*ベレッタ ARX160 / Beretta ARX160 【突撃銃】
#author("2024-03-07T20:56:15+09:00","default:user","user")
*ベレッタ ARX160 / Beretta ARX160 【突撃銃】 [#i0c7b5c4]
#ref(Beretta_ARX160.jpg,center,nolink,ベレッタ ARX160)
|銃身長|全長(ストック短縮時/延長時)|重量|口径|装弾数|連射速度|発射形式|製造国|h
|~12in|580(755/820)mm|3.0kg|[[5.45mm×39&br;5.56mm×45&br;6.8mm×43&br;7.62mm×39>口径]]|30/100|700発/分|S/F|イタリア|
|~16in|680(855/920)mm|3.1kg|~|~|~|~|~|

 イタリア軍が制式採用している[[AR70/90>ベレッタ M70]]の後継として、ソルダートフトゥーロ計画(未来兵士計画、イタリア版フューチャーソルジャー)下で開発された[[突撃銃]]。開発は[[ベレッタ]]社が担当し、同銃に装着するアンダーバレルタイプ[[グレネードランチャー>擲弾発射器]]「GLX160」とともに2008年に発表され、イタリア軍で試験採用されている。

 本体はその多くを[[ポリマー>ポリマーフレーム]]製とし、エルゴノミクス(人間工学)に基づいた構成としている。レシーバー上部と[[ハンドガード]]左右及び下部に合計4つの[[ピカティニーレール]]と、バックアップ用の[[フリップアップサイト>オープンサイト]]を装備する。セレクターレバーと[[マガジンリリースボタン>マガジンキャッチ]]([[トリガーガード]]下部にもあり、合計3つ)は[[アンビ]]仕様。[[コッキング]]ハンドルも左右に交換が可能。[[バットストック>ストック]]は、サイドスイング及び4ポジションで折畳・伸縮する。
 本銃の特色として、左右にそれぞれ計2つの排莢口が設けられている。左右は同時に開放される仕組みで、パーツの組み換えなしに排莢方向を左右スイッチすることが可能となっている。このスイッチング操作は、レシーバー側面、ストック基部近くの穴に弾丸の先端か、それ相応の硬く尖ったものを押し込むだけで可能であり、非常に画期的なものとなっている。排莢方向切り替えは[[ブルパップ]]ライフルではよく見られる設計だが、従来型のライフルでは珍しい。他にも、分解・メンテナンス性の向上のためピンフリー設計とし、[[機関銃]]に見られるクイックチェンジバレル((ハンドガード付け根のレバーがスイッチとなっている))を採用するなど、既存のものながら独特の設計を各所に採用している。
 なお、現在は軍用では[[5.56mm NATO弾>5.56mm x45弾]]と[[7.62mm×39弾>7.62mm x39弾]]モデルのみだが、ベレッタ社の資料によると他の弾薬にも対応するマルチキャリバー設計となっているようだ。カザフスタンでは7.62mm×39弾モデルの採用が確認されている。この他、セミオート版の「ARX100」、アメリカ向けに[[.22LR弾>口径]]で動作するブローバック方式の「ARX160 .22LR」などのバリエーションがある。
 初期には.22 LR弾の短銃身モデルを「ARX169」、肉厚のヘビーバレルと[[バイポッド]]を装備させ[[Cマグ>ドラムマガジン]]を装着した[[分隊支援火器>SAW]]として使用することが出来るモデルを「ARX160ヘビーアサルトライフル」と呼称していたが、現在ではラインナップからは外れている。
 本体はその多くを[[ポリマー>ポリマーフレーム]]製とし、エルゴノミクス(人間工学)に基づいた構成としている。レシーバー上部と[[ハンドガード]]左右及び下部に合計4つの[[ピカティニーレール]]と、バックアップ用の[[フリップアップサイト>オープンサイト]]を装備する。セレクターレバーと[[マガジンリリースボタン>マガジンキャッチ]]([[トリガーガード]]下部にもあり、合計3つ)は[[アンビ]]仕様。[[バットストック>銃床]]は横方向に折畳可能で、4段階で伸縮する。
 本銃の特色として、レシーバーの左右に計2つの排莢孔が設けられ、パーツの組み換えなしに排莢方向を左右スイッチすることが可能となっている。このスイッチング操作は、レシーバー側面、ストック基部近くの穴に弾丸の先端か、それ相応の硬く尖ったものを押し込むだけで可能であり、同時に[[コッキングハンドル]]も左右いずれかに押し込み突出させることで、操作をスイッチできるなど、非常に画期的なものとなっている。排莢方向切り替えは[[ブルパップ]]ライフルでは見られる設計だが、従来型のライフルでは珍しい。他にも、分解・メンテナンス性の向上のためピンフリー設計とし、[[機関銃]]に見られるクイックチェンジバレル((ハンドガード付け根のレバーがスイッチとなっている))を採用するなど、既存のものながら独特の設計を各所に採用している。

 ソルダートフトゥーロ計画では、ARX160に装着するICWS照準装置とGLFCS(グレネード射撃コントロール装置)が、同国のガリレオ社によって開発されている。ICWSはIR(赤外線)タイプの[[ナイトビジョン>暗視装置]]を内蔵し、[[スコープ]]と[[ダットサイト]]などが組み合わされて、昼夜共に遠近いずれのレンジでも照準が行える。またTVカメラを備え、照準画像は射手が装備しているヘッドアップ・ディスプレイでも見ることができる。
 各種軍用小銃弾に対応するマルチキャリバーを企図した設計で、[[5.56mm NATO弾>5.56mm x45弾]]モデルとカザフスタンでの採用が確認されている[[7.62mm×39弾>7.62mm x39弾]]モデルの他、2015年には[[7.62mm×51弾]]仕様モデル「ARX-200」が発表された。排莢方向の切り替え機能がない以外はARX160と機能面では同一であるが、単なる口径違いモデルではなく、イタリア軍の要求に応じた[[DMR>選抜射手]]としての機能を重視した高精度の設計となっている。メーカー公称の[[集弾率]]は1.5[[MOA]]となっており、5.56mm NATO弾や7.62mm×39弾にコンバートして小口径のDMRとして運用する事も可能となっている。また7.62mm×51[[マガジン]]は、NATO標準規格だけでなく[[SR-25>ナイツ SR-25]]マガジンにもアダプタによって対応するとされている。
 この他[[セミオート]]版の「ARX100」、アメリカ向けに[[.22LR弾>口径]]で動作する[[ブローバック]]方式の「ARX160 .22LR」などのバリエーションがある。初期には.22 LR弾の短銃身モデル「ARX169」、肉厚のヘビーバレルと[[バイポッド]]を備え[[Cマグ>ドラムマガジン]]を装着した[[分隊支援火器>SAW]]として使用する「ARX160ヘビーアサルトライフル」というモデルが発表されていたが、のちにラインナップからは外れている。

 グレネードランチャーのGLX160には、ピストルグリップと[[M1014>ベネリ M4]]と同様の伸縮ストックを備えたスタンドアローンモデルも存在する。
 ソルダートフトゥーロ計画では、ARX160に装着するICWS照準装置とGLFCS(擲弾射撃統制装置)が、同国のガリレオ社によって開発されている。ICWSはIR(赤外線)タイプの[[ナイトビジョン>暗視装置]]を内蔵し、[[スコープ]]と[[ダットサイト]]などが組み合わされて、昼夜共に遠近いずれのレンジでも照準が行える。またTVカメラを備え、照準画像は射手が装備しているヘッドアップ・ディスプレイでも見ることができる。

 現在、アルバニア軍の特殊部隊、メキシコ軍、トルクメニスタン軍などで採用が決まっているという。
 現在、アルバニア軍の特殊部隊、メキシコ軍、トルクメニスタン軍など10数か国で採用されている。グレネードランチャーのGLX160の方については、カザフスタンとトルクメニスタンでARX160と共に採用されており、日本では[[20式小銃>豊和工業 20式5.56mm小銃]]のアドオンとしてランチャー単体が採用されている。

|登場作品|ジャンル|使用者|備考|h
|[[007]]|−|−|項目参照|
|[[Alliance of Valiant Arms]]|−|−|項目参照|
|[[Call of Duty:Modern Wafare:Mobilized>コール オブ デューティ: モダン・ウォーフェア2]]|−|−|項目参照|
|[[OPERATION7 RELOAD>OPERATION7]]|−|−|項目参照|
|[[TAXi ダイヤモンド・ミッション>TAXi#aed586bf]]|−|−|項目参照|
|[[アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝>アンチャーテッド#uc4]]|−|−|項目参照|
|[[うぽって!!]]|−|−|項目参照|
|[[ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり]]|−|−|項目参照|
|[[コール オブ デューティ: アドバンスド・ウォーフェア]]|−|−|項目参照|
|[[コール オブ デューティ: ゴースト]]|−|−|項目参照|
|[[コール オブ デューティ モダン・ウォーフェアIII]]|−|−|項目参照|
|[[コルト45/孤高の天才スナイパー>コルト45 孤高の天才スナイパー]]|−|−|項目参照|
|[[さばげぶっ!]]|−|−|項目参照|
|[[スプリンターセル ブラックリスト>スプリンターセル#scbl]]|−|−|項目参照|
|[[ソードアート・オンライン]]|−|−|項目参照|
|[[ドールズフロントライン]]|−|−|項目参照|
|[[バトルフィールド 4]]|−|−|項目参照|
|[[ヒットマン アブソリューション>ヒットマン(アイドス インタラクティブ)]]|−|−|項目参照|
|[[ヒットマン アブソリューション]]|−|−|項目参照|
|[[ペーパーマン]]|−|−|項目参照|
|[[ラキア]]|−|−|項目参照|
|[[リコリス・リコイル]]|−|−|項目参照|
|[[ルパン三世]]|−|−|項目参照|
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CENTER:このページの画像は[[ベレッタ ディフェンス>http://www.berettadefence.com/]]から転載しています。
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