*フリーフローティングバレル / Free floating barrel
 フリーフローティングバレルとは、バレル(銃身)が機関部のみと結合されており、それ以外の部品が触れていない構造を指す。現在は狩猟用もしくは競技用ライフルや、軍・法執行機関の装備する[[狙撃銃]]など、長距離精密射撃を行う銃器の一般的な構造となっている。

 フォアエンド、もしくは[[ハンドガード]]が銃身に接している旧来の構造のライフルでは、射手がハンドリングしたさいの僅かな負荷が、長距離の射撃において無視できない誤差を生じさせ、命中精度に影響が出てしまう。そこで、銃身とフォアエンドの距離を離したり([[ブレーザー R93>小銃/シグブレーザー R93]]、[[PGM ウルティマラティオ>小銃/PGM ウルティマラティオ]]など)、ハンドガードを機関部にのみ固定する([[KAC SR-25>ナイツ SR-25]]など)ことで、銃身への干渉を防いでいる。
 近年では、銃身をフリーフロート仕様とするうえで、アッパーレシーバーとハンドガードをモノリシック(一体化)として、構造強度を増した設計の銃も見られる([[FN SCAR]]、[[LMT MRP]]など)。
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