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*ホイールロック / wheel-lock [#s5a1234b]

 1505年頃ドイツ・ニュルンベルクで考案され、1540年代に普及し始めた前装銃の点火方式の一つで、火打石の原理を応用し左向きのコック((鶏頭の意味))と呼ばれる部分に挟まれた黄鉄鉱を専用のスパナで巻き上げたバネで回転させた歯車に叩きつけ、火花を起こして火皿の発射薬に点火する。
 [[火縄銃]]に比べ悪天候に強いが、構造が複雑で高価な上に修理には専門家の手が必要な為に主にドイツのレイターなどの騎兵や、貴族などある程度裕福な階層が護身用の[[拳銃]]や[[猟銃]]として使用した。そのため[[エングレーブ]]などの加工がされた物も多く作られた。
 また火種が不要になったことから銃を服の中などに入れることが可能になり、その結果拳銃が大きく発展することになった。
 [[火縄銃]]に比べ悪天候に強く、また火種が不要になり銃を服の中などに入れることが可能になったことで[[拳銃]]が大きく発展することになったが、構造が複雑で高価な上に修理には専門家の手が必要な為、主にドイツのレイターなどの騎兵や、貴族などある程度裕福な階層が護身用の拳銃や[[猟銃]]として使用した。
 そのため[[エングレーブ]]などの加工がされた物も多く作られた他、斧やメイス、ウォー・ハンマーやハルバードといった近接用の武器と組み合わせた物も作られた。
 日本では『鋼輪』式や『歯輪』式、あるいは『輪燧』式とも呼ばれる。 
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