらしく、結局撮影には使用されなかった。作中に登場するホワイトタイガーはIS-2戦車の改造車輌である。 |使用者|銃器名|備考|h |イワン・ナイジョノフ|[[USSR トカレフ]]|−| |フェドトフ少佐|[[エルマベルケ MP40>短機関銃/エルマベルケ MP40]]|発砲なし| |~|[[USSR トカレフ]]|~| |シャリポフ大尉|[[エルマベルケ MP40>短機関銃/エルマベルケ MP40]]|~| |ソ連兵|[[USSR モシンナガン M1891/30>小銃/ロシア帝国 モシンナガンM1891]]|−| |~|[[USSR SVT-40>自動小銃/USSR SVT]]|−| |~|[[USSR PPSh41>短機関銃/USSR PPSh41]]|マガジンは[[ドラム型>ドラムマガジン]]と箱型の両方が登場| |~|[[USSR PPS>短機関銃/USSR PPs43]]|恐らくPPS43| |~|[[USSR DP]]|−| |~|USSR マキシム M1910/30|ソコロフ銃架に搭載して牽引| |~|[[USSR PTRD1941]]|担いで運搬| |~|[[USSR DT>USSR DP]]|T-34-85の車載機銃| |~|[[USSR DShKM>USSR DShK]]|ISU-152の車載機銃| |~|USSR 76mm師団砲 M1942 (ZIS-3)|−| |−|DE 7.5cm Pak 97/38|冒頭のシーンで破壊されている| |~|ラインメタル 7.5cm Pak 40|廃村に放置されてある| ---- #pcomment