#author("2018-09-12T17:22:09+09:00","default:user","user")
*フリントロック / Flint-look [#s5a1234b]

 17世紀後期にスナップハンス・ロック(燧発)式から発展し完成した前装銃の点火方式の一つで、 右向きの[[ハンマー]]に挟まれた燧石をバネを使いバッテリーと呼ばれる鋼鉄の部品に叩きつけ、火花を起こして火皿の上の発射薬に点火する。
 [[ホイールロック]]方式と違い歯車が不要になったことで比較的安価に製造することが可能で、そのことからヨーロッパで爆発的に普及して銃の主力となった。ただし湿気に弱いという欠点があり、インドの様に高温多湿の気候や砂埃でうまく作動せずに従来の[[火縄銃]]の方が多用される地域もあった。
 また火種が不要になったことから火が燃え移る心配がなくなり、その結果兵隊同士で密集形態を執ることが可能になり、歩兵の戦術が大きく変更されることになった。
 日本では『燧石』式や『火打石』式とも呼ばれる。 
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